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ホームオフィス

by リバーデザインフィールド 河原 修治

在宅ワークからホームオフィスへ

4月初旬に3Dプリンターなどの機材を大阪市内の事務所から自宅に移して在宅ワークを続けていました。クライアントとの打合せはリモート会議がメイン、非常勤講師をしている大学の授業はオンライン授業で、と外出する機会が極端に減りました。事務所に行くのは飼っている熱帯魚の餌やりに週に1~2度ほど。

そんな状態をしばらく続けていましたが、7月にオフィスを完全に自宅に移しました。

ホームオフィス化してみて

通勤時間がゼロになる、駅まで歩かない、電車に乗らない、外に出なくていい、昼食を家族と食べる、帰りにちょっと一杯ができない、等々は在宅ワークの時と同じ。大きく異なるのは大阪市内に拠点がなくなることと、経費が削減できること。

賃料や交通費等の経費が削減できるメリットは明白ですが、便利の良い場所に拠点がなくなることでどのような影響が出てくるのでしょうか。ホームオフィス化してまだ日も浅いので手探り状態が続いています。

例えばクライアントや協力会社とのミーティングは、どんな形になっていくのか。
従来から続いているクライアントとはリモート会議でもほぼ大丈夫なことは自粛期間中に確認できましたが、新規のクライアントとなるとどうなのか?

何かの記事で読んだのですが、リモート会議のように視覚と聴覚だけで会話するだけでも脳は「つながった」と錯覚するのですが、実はそれだけでは信頼関係までは構築できない。人は嗅覚など五感すべてを使って他人を信頼する生き物なのだ、とのこと。ちょっとわかるような気もします。

ポストコロナ社会での人との出会いや顔合わせ、話し合いはどんなスタイルになって行くのか。リモート会議に加えて、大阪市内のコワーキングスペースの利用なども試しつつ、少しずつ様子を見ながら模索して行こうと思っています。

自由な気持ちを思い出す

コワーキングスペースもレンタルスペース的なものからファブラボタイプのものまで様々なスタイルがありますが、私が利用しようとしているのは、これまで弊社事務所が入っていたオフィスビルにあるミニ図書館のようなワーキングスペースです。ビルのオーナーさんの趣向もあってテナントさん同士が和気藹々とした雰囲気で知り合いも多く、居心地良いのがその理由です。

設備やコストも重要ですが、これまで築いてきた人と人との関係がやはり一番大切で、それはポストコロナ社会になっても変わりません。

これまでと環境が変わって新しい生活が始まる、というのは理屈抜きにとりあえずワクワクします。

30年近く前に会社員をやめて、一人で事務所を立ち上げた頃の自由な気持ちを最近思い出しています。

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リバーデザインフィールド
プロダクトデザインを中心に医療機器、産業機器から家電製品、生活雑貨まで様々な製品のデザインを行っています。
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https://www.makuake.com/project/riverdesignfield/

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