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映画『キングダム 大将軍の帰還』感想@大迫力アクションとハリウッドに負けない撮影

■大迫力アクションとハリウッドに負けない撮影

・アクションが満点に近い印象。王騎の戦いは迫力があって最高だった。ハリウッドにも負けないシーンがあり、記憶に残る。特に王騎の一騎打ちの場面は迫力満点で、観ていてぐっとくるシーンだった。

・今回は全シーンが戦闘であり、かなりのお金を掛けて撮影しているのが分かる。日本ではなく、中国だろうと思われるシーンもあって迫力がすごかった。渓谷はあれは日本なのか分からないが、おそらくCGも組み合わせて撮影しているのだろうけど、上空からドローンを使って撮影しているはずで、昔ならできないような場面だった。大規模戦闘を上空から撮影すると、状況が分かるから、観客に絵で説明できるなと。

■大将軍と王騎とピンチでの士気

◯味方が絶対絶命の時に、王騎の一声で士気が上がり反撃の体制が整う。観ていたら、王騎についていきたくなるし、そーゆー人間はピンチのときにも強く味方を引っ張る人間でなければならない。言うのは簡単だが、行動を起こすのは難しい。だからこその大将軍である。

◯実際の生活でもピンチの時はある。仕事などは納期やミス発生の時だ。そーゆー時に適切に動ける人ができる人り王騎までとはいかないが、ピンチの時に行動できる人間を見て、真似をすることで切り抜けられる。頼りになる人間は乗り越えたピンチの数で形成されるのだろう。

■大将軍・王騎の魅力とは?

◯前作までは、有能な指揮官という印象だった。前線にいて、一声で味方の士気を上げて、兵士の顔を上げさせる。百戦錬磨の大将軍であり、常に冷静で戦いを視野を広くして見下ろしていた。信にとって目指すべき将軍。怒ることは表向きはなくて、味方を〜さん呼びするなど、筋肉質な外見とは逆に丁寧な言葉遣いで味方や敵すらも煙に巻いたりする。王騎の魅力はそーゆー部分だったのが前作までの彼。

◯本作だと、宿敵が出てくるからかなり感情が露わになってびっくりする。まあ、過去の話があるから当然といえば当然。戦闘シーンにも反映されていて、広告だけでも凄まじい迫力。正直、王騎の戦闘シーンだけでも観た意味がある。それぐら勢いがすごい。これまでの集大成の王騎で、大沢たかおさんの名演技も相まっていろんな感情がわたしの中に込み上がってくる。丁寧な物言いからの感情の高ぶり、さらに戦術家でありながら戦闘力も高い。複数の属性を持つ稀有なキャラ。


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