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映画「ジュリー&ジュリア」感想 50年を隔てた料理に捧げた二人の女性の物語

料理会で絶大な知名度がある女性とその女性の本からレシピを毎日実践する女性。時代が本を出版した年と、ブログを書く年は大きく離れているようだが、料理で繋がっている。ブログあるあるで、ジュリーはブログにジュリアのレシピの料理を毎日1年間公開していくが、徐々にブログを書くこと、反応をもらうことがメインになってしまい、夫との関係が悪くなってしまう。反応があり、ブログから本を出版する可能性が高まると、書くだけでは満足できなくなってしまい、反応欲しさにブログを書くことになる。承認欲求が出てきてしまい、段々とブログを書くことで、日常生活まで悪化するのは現実でもあるかもしれない。ここがリアルだった。

何かに熱中するのは非常に大事であり、人生を変える。本作では、50年という月日を一冊の本で突き抜けた。しかも、ジュリアはアメリカの人向けに料理を教えたいという素朴な願いから始まっているのが、ここまで他人の人生を変えてしまう。料理は奥が深い。

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