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成功の鍵「1ひき、2うん、3ちから」


「1ひき、2うん、3ちから」

これは、人生で成功の鍵となる要素について、その優先順位をあらわした言葉です。

調べてみると、社会教育家の田中真澄という方のお言葉だそうですね。

何となく意味はわかると思いますが、それぞれを具体的に説明するとこうなります。

1 ひき・・・人や組織に引き上げてもらうこと
2 うん・・・運、偶然のめぐりあわせやタイミング
3 ちから・・・自分の実力


おもしろいことに、成功のためには自分の「ちから」よりも、自分では制御できない想像を超えた「ひき」や「うん」の方が重要、ということを表しています。

自分の実力至上主義で実力を磨いていくことは、成功するための最短ルートではないんですね。


僕自身、昔は何かうまくいかない時は自分に実力が無いからなんだ、という風に考えがちでした。

ただ最近は、自分に実力があれば何でもできると思うのはうぬぼれではないか、とも思うようになりました。

自分の実力を高めることのみに終始していたら、もっと重要な「ひき」や「うん」はきっと手に入らないでしょう。


では、「ひき」や「うん」はどのようにすれば手に入るのでしょうか?


それは、周りの関わった人やそのご縁に感謝して、その人のために小さなことでもできることをやってあげることだと私は感じています。


そして、

「あの人のために、力になってあげたい」

「たまたまポストがあいたから、あいつに任せてみようかな」

そう思っていただける応援団をまわりにどれだけつくれるかが、「ひき」や「うん」を味方につけるポイントだと感じます。


ただ、「ひき」や「うん」は基本的に自分でコントロールできないため、なんだか不確実でもどかしい気もしますよね。

でも、そもそも人生は自分でコントロールできない部分の方が多いものです。

特に人生の転機と呼ばれる瞬間には、今の自分の「ちから」ではどうしようもない壁にぶちあたったりもします。

そういう状況下において、「ひき」と「うん」があれば、自分の想像を越えた力がはたらいて物事を好転させてくれることがあります。

だからこそ、人とのつながりやご縁を大切にして支えあいながら生きていくことが、結果的に自分の理想とする人生を生きるための鍵だと思います。


「1ひき、2うん、3ちから」

私はこのことばを、去年亡くなった私のおじいさんよりよく聞かされていました。

おじいさんは晩年は認知症とたたかっており、頭がしゃんとしないと嘆きながらも、私が帰省した時にはくり返しくり返ししこの言葉を伝えてくれました。

たまに、「またその話か・・認知症だし仕方ないかな。」と思うこともありましたが、最後まで本当に大切なことを私に教えてくれていたのだと感じ、今は大切な時間だったと思っています。


限られた時間の中で、自分の想像を超えた「ひき」や「うん」を大切にして、私の人生だけではなく私が関わった人の人生を輝かせていきたい。

今はそんなふうに考えています。


それではまた(^^)/

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