あなたの足の裏、見せてください
「僕は画家を目指しています。つきましては、あなたの足の裏と手のひらを書かせてください。」
「・・・え?(2秒沈黙) それはセットでないといけませんか?足の裏には自信がないので、手のひらだけだったら大丈夫なんですが」
「いや、どうしてもセットでなくてはだめで・・・」
「そうですか・・・ご期待に沿えず申し訳ないです。がんばってください」
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私が足の裏に絶対的自信を持っている or 足の裏コンプレックスを持ってさえいなければ、
「見知らぬ人に足の裏をえがかれる」という唯一無二の経験ができたのに。
足の裏から始まる恋だって、あったかもしれないのに。
自信のなさやコンプレックスが、可能性を阻む好例である。
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