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映画「トラペジウム」感想 アイドルになりたい夢×メンバーの異なる夢と対立×憧れのアイドルの世界

■アイドルってなんだろう?東は西南北を利用してアイドルとして活躍しようとしていて、くるみが壊れようとしているのに、無理やり説き伏せようとして違和感があった。これって、東がアイドルを素晴らしいものと思っているだけで、それをメンバーに説明しないのが悪いと思った。まあ、悪い人ではなくて、アイドルを夢見ているからこそ、みんなが自分と同じようにアイドルになりたいと思っていた。東西南北というアイドルグループを失って初めて気づいた他人のこと。まあ、高校生だし仕方ないとは思う。練りに練ったアイドルプランが上手くいき、注目度も高くなっていき、新曲も次々出していける。フェスで東以外は口パクだった時にはアイドルへの違和感があったと思うが、煌びやかな世界で輝き続けられるから飲み込んだと思う。東からしたら二度とないチャンスをものにして、普通では味わえない芸能界にいて、まわりからチヤホヤされて、世間から注目されるアイドルの世界がすべてであり、関われること自体が素晴らしこと、そう思っているはず。しかし、それは他人からしたらアイドルはあくまで楽しくするもので、自分を偽って、流されるままに夢を諦めてまでするものではない。それが東は気づかなかったのだろうと。特にくるみはロボットの世界で活躍し、進学予定で将来もある程度見えている。それはアイドルではなかった。東はハッピーエンドにはなるが、東西南北として話し合うべきだったのでは?

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