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映画「フェイブルマンズ」感想 スピルバーグ監督の自伝的作品。家族×映画×夢

スピルバーグ監督の自伝的映画ですが、色々と感じることが多かったです。家族との対話、叔父と映画の話、母の浮気、学校での差別など、場面場面で次々物語が変化していくのが印象でした。父親が天才で、地方の企業から、GM、IBMへと渡り歩き、1960年代では珍しいコンピュータに関する仕事をしており、結果を出し続けている男性です。しかし、映画を作りたいという息子の意見は聞かず、世間の実際に役に立つモノ作りをしなさいというのは、それしか道を知らないのか、知らない世界にいかしたくないのか、天才とは思えない強制力がありました。共感してくれるのは、母と父の友達のおじさんだけで、当初はおじさんはいい人かと思ったのですが、母と浮気していて、少年のこころはズタズタになります。まあ、引っ越しするときに頑なに、おじさんを連れて行けと言った母に違和感があったので、納得はしました。ただ、単純に浮気はだめとは言えず、父が天才だからこそ、家族は苦しむことになるのが観ていてしんどかった。

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