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経営の見える化「私は会社が大好き!」Vol.2

能勢鋼材株式会社の試み②

☆前回の記事はコチラ>>

ワークショップのテーマは「自分たちの共創共栄」。

共創共栄』は能勢鋼材の経営理念で「共に時代を創り、共に幸せになる」という意味です。

言葉ではわかっていても、本当に自分のこととして腹に落とすのは、特に若い人には難しいかもしれません。

ワークショップ当日、大阪本社、滋賀工場から18名の社員が集まりました。入社1年目から40代の中堅社員まで、いろいろな部署から集まったメンバーです。

企画はODC会員である合同会社manoの西川さんと淺田さんにお願いし、お二人と大阪デザインセンターの内海がファシリテーターを務めました。


アイスブレイク「マシュマロチャレンジ」

まず、18人を3つのチームに分けます。

パスタ、テープ、マシュマロを使って自立可能なタワーを作り、最も高いタワーを作ったチームが優勝です。

メンバーが知恵を出しあって協力しなければ勝てません。皆さん必死です(笑)

マシュマロチャレンジの様子


第1ワーク「メタファーワーク」

場が和んだところで、第1ワークとして、まずは能勢鋼材の強みを何かに例えながら考えます。

車、食べ物、動物の写真を切り抜きながら、
「能勢鋼材は餃子だね」
「どうして?」
「だって、みんな好きでしょ」
という会話をしながら、写真とその理由を書いた付箋をぺたぺた貼っていきます。

たくさん貼れたところで、最後に写真のイメージから象徴的ワードを真ん中にどーんと書きました。

3チームから出てきた能勢鋼材の象徴ワードはなんだったでしょう!
 
それは、動物園携帯です。
 
動物園はいろんな人がいて楽しくてという感じでしょうか。
 
海は生命の源や世界を股にかけるという壮大な感じです。
 
携帯は小さいけどなくてはならないもの。
 
それぞれ、よく考え、能勢鋼材の特徴をあらわしているように思います。

メイク・フューチャーの様子①


ここでちょっとブレイク

第2ワークに入る前、オブザーバー参加していた社長や幹部にいったん部屋からでていただきました。

そして、経営陣の描く「共創共栄」と第1ワークで社員が出した能勢鋼材のイメージのズレをチェックしました。

社員が社長について知っていること、社長について知らないこと、社長に知ってほしいこと、そして社長の想いについて自分たちができることを書き出しました。

経営陣がいないと、なかなか面白い、または経営陣にとって耳痛いことも出てきました。

そして、一つ一つについて、社長にコメントをしていただきました。

メイク・フューチャーの様子②


第2ワーク「メイク・フューチャー」

次に、未来のゴール、目指す姿を考えました。

〇年後の能勢鋼材はこうなっていたいという目標を掲げ、そのために、今日からやるべきことは何かをみんなで書き出していきました。

ここでも3チームすべてやり方も目指す言葉も違うものが出てきました。

  1. 関わる人すべてを幸せにする会社

  2. みんなが入社したい会社

  3. 世界中を!

それぞれ言葉は違えど、素敵な会社にしたいという想いは同じではないでしょうか。

そして、力を合わせて目標を作りそこまでの道のりを考えたあとの各チームのメンバーは輝いていました。

メイク・フューチャーの様子③


今回、ワークショップのファシリテーションをして一番感じたことは、小さい不満はたくさんあるけど、みんな「会社が大好き!」なんだということでした。

これって本当に素晴らしいことだなぁと、私自身も感動を覚えていました。

文責 大阪デザインセンター 内海


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