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 聴けるようになる3つのポイントとは?(②最後まで聴ききる編)

先日の記事では、聴けるようになる3つのうちの1つである『「何を大切ににしているかな~」と聴く』を紹介しました。今回2つ目の『最後まで聴ききる」をご紹介していきます

聴いてもらえなかったと感じる時は?

 ワークショップで「聴いてもらえなかったときは?」「言っても無駄」と感じるのはどんな時?という問で自由にお話しいただく時間をとります。

その際に、

  「話を遮られて、相手が話し始めた時」
  「相手の意識が、話ではない別のところに向けられた時」
  「私が伝えたかった結論でなく、先に言った言葉で話題が進んだ時」

など、話している最中に聴き手が、言葉を挟んだり、意識を他に向けたり、本意とは別のものを取り上げたりする話を度々、お伺いします。

そう、私たちは、最後まで話を聴いてもらえていないのです。

ぜひ、これから数時間。あなたが話した言葉を最後まで遮らずに聴いてもらえているか、確認してみてください。

きっと、ほとんどの場合、相手から「言葉を挟まれる」「意識を他に向けられる」「本意とは別のものを取り上げられる」ような体験につながります。

だから、「相手の話を最後まで聴ききる」ということが、ものすごくパワフルなんです。

どんだけパワフルなのか、withfeelingの聴く研修を受講いただいた40代男性(
Aさん)の例をご紹介させてください。

聴く研修を受講したAさん。
「最後まで聴ききる」を奥様に実践されはじめました。

最初は
「早く話がおわらないかなー」と思っているとともに、すこしイライラした気分も自分の中にたまってきたそうです。

でも、Aさんは引き続き実践をされていきました。
実践をして1週間したころにAさんの中に変化が出てきます。

「お!こんなことを想っていたんだ」
「え。そんな一面があったの」
「そうだったんだ、知らなかった!」

という、驚きも含んだ気づきを得られてきはじめます。
そして、Aさん。こうおっしゃったんです。

「こんなに楽しそうに話している妻を久しぶりに見ました」

これを言葉にされた時のAさんの表情が、嬉しそうだったのが印象的でした。

「最後まで聴ききる」だけで、いつも一緒にいる奥様の知らなかった一面が知れただけでなく、いつのまにか、奥様との会話に楽しさが育まれていたんです。

Aさん。引き続き「最後まで聴ききる」を奥様に続けられます。

そして、「最後まで聴ききる」をし始めて3週間くらい過ぎた頃に奥様からAさんはこう言われたそうです。

「あなた、最近やさしいけど、やましいことあるの?」

いやー。びっくりしますよね。

「やましいことがあるかも」と奥様が勘ぐってしまうぐらい、奥様にとってご主人であるAさんとのコミュニケーションが良質なものに変化してたのですから。ただ、「最後まで聴ききる」をしただけで。

このあと、Aさんは奥様だけでなく息子さんとの関係にもポジティブな変化を聴くがもたらしてくれるのですが、それはまた別の機会にご紹介させていただきます。

ぜひ、みなさんも「最後まで聴ききる」。チャレンジしてみてください。
必ずみなさんにも大きな変化が訪れますので。

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