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映画「シン・仮面ライダー」感想 平成ライダーをイメージしていると戸惑うが、見る人により評価が分かれる物語

公開から日数が経ったので、落ち着いて感想を書いていこうと思う。まず、アクションだが、クモオーグがピークかなと。あれは原作のドラマ第一話そのままで、今だと配信があるはずだがら見てみるといい。かなり、今風にリメイクさせているのが分かる。こーゆー感じで良かったのにと思うのは、わたしが平成ライダーを見ていたからだろう。アギトや龍騎、カブトやWあたりだ。それらのアクションを期待したがために、今回の新しいCGを駆使したアクションには拒否反応をしめしているのかもしれない。マーベルを目指しているかもしれないが、掛かるお金が全然違うので難しい。

アクション映画ならしっかりしたカメラを使うべきなのでは?とも思う。確か、パンフにiPhoneで撮影したとか何とか書かれていたように思うが、アクションは高いカメラでとっているよね?と気になってしまった。とにかく、蜂オーグとショッカーライダーの場面が暗すぎて何しているかわかりにくい。折角のダブルライダーの場面が暗くて見にくいのが残念だった。あとは、ラストの蝶オーグの泥臭い戦闘。ぐるぐるカメラが揺れるから、かなり気分が悪かった。車酔いに近い感覚だ。しかも、やけに長いので、苦しかった。人によるかもしれないが、素直なライダーアクションで良かったのではないかと感じる。蝶オーグもガス欠で、プラーナ不足もなんだかなあと。

実際、わたしのようなライダーを知っている層向けではないのかもしれない。オタク排除というか、まったくライダーを知らない人達向けなら分かる。本郷や一文字隼人、ルリ子の説明もしっかりある。アクション映画をリアルにして、感動できる物語なのかもしれない。シン・ウルトラマンのような、原作に準拠した、怪物バトルではなく、あくまで本郷を倒すリアルなアクション、段取りではなく、役者が動きを考えた素人、しかしリアルなアクションを目指したのかなと、ただ、役者が怪我する場合があり、かなりリスクの高い方法と言える。わたしとしてはかなり個性的な作品に思えた。前を歩いていた男性達が、これはシン・ウルトラマンと違って一回見たら十分と言っていたのが印象的だ。今週も本作のパンフを買っていた人が、これは人を選ぶ作品だと言っていたが、まさにそんな感じだ。特典は魅力的だったが、まだ二回目を見ていない。正直、コウモリオーグより後の展開が納得と言うが、腑に落ちないから見るのは躊躇する。ただし、一文字隼人が主人公となるなら続編は観てみたい。

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