聴けるようになる3つのポイントとは?(①何を大切にしているかな~編)
先日の記事では、聴くは体感で取得するものとお伝えをしました。その体感を得るきっかけになる3つのうちの1つである『「何を大切ににしているかな~」と聴く』について、今回はご紹介していきます。
本当は相手のことを思って発言しているし、行動している。
私は組織開発を企業にご提供しているのですが、企業の経営陣やマネージャーだけでなく、一般職の方々のお話を聴かせていただきます。
その経験の中で感じることは、どんな企業でお話しを聴いても
「この職場を悪い状態にしてやりたい」
「あの人の足を引っ張って、仕事を失敗させたい」
という、お声を聴くことがありません。
お話しを聴けば聴くほど、一緒に働いている人を心配する気持ちや、貢献したいという気持ち、一緒に頑張りたいという気持ちなどがドンドン出てきます。
本当は相手のことを思って発言しているし、行動している。
なのに、職場での人間関係が硬直してしまう。
それは、人と人の関係の間に「ボタンの掛け違え」がおきていると、私は考えています。
なぜ、この「ボタンの掛け違え」がおきるのか。
それは、わたしたちは「不器用」なだけ、だと思います。
本当の伝えたいことを、伝えたい気持ちを伝える。
でも、不器用なだけに、その想いが伝えられない。
目の前の人は、あなたに本当に伝えたいこと、伝えたい気持ちが伝えられない。そして、私たち自身も。
そこで、どうするのか。
目の前の人が本当に伝えたいこと、伝えたい気持ちを、私たちが受け取ろうとする。それが「聴く」なのです。
このお話をすると、「いやいや、相手の伝え方が上達すればいいいのでは。」と言われる方がいます。
もちろんそのとおりです。
でも、目の前の全ての人が伝え方が上達することをサポートできますか?
そして、それが全て完了するのを待てるほど、私たちの人生は長いのでしょうか。
だからこそ、私は自分自身の聴き方を変えませんかとご提案をします。
目の前の人が本当に伝えたいこと、伝えたい気持ちを、私たちが受け取る聴くをしませんかと。
それが、『「何を大切にしているのかな~」と聴く』なのです。
次にあなたに話かけた人がいたら、その人の話を「何を大切にしているのかな~?」と聴いてみませんか?
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