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映画「パリピ孔明」感想 才能より売り方

■才能より売り方

パリピ孔明見ていると才能も大事だけど、売り方って大事なんだなあと。英子は孔明を感動させ、理想の生き方を見つけるぐらい才能があったけど、孔明がいなかったら劇中ほど売れていなかったはず。というのも、孔明がSNSやイベントを駆使して、英子の歌声が広く届くように調整したからだ。その届けるのが難しく、ただ歌うだけではダメというのが劇中初期の英子。如何にして、歌声をたくさんの人に届けることが難しいか。今でもYouTubeなどの動画サイトでバズらせる方法もある。しかし、拡散させるためには、機材や時間帯、コラボなど様々なことを行うことが必要だろう。YouTubeを見ていると、再生数が多い動画は編集が上手く、音響もよく、人が多い時間帯に新作動画を出しているを見る。今というか昔から歌と売り方はとても大事だと思った。物語終盤に出てきた仮面アイドルも衣装や動画、イベントの巧みさで売れている描写があり、売り方次第で状況はかなり変わる。この売り方を、三国志の戦いになぞらえて英子に実践していく。努力は報われるみたいに昔から散々聞いたが、才能プラス売り方にも努力しろということだろう。だからこそ、マーケティングの分野がどんどん発展していったのだろうし、ある意味で理想のプロデューサーは諸葛亮孔明なのかも。孔明がいたら才能あるもの導ける。ただ、孔明が感嘆するぐらい心に突き刺さる才能は必要ではあるのだが。アニメだからご都合主義はあるが、実際の歌手にも二人のような関係を構築しているコンビがいるかもしれない。


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