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映画「シン・仮面ライダー」感想 原作準拠の庵野作品 仮面ライダー×ダブルライダー×シン作品

賛否が分かれる作品ですね。仮面ライダーを知っているほど、理解しやすくなる仮面ライダーに見えました。観た後にもやもやが残ったのは、やはりTVシリーズのダブルライダーを知っているからでしょうね。シン・ウルトラマンはTVシリーズのリメイクと言えますが、シン・仮面ライダーは、本郷猛が10数話で海外に行くまでの怪奇、ホラー要素の強いドラマのリメイクと言えます。

だからか、アクションシーンが暗い。キャラが見えないぐらいでした。ショッカーライダーとの対決なのに、何をしているのか分かりにくかった。ライダーの目を光らすための演出でもあるのですが、見えないぐらい暗いのはどうかと。

あと、ラストバトルが、めちゃめちゃ揺れているので酔いそうになりました。カメラを固定してわちゃわちゃしてほしかった。泥臭いバトルは好きですが、画面が揺れているのでそればかり気になりました。何か見る人を選ぶ、シン・ウルトラマンとは違った作品になっていますね。どーなんでしょう。ネットでは意見が別れていて、石ノ森章太郎の原作を知っていると楽しめるそうです。

楽しかったのは、最初のクモオーグ戦。仮面ライダーのテーマに合わせて戦う姿はワクワクしました。明るいシーンだったので、アクションがよく見えました。ライダーキックはやはり最高です。

ライダーと言えばバイク。今回はバイクアクションがすごく多かった。コウモリオーグ、一文字ライダー、ショッカーライダー戦が印象に残ります。サイクロンに変形するシークエンスが素晴らしく、よくぞCGで再現してくれたなと。ネットを調べていると、今作は、バイク乗りにはたまらないとか。自動で動き倒れないバイク、蜂オーグの両サイドに、初代と二号ライダーのサイクロン号のモデルになった製造がなくなったレアバイクなどバイクに力を入れていて、まさにバイクも主役になってます。バイクはホンダが全面協力しているように見えました。レアバイクをしかも綺麗なバイクを映画に出演させて、バイク乗りにアピールしていく。まあ、バイクは騒音問題がニュースになったりしますし、ホンダもバイクを好きになってもらおうと真剣。ライダー放送当時はバイクブームだったそうで、そーゆー時代も知ってもらうことで、バイクに興味を持ってもらいたいのかも。確かに、劇中ではバイクがめちゃめちゃかっこよかったので、バイク乗りは増えるかもしれないなあと。絶好のアピールの場ですから。

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