見出し画像

映画「こんにちは、母さん」吉永小百合さんが演じる母の恋愛

②実家に帰ったら、母が恋をしている。昭夫は母である福江に勘弁してくるよ〜というが、恋をして福江はめちゃくちゃ美しくなっていく。吉永小百合さんの演技も良い。人は恋愛でかっこよくなったり、美しくなったりする。まあ、個人の実感だが。恋をし始めた福江はすごく美しい。そこに昭夫が絡みだすが、近所の仕事仲間や孫が応援することで、福江の恋は前に進み出す。恋をすると人は変わるし、第三者から見ると、それはとても美しく見える。実際、吉永小百合さんが演じる福江はキラキラしだして、すごく眩しい。人は何歳からでも恋ができる。夫はすでに亡くなっており、昭夫も家庭を持って大企業に勤めている。反対するのは昭夫ぐらいで、特に昭夫の娘が福江を応援する。何だか何歳になっても恋ってすごいなと思う反面、昭夫の気持ちも分かる。昭夫は離婚やリストラの問題をかかえていて、余裕がない状態であり、母の恋愛は昭夫にとっては問題にしか見えない。ただ、母も人間であり、一人で生活していて、恋をして精神的に充実してほしいとは思うはずだ。最終的に福江の恋は叶わないが、それでも恋をするのは素晴らしい。傷つくがそれでも後悔は少ないはずだ。なんだが福江がすごく若く、いや学生恋愛のような純粋さがあり、恋っていいなあと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?