【独自調査】情報受け取りメディア、閲覧メディア、商品購入メディア、全項目でEメールが1位。ソーシャルメディアおよびメールマガジンに関する意識調査2023年度版
~ソーシャルメディアおよびメールマガジンに関する意識調査 2023年度版~
株式会社オレンジスピリッツ(本社:東京都中央区、代表取締役:野口 洋一)では、2021年に引き続き、ソーシャルメディアおよびメールマガジンに関する意識調査を行いました。
2021年の調査: https://note.com/os070601/n/n036c4ddcd988
本調査では2021年に引き続き、事業者が発信するお知らせはどのように読まれ、商品やサービスの購入につながっているのかという実態、またその男女別、年代別の傾向も含め、1,001名へのアンケート結果を基にまとめています。
■調査結果ポイント
■調査概要
・調査方法:インターネット上でのアンケート
・調査地域:日本全国
・有効回答数:1001名
・調査実施日:2023年5月~6月
■基本情報
■ソーシャルメディアに関する意識調査 結果
・「受け取り」「閲覧」「商品購入」の利用メディア
▼2023年も企業やお店からの「情報を受け取るメディア」86.9%「情報を読むメディア」74.5%「メディアを通しての購入」41.1%で「Eメール」が1位。
今年度の調査結果によれば、企業や店舗からの「情報を受け取るメディア」として86.9%の回答者がEメールを利用しており、「情報を読むメディア」としても74.5%の回答者がEメールを選択しました。さらに、「メディアを通しての購入」という観点でも41.1%の回答者がEメールを最も頻繁に利用していることが明らかになりました。
ソーシャルメディアの普及により、Eメールは時折レガシーな手段と見なされることもありますが、2023年においてもEメールは最も一般的な情報提供の手段であり、また購買活動にも頻繁に活用されていることが確認されました。
・商品購入メディアの動向
▼Eメール、LINEに続く「商品購入メディア」、InstagramとYouTubeが増加し、Twitterとの入れ替わりが見られる。女性にはInstagramが、男性にはYouTubeが特に注目される媒体となっていることが明らかに。
「商品購入メディア」の1位はEメール(41.1%)、2位はLINE(22.1%)という結果でしたが、そこに続くメディアはInstagram(13.9%)YouTube(13.1%)Twitter(12.5%)と「受け取るメディア」「読むメディア」と異なる結果となりました。(※図6.参照)
2021年の調査と比較すると、InstagramとYouTubeが増加し、Twitterとの入れ替わりが見られました。
男女比について調べたところ、「Instagram」からの購入は男性32.4%に対し、女性が67.6%と多く、「YouTube」からの購入では女性38.9%に対し、男性が61.1%と多い結果となりました。
女性の「YouTube」からの購入率も前回の調査26.5%と比べて増加していました。
女性を対象にする場合はInstagramを、男性を対象にする場合は、YouTubeを活用することより効果的な結果を得ることができそうです。
■メールマガジンに関する意識調査 結果
・閲覧利用時のデバイス
▼情報閲覧に利用するデバイスは「スマートフォン」が83.9%で最多。40代でも増加傾向。
2021年の調査に引き続き、メールマガジンの閲覧によく利用されるデバイスに関して、最も多く利用されているのはスマートフォンでした。
パソコンもかなりの割合で利用されており、約半数の回答者(56.5%)がパソコンを通じてメールマガジンを読んでいます。
年代別に見ると、10代から30代では前回の調査と同様に、パソコンよりもスマートフォンという回答が倍以上多くなっています。前回の調査40代ではに比べて、スマートフォンという回答数が増加しました。50代以上では、前回の調査と同様にスマートフォンとパソコンの利用がほぼ同数となりました。
特に40代以上の回答者では、パソコンを使ってメールマガジンを読む方も少なくありませんでした。この結果から、年代別における主要なデバイスに焦点を当てた最適化を行うことで、快適にメールマガジンを閲覧できる環境を提供することができると考えられます。
・閲覧のきっかけ
▼閲覧きっかけのトップは「商品やサービスの購入後に送られてくるようになった」が46.2%。配信解除のわかりやすさがメールマガジンを読み続けられるキーポイント。
メールマガジンを読むきっかけとして最も多いのは、商品やサービスの購入後に送られてくることであり、次に多いのはウェブサイト上での自発的な登録です。
メールマガジンの登録促進や効果的な配信を実現するためには、購入後のフォローアップやウェブサイト上での登録プロセスに重点を置くことが重要であると考えられます。
また、回答者の意見からは、商品購入時に意図せず登録されたメールマガジンが読者にとって好ましくないという声もありました。配信解除の手続きを分かりやすくすることは信頼関係の構築にとって重要であり、読者が継続的にメールマガジンを読むためにも必要です。例えば、1クリックで解除ができるなど、配信解除を分かりやすくする取り組みによって、事業者やメールマガジンの印象も向上する可能性があります。
回答者の声:
「大半のメルマガが意図せず登録されてしまったもので、メルマガのイメージがあまり良くないです。」(30代 男性 会社員)
「メールマガジンの登録解除が簡単に出来るようなって欲しいです。」(40代 女性 自営業)
「メルマガを解除する方法が書かれていないもの、解除するのに特別な手続きが必要なもの(メール返信が必要など)は、その企業・お店に対する印象がとても悪くなります。」(50代 女性 その他 )
「今は何かに登録するとメルマガ登録されるようになっている(自分でチェック外さないとデフォで登録される)ものも多く、それを解除するのも面倒で来たらとりあえずどこからのメルマガかで見て開かず削除も多くなっていますね。景気よくない昨今、不安だけ煽られても購買意欲に繋がらないかなぁと思ってます。」(30代 女性 その他 )
・「読む」「読まない」の判断要素
▼「読む」「読まない」の判断要素は、63.4%で「件名」が最上位。次いで「発行者名」が46.4%。「過去のメールマガジン(38.9%)」も一定の影響を与える。
メールマガジンを読むかどうかを判断する際に、最も多くの回答者(63.4%)が重要視する要素は「件名」であり、次に「発行者名」が挙げられました。
「件名」は読者の関心を引きつけ、メールマガジンの内容に対する期待を高める役割を果たしています。また、「発行者名」は信頼性や興味深い情報を提供しているかどうかを判断する上で重要な要素とされています。
さらに、過去のメールマガジンの内容も一定の影響を与えており、読者は過去のコンテンツの品質や関心度を考慮してメールマガジンを選択しているようです。
これらの要素を意識し、読者のニーズに応える内容のメールマガジンを提供することで、開封率や読者の満足度を向上させることができると考えられます。
・「読まなくなった」要因
▼「読まなくなった」要因の1位は「配信頻度が多すぎる」50.1%。
メールマガジンの読者離れの主な要因は、前回の調査と同じく「配信頻度が多すぎる」ことであり、この要因が最も多くの回答者(50.1%)から挙げられました。続いて、「つまらない内容」が36.5%、「情報が役に立たない」が35.4%となり、前回の調査と比べてわずかですが入れ替わりました。
頻度はコンスタントさが求められますが、メールマガジンが頻繁に届き続けたり、興味や価値を感じなかったりすると、読者の意欲が低下し離れる傾向が明らかになります。
配信頻度や内容の改善、情報の役立性や興味を引く要素の強化、コンテンツの多様性や質の向上などが必要であると考えられます。
また、「読みやすさ」に関しては、「テキスト形式(文字のみ)とHTML形式(画像付き)のメールマガジン、どちらが好みですか?」という設問結果から、「HTML形式」が69.4%、「テキスト形式」が30.6%という結果が得られました。
読者の好みやニーズに合わせて選択する必要はありますが、文章だけでなく画像や動画などの多様な情報形式を組み合わせることで、視覚的な要素が読者の興味を引きつける効果があるようです。
・読まれる曜日や時間帯
▼読まれる曜日は半数以上が「土日」(土曜59.8%、日曜50.6%)。時間帯は「21~24時」(50.0%)。
前回の調査と比較して、読者行動に関して大きな変化は見られませんでした。土曜日と日曜日が最も多く読まれる曜日であり、時間帯では21〜24時頃が最も多いです。また、配信頻度に関しても前回の調査と同様の結果となり、「不定期で読んでいる」が最も多い回答となりました。
配信頻度が多すぎると読者が離れる可能性や、休日や仕事終わりにメールマガジンが読まれる傾向、そしてスマートフォンでの閲覧が増えている現状を考慮し、適切なスケジュール設定が重要です。年齢や性別、ライフスタイルなどを考慮しながら、曜日や時間帯を適切に調整することが求められます。
・回答者の声
~こんなメルマガが良かった!~
【商品購入のきっかけにつながるもの】
-お得な情報やキャンペーン情報についてのもの-
「毎年、誕生日に送られてくる「おめでとうございます」のメールマガジン。割引クーポンが付いていたり、自動配信とわかったていても嬉しい。」(40代 女性 主婦)
「よく利用する店舗の割引クーポンがついたメルマガが役にたちました。」(30代 男性 会社員)
「商品の割引クーポンがついていたメールマガジンは、同じ店でまた商品を購入するのに役立った。」(40代 男性 自営業・フリーランス)
「セールのお知らせや、クーポンがついてるメルマガは嬉しいです。」(50代 女性 会社員)
「メールマガジン限定のクーポンはお得に購入できてとてもよく役に立った。」(50代 女性 主婦)
「商品のクーポン付きマガジン。」(20代 女性 自営業・フリーランス)
-発売日を通知してくれるもの-
「Liveや舞台などの情報が送られてくるメルマガを登録しています。チケットの発売日を忘れていてもメルマガが送られてくるので、チケット申し込みを忘れずに行えており役に立っています。」(30代 女性 主婦)
「役に立ったもの、良かったものは商品の発売日のお知らせです。」(30代 女性 会社員)
「欲しいゲームの発売日や特典などがまとめられていたためです。だいたいのもので発売日や予約開始を知ることが購入のきっかけになっているかなと思います。」(40代 女性 主婦)
「ライブチケットの発売開始連絡」(30代 女性 会社員)
「新商品の発売日の情報」(40代 女性 主婦)
-新製品の紹介-
「知らなかった新商品の詳細が興味深く、実際メルマガ経由で購入する事がある」(30代 男性 自営業・フリーランス)
「雑貨屋のメールマガジンで、不定期に厳選されたおススメ商品を紹介してくれるもの。新商品情報など目新しいものが多く、見るだけでもワクワクできて、唯一届いた時に楽しみに読んでいる。」(40代 女性 自営業・フリーランス)
「新商品の発売予定や発売期間、新商品の詳細な内容」(50代 女性 自営業・フリーランス)
「購入したショッピングサイトの新商品の紹介」(40代 女性 その他)
【情報が得られるもの】
-暮らしに役立つもの-
「子どもとのお出かけ先についての情報」(40代 男性 会社員)
「生活に役立つ情報が多いとき」(20代 女性 自営業・フリーランス)
「子育て情報、特に自分の子供の年齢の発達に応じた情報。」(30代 女性 自営業・フリーランス)
「冬の暖房の電気料金の節約方法」(30代 女性 主婦)
「日々の節約術の夕食のレシピ」(30代 男性 会社員)
-知識が身につくもの-
「経済について分かりやすく教えてくれる」(40代 男性 自営業・フリーランス)
「不動産会社からのメールマガジンで税金対策の話を綴った内容です。」(50代 男性
その他)
「株式投資が為になった」(60代 男性 その他)
「楽天証券の金融コラムを読んで、資産形成に役立ちました。」(30代 女性 自営業・フリーランス)
「英字新聞の記事をまとめたものは英会話の勉強になった」(40代 女性 会社員)
「株取引についての初心者向けWEB講座の案内。」(30代 男性 会社員)
-ペットに関するもの-
「ペット保険のメルマガで、しつけやペットグッズの情報、ペットの健康管理に関する獣医さんの話などが実際に役に立ったと思います。無駄吠えに関する環境づくりや食べさせてはいけないものなどが参考になりました。」(40代 女性 その他)
「ペットが良く遊んでくれるオモチャや遊びを特集しているメルマガ」(30代 男性 自営業・フリーランス)
「ペット関連のメルマガで、犬に食べさせてはいけない意外なものなどを特集してあったときには役立つと思い見入りました。」(30代 女性 自営業・フリーランス)
-健康に関するもの-
「健康・メンタルヘルスに関する情報」(40代 女性 自営業・フリーランス)
「健康に関するもので、おすすめのサプリや健康になる生活習慣などの情報」(30代 男性 自営業・フリーランス)
「健康・美容に関しての内容。」(40代 女性 主婦)
「病院のメルマガです。健康診断についてです。これは役に立ちました。」(50代 男性 会社役員・経営者)
「お肌のトラブルとか 健康に関係するものなどは惹かれて読んでしまいます」(50代 女性 会社員)
「健康に関する内容(具体的には高血圧・内臓脂肪などの話題)で、商品を単に宣伝するだけでなく、対策方法など一般的な目線で書いてある点が役に立ったと思います。」(40代 男性 会社員)
■まとめ
今回の調査でも、マーケティングにおいてEメールは重要なツールであるという結果が示されました。
自動配信や配信頻度に配慮しつつ、ターゲットの視点に立った魅力的な「件名」や「コンテンツ」での配信を行う事が、メールマガジンの効果を最大限に引き出し、マーケティングに活用するための秘訣となるようです。
■オレンジメールについて
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■株式会社オレンジスピリッツについて
【会社概要】
・名称:株式会社オレンジスピリッツ
・所在地:東京都中央区日本橋本町1-8-13 日本橋滄浪閣ビル2階西
・代表者:代表取締役 野口洋一
・設立:2007年6月1日
・事業内容:クラウドサービスの企画・開発・販売・運営
・認定等:経済産業省認定スマートSMEサポーター(情報処理支援機関)(第3号ー19020029)
・IT導入補助金IT導入支援事業者(経済産業省)
【コーポレートサイト】https://www.orange-cloud7.net/
【主要サービス】
・メール配信サービス『オレンジメール』 https://mail.orange-cloud7.net/
・メールフォームサービス『オレンジフォーム』 https://form.orange-cloud7.net/
・販売支援クラウドサービス『オレンジセールス』https://sales.orange-cloud7.net/