映画「シティーハンター」安心できるシティーハンターフォーマットと王道
■今週の金曜日、ついにシティーハンターの最新作が劇場公開させる。実際にリアルタイムでTV版を見ていた世代は40、50代になるのではないか。それが最新の技術
アニメで作られる。2019年公開の作品はシティーハンターファンを楽しめる構成になっており、興行収入は15億円以上になった成功作だ。確かにシティーハンターは面白い。TV版にはスマホなどの現代技術はもちろん出てこないが、冴羽獠と槇村香のコンビと依頼者、さらに敵との会話やバトルは見ごたえがある。しかし、一番の魅力はシティーハンターのフォーマットにそって作られている点だ。基本的にシティーハンターは、
・美人の依頼者
・依頼者に迫る獠
・100トンハンマーを振り回す香
・依頼者に迫る敵
・獠と敵のバトル
・静止画を背景にしたED(Get Wild)
の流れになる。
実際に文字にすると、勧善懲悪であり、水戸黄門に似たStyleになっている。それは王道と呼ばれるものであり、見ている人に安心感を与える。君の名は。がヒットしたあたりから、この王道が作品にとって大事なのではないか?世間が物価高や賃金格差などの問題がある中で、先行きが見えないストーリーは不安を与える。王道はそんなときに安心して見れる作品なのだ。
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