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【i^2 OIST・科学技術大学院大学】 日本にいながら英語でアクセラ

代表の伊庭野です。
今回は大阪ヒートクールが参加している沖縄科学技術大学院大学(OIST)のイノベーションスクエア・スタートアップアクセラレータープログラムについて紹介します。

OISTとは?

沖縄科学技術大学院大学のエントランス前

OISTは2011年に沖縄恩納村に開校した先端的な大学院大学です。普通の大学と異なり、学部が無く、大学院しかも博士課程一貫の5年コースしかありません。極めて優秀な教員が集い豊富な研究資金、設備、スタッフの中で研究ができる理想郷として大学教員の間では有名です。

OISTの各棟のLABの入り口

大学なのに文科省管轄でなく、内閣府管轄であるという点も独自性が強く、今後更なる躍進が期待される機関です。

OISTの食堂、ご飯は人気ですぐ売り切れる

大阪ヒートクールとOISTの関係

OISTは、規模は大きくないので、対象となる専門分野がかなり絞られています。正直なところ、私が専門にしている核融合では関わることも無さそうだなぁとあきらめておりました。ただ健気に彼らのtwitterフォローをしていたところOISTがスタートアップ向けアクセラをしているとの情報が得られました。
1,000万円の助成(株式放出無し)、9ヶ月間、オフィスはOIST内に準備、宿舎も使えるというウルトラ好条件でしたが、年間採択は2組のみ、また今まで日本人で採択された人もいないという状況でした。

諦めかけましたが、申し込みなどはシンプルなフォームでさほど苦労なく書けるものでしたので、取り合えず申し込みました。書類審査を通過し、数回の面接を経て何と採択いただき2022年度のプログラムに参加させていただくことになりました。

OISTでの滞在について

本アクセラに参加するには、OIST現地にメンバーが滞在する必要があります。OHCメンバーに聞いてみたところ予想に反して3名が駐在を希望しました。3名分の人件費は助成金から支払われます。

OISTの寮で、大学の大学の敷地内に存在しています。

また、プログラム期間中はOIST内の寮に滞在が可能です。海外の大学寮と近しい作りで、個人の部屋とキッチン+バスルームはシェアという部屋でした。

沖縄県庁にOISTでの取り組みを伝えた後

OHCメンバーは今回参加したコロンビアのandaチームとルームシェアすることで、非常に国際的な環境に常に身を置くことができました。

寮の中、3人シェアハウスで3LDK

またオフィスもOISTキャンパス内の一画に与えていただき、素晴らしい研究者に囲まれ、また眺望の良いカフェテリアなども利用できました。

OIST食堂の上のカフェテリア

さらにメンバーたちが一番気に入っていたのがスポーツです。
月曜日はサッカー、水曜日はヨガというように、毎日異なるスポーツがどこかで催されており、自然と研究室間の交流が生まれているのも研究の手助けになっているようです。


OISTアクセラのプログラムについて

本プログラムではキッチリと、事業計画の立案、ピッチ、PoCについてレクチャー及び演習を実施してくれます。すべてが英語で実施され、また講師も熱が入ると話すスピードがあがり、non nativeのメンバーたちには難しかったですが、大変刺激的な時間を過ごせました。
さらに、法人登記に関わるアドバイス、医療機器申請に関するコンサルなど様々なサービスの手配も手厚く実施いただきました。

特に気に入ったプログラムが一橋大学MBAとの提携によるインターンシップです。超優秀なMBA生が2か月間インターンとしてjoinしてくれたことはお互いにとって大きな経験でした。OHCはビジネス素人の集団だったので、プロフェッショナルの能力・考え方を学び、視野が大きく広がりました。
大変すばらしい経験が多いプログラムですので、世界中のスタートアップにお勧めしたいと思います。

ライター:伊庭野 健造

大阪ヒートクール株式会社 代表取締役
大阪府箕面市船場東2丁目5番47号COM3号館4-2号室
Twitter: https://twitter.com/kibano
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