映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」チョコレート×母との約束×本当の仲間の証
○ウォンカがチョコレートにこだわるのが母との約束なのが良かった。変にひねったものではなく、分かりやすい。しかも、序盤で描写されるから、その後の展開にもすっと入っていける。なぜそれほどチョコレートにこだわり、挫折しても諦めないのは母との思い出。最後に母に作ってもらったチョコレートを仲間と分け合うのもウォンカらしい。理解しあえる仲間として認めたということだから。
○ウォンカをリクルートしないのはなぜか?悪役三人組がなぜウォンカをリクルートしないのか気になった。三人よりはるかに美味しいチョコを作れるし、人の親切さを知り、純粋な人間だからこそ、騙してチョコ作りをさせて儲けると思っていた。ウォンカを言いくるめて、チョコを生産させると思っていただけに以外で、あれは自分達のチョコに満足しているのかなあ。ウォンカのチョコでアップデートすればいいのに。
○ウォンカと仲間が住み込みで働く宿の主人。ウォンカを嵌めたのはどう見ても詐欺。犯罪なのに警察が捕らえないのはおかしいだろう。ウォンカの仲間には家族やいるから、宿の主人を訴えててもいいのに。会計士とか地位も金もありそうなのに、家族が何もしないのは気になった。まあ、それだとウォンカが活躍しなくなるから駄目なんだろうけど。何でみんな主人に抵抗しないのか?用心棒が強いのかなぁ?
○ウォンカに癖がなく、非常に純粋なのが好印象である。腹黒くなく、母との約束を守ろうとしたり、夢を忘れずにチョコレートを作る夢を忘れなかったり、仲間を裏切らなかったり。帽子の中に夢が詰まっているのは本当でウォンカが行くところ、夢を振りまきながら人々を幸せにしていく。純粋なキャラってすごく大事。変に腹黒キャラにするとストーリーがややこしくなって、収集がつかなくなる。ウォンカみたいな真面目で心が綺麗なキャラを観ているとストレスなく映画が観れる。
○たくさんの人に見てほしい映画。感動した。他の作品が忘れてしまったものがたくさんある。ウォンカの仲間への想いが素晴らしい。自分が傷ついても仲間を助ける姿は感動した。悪役もしっかりいて、ウォンカと悪役の対決もあり観ていて飽きなかった。ハリー・ポッター制作者が関わっているらしいが、友情、家族愛、勧善懲悪、ヒーローなど数多くの要素があり、複数回観ても楽しめる作品だ。
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