非違行為を行った従業員の退職金を減額支給できるか?
Q:懲戒事由にあたる行為(非違行為)を行った従業員の退職金を減額して支給することができるか
A:できる場合があります。ただし、不支給が有効と認められる要件は、非常に限定解釈される傾向にあります。
従業員を雇用するということは、企業における営業活動を拡大できるチャンスであるとともに、同時に様々なリスクを背負うことになります。
その中の1つが、表題にある非違行為(会社の規則違反)です。
企業は従業員を雇用する際に、就業規則等で様々な約束事を作り、それを守ることを約束しても