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ホテルのレストランにできること

表題のタイトルの記事を見ました
かねがねですが、そもそもですが私たちはホテルをやっているわけですが💦・・・ホテルのレストランのアイデンティティ(存在意義)に「?」がありました!
勿論例外(秀逸なホテルのレストラン)もありますが、それ以上に、なんか宿泊施設に付帯されている飲食場・・・みたいな位置づけにあるレストランの方が圧倒的に多いのではないかと感じています!
何か、街場のレストランは、「やや日常」、ホテルレストランは「やや、非日常≒ハレの日を彩る場」みたいな印象があったような気がします
だからかもしれませんが、「尖った食提供」ではなく、和、洋、中・・・みたいなわかりやすくジャンルでわけたり、オールデーダイニングのようにブッフェや和洋折衷な感じ・・・のものが多く・・・つまりあまり主張が強くない業態が、何か曖昧然としていた感もあります(日本のホテルの場合ですが・・・)
20年近く前に行ったパリ・最高級5つ星ホテル・プラザアテネのメインダイニングは「アランデュカス」(ミシュラン3つ星オーナーシェフ)でした・・・それはフレンチですが、巨匠アランデュカスが冠でした!
それ以降、日本のホテルでも星付きレストランなどの冠を付けたダイニングをホテルに配するケースも増えましたが、それはあくまでも、スペック、ないしはコンテンツの次元ですね!
オーベルジュには主張があります・・・つまり、「宿にあるダイニング」でなく「泊まれるダイニング」・・・
主語が食・・・
これからは、というか私たちも「宿」を主語にするのでなく「過ごしの価値→過ごしの主体に食事を据える」・・・つまり「泊まれる〇〇」・・・この〇〇を主語にしていく戦法が大事なのでないかと思っています!
ならまちでジビエをやろうとしています!
それを食するためにやってくるお客さんが、「泊まれるの?」となって過ごしに体験価値を上げていく・・・これがコンテンツを超えるコンテクスト(文脈)なのだと思います!
そう考えると、ホテルという業態や、「便利なツール(道具)」・・・
そう捉えていくと世界(目線)は広がっていくような気がします(しませんか?)
それがホテルのレストランで出来ること??

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