チャレンジ〜あなたの抱える苦しみ半分こ〜
チャレンジ、この世の中には、様々なチャレンジがあります。
私は、その中でも、精神的なチャレンジに焦点を当てたいと思います。
私は、統合失調感情障害の患者であり、医師免許保持者であり、現在は、介護職員です。
私自身、自殺がこんなにも自分の人生と肉迫した問題になるとは、幼い頃の私は想像していなかったと思います。
認知症は、罹患すると体力、性格、気力、能力、全てが大幅に変わります。しかも、良くない方向に行くというのは有名ですよね。精神疾患もそうです。病前のその人とは思えないほど、様々な面で変わり果ててしまいます。
生まれてきた瞬間から精神疾患の方もいらっしゃいますが、大部分は、後天的に発症すると思います。能力を失う恐怖は、例えば、見えていたものが突然見えなくなる恐怖やその他、色々な能力が自分から急に取り去られるのを想像して頂くとなんとなくイメージが出来るのではないかと思います。
もしも、神様に、
『明日から、君の性格は、暗くなり、毎日、生きているより、死んでいる方が良いと思ような生活を送ってもらうよ』
と言われ、実際にそうなったと想像してみて下さい。
貴方は、どう思いますか?
そんな風に生きているのが、我々、精神疾患患者です。
発症した時、助けてもらえず、最早涙すら出ない、感情が無くなる位、人生をボコボコにされました。
しかし、ある日、私を助けてくれた人達が現れました。
出身大学の分子解剖学講座です。
人を信じられず、死にたいと思い、大学を退学することを考えていた閉鎖病棟から退院したばかりの私に、分子解剖学講座の教授は、
『君は、良い子だと、精神科の教授が仰ってたから、期待を裏切らないように。』
と、退院の際に、挨拶に行った際に言葉を掛けてくれました。
生きていても、また誰かに迷惑をかけるかもしれない、自分なんて、死んだ方がマシだ。そう思っていた私に、大いなる希望を下さり、大学を卒業するまで、私をサポートし続けて下さいました。
そうこうしている中、大学で、素晴らしいで出会いがあり、今では、苦しみを半分こしてくれる伴侶に恵まれています。
介護職員として、いつかは医師として、私の様な、精神的苦痛を抱えている人への偏見が少しでも無くなり、精神疾患の人でも、幸せな生活を送れる日が来るように、発信していきたいと思います。
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