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私の転職活動

今回は、私が10年ほど前に転職した時の話をします。当時の取り組みや意識していたことを話していきます。ぶっちゃけると転職がうまくいかなかったことがありました。それは、自分が超絶ハイスペックだと思うエピソードばかりを並べていました。

➡例えば、

・赤字事業を黒字回復させたこと(面接担当者には扱いにくい人材と思われてたでしょう)

➡具体的には

”Excelの関数をゴリゴリに入れ、大半の業務を半自動化させた”
”スタンスが取れない職員間の間を取り持つようにした”
”定型業務の見直しを図り、利益に繋がらない業務は見切りをつけるように全体に働きかけた”などです。

特に二つ目は、自分のいる福祉業界では、取り扱い注意な案件です。当時はズバズバと言っていました(若気の至りです)。

しかし、転職活動を経験し、それは間違いだと気づかされます。正確にはエピソードチョイスや切り口を間違えていました(=企業側のことを考えていなかった)

その経験を踏まえ、転職する時のポイントをまとめましたので最後まで読んでいただけると嬉しいです。



【前提】

巷の転職本には自己分析➡企業分析といった流れを紹介されています。

個人的には、

企業分析➡自己分析(ピンポイントで)の流れの方が、効率的かなと思っています。

<理由>

自己分析を始めるとエピソードとそれに基づく◎◎力があると数えきれないほどの要素が出てこないでしょうか?要素が多すぎると整理や言語化に時間がかかること思います。
それよりかは、志望する業界や企業がどんな人材を求めているのか!?
ここを最初に調べ、そのニーズに合わせたエピソードを語る方が面接担当者には突き刺さるように思います。(=企業ニーズと自分の経歴がマッチングできるかどうかを重視する)

ここからは、自分のやってきたざっくりフローを基に紹介していきます。

フローの手順は、

<1 企業の求める◎◎力を仮説思考で考える>

<2 ◎◎力に直結するエピソードを棚卸しする>

<3 フレームに落とし込んで説明する>

といった順で説明していきます。


<1 志望企業が求める◎◎力を仮説思考で考える>

【結論】

言い換えれば、情報収集から始めよといった内容です。当たり前の話ですし、目新しい物はありません。ただ、具体的にどうすればということはあると思います。

➡具体例

・求人情報の求める人物像を見る
・企業のHPを見る
・社長や重役のSNS等を見る
・会社四季報を見る

「求人情報の求める人物像を見る」

そのまま、”コミュニケーション力のある人”や”経営感覚のある方”や”TOEIC800点以上の方”のような記載があると思います。そこから

コミュニケーション力=職場内外のつなぎ役の人材が欲しいのかな

経営感覚=管理人材の補助?現場が数字に疎い環境なのかな?

TOEIC800=業務で英語は使うだろう。加えて、募集案件を含めて考えると◎◎に特化した人材が欲しいのかな?

のような自分なりの仮説が立てられると思います。

「企業のHPを見る」
企業がどんな事業に注力してきたのか、
これからどこに注力するのかを見る

企業のページで着目しているのは、
①沿革
企業の歴史なので、どんなことに注力してきたのか?を見るためです!

「社長のページ」
今後の展望が書かれているはずです!
ざっくりと今後、どの部門に注力するのか読み取るようにします!

「人材育成ビジョン」
企業によって、開示の有無はあると思います!ただあるなら、目を通しておくべきです!
ここでは、求人情報に記載されていない〇〇力もふんだんに記載されています!

「+α」
財務三票
詳細は割愛しますが、お金の流れから、今後の事業展開を読み解けることがあるためです!個人的にはC/S表は特に注目しています。

これらの情報から、〇〇力を求めていると仮説的に解を出すようにしています!

この仮説した◎◎力を証明するエピソードが一つでもあればOK


<2 ◎◎力をささえるエピソードを探す。>

先の例をとり、赤字事業を回復した事を例にとります!
仮説の中で、コミュニケーション力を求めていると至ったとします!
この時、上記の例をとると
「私は斥候能力があります!以前、配属された部署は、赤字事業でしたが2年で黒字にしました!
そこの部署では、数字をとるか、質をとるのか意見がぶつかり合うことがありました!
このままでは、組織として、何よりサービスを受ける本人が不利益を被ることになると思いました!そこで私は〇〇をしました!議論の末、質を取った後に数字が付いてくるように努めると意見を擦り合わせることが出来ました!
御社では、今後、〇〇事業に注力していくと思いますが、チーム内のコミュニケーションを円滑にしながら、取り組みたいです」

一方、仮説を経営力にした時を考えてみます!

「私は、経営感覚を持って業務に取り組むことができます!以前、配属された部署は、赤字事業でしたが2年で黒字にしました!このままでは持続不可能だと考え、皆と話し合いました!議論の末、サービスの質を上げることとしました!質を追求すると業務量が増えますが、その分、業務内容を整理、自動化しながら、効率的に働くように努めました!結果、2年で黒字化することができました!
この経験を生かし、御社でどの部署に配属されようと数字を意識しながら働きたいと考えています!

例がへたくそですみません。

ただ、同じ、エピソードでも切り口によって、伝える内容が違う。つまり、〇〇力に当てはまることなら、同一のエピソードでも良いのではと思うのです!
なので、汎用性のあるエピソードを3つくらい持つことが準備で大事かと思います!

<3 フレームに落とし込む>

上記の例は、以下の様な文章構成です!

➡根拠 結論の根拠「エピソードを語る」

➡具体例 「御社ではこんな風に生かせます」

の流れです。この流れなら、そんなに外れない話し方になると思います。

この中で、めちゃくちゃ難しいのは、根拠(エピソード)です。棚卸しなどの自己分析をするときはstarのフレームワークを活用しています!

situation   シチュエーション   状況
task        タスク                     課題
action    アクション              行動
result          リザルト                  結果

元々の状況➡どんな課題があり➡どう対策(行動)したのか➡結果、どうなったのか
の順番で話をすると良いと思います

一方でスターのフレームに当てはめることのできないこともあります!自分なりに分析すると

1状況が整理できていない

2誰かに言われて行った受け身の仕事
になっている
と考えました!

余談にはなりますが、日々の中でスターのフレームを意識しながら業務に取り組むと良いのかと考えています。

上記のような取り組みをすることで、志望動機・自己PR・面接対策の軸がぶれずに持てるのではないかと考えています。というより、実際にそれぞれの要素で深堀はしましたが、これで転職活動の5割は済んだように感じています。

もし、どなたかの参考になれば幸いです。





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