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ネーミングのセンスって大切なんです!

商品のネーミングセンスの重要性


こんにちは、小室です。

商品を見たり、メニューを見たりしたときに、ネーミングで心が動く経験はありませんか?
今回は、そんな「ネーミングの力」についてお話しします。

「飲めそうな豚カツ」との出会い

先日、友人と食事をした時のこと。メニューを見ていると、あるネーミングが目に飛び込んできました。

   

【飲めそうな豚カツ】


「飲める豚カツ」でも「豚カツは飲みもの」でもなく、「飲めそうな」。
この微妙なニュアンスが、ぼくたちの好奇心を刺激しました。

  • この豚カツは飲めるのか?

  • どの程度柔らかいのだろう?

  • そもそも「飲めそう」とは?

頭の中をいろいろな疑問が駆け巡り、結局、少し高めの値段にもかかわらず注文してしまいました。

飲めそうな豚カツ
トロットロでした!


実際に食べてみると、お箸でカットでき、口の中でとろける柔らかさ。
想像を裏切らない美味しさに大満足でした。


価格と価値のバランス


人は商品やサービスの購入を決める際、無意識のうちに「価格」と「価値」のバランスを考えています。

  • 🟦 価格=価値:当たり前と感じる状態

  • 🟩 価格<価値:期待以上の満足が得られる状態

  • 🟥 価格>価値:期待はずれの残念な状態



多くの場合、このバランス判断は実際に体験した後になされます。
しかし、その判断の機会すら得られないケースも少なくありません。


ネーミングで価値を伝える


では、どうすれば購入前に「価格<価値」を伝えられるでしょうか?

  1. 特徴を端的に表現する:「飲めそうな豚カツ」は、その柔らかさを想像させる絶妙な表現でした。

  2. 好奇心を刺激する:「飲めそう」という曖昧さが、逆に興味を引きました。

  3. 期待感を高める:食べる前から特別感を感じさせるネーミングです。


実践例:ドン・キホーテの「情熱価格」


ドン・キホーテのPB商品「情熱価格」シリーズは、興味を引くユニークなネーミングがたくさんあります。商品名が長くなっても特徴をしっかり伝えて特定の購入者への価値を高めています。
「偏愛めし」シリーズのお弁当は「みんなの75点より誰かの120点」というコンセプトで、ターゲットを絞ることでファンをつくり売上を伸ばしています。

あなたのビジネスに活かすには


実際に、みなさんのビジネスに落とし込んで考えてみましょう。

  1. 商品・サービスの最大の特徴は何か考える

  2. その特徴を端的に表現できるワードを探す

  3. 好奇心や期待感を刺激する要素を加える

  4. ターゲット顧客にとっての「価値」を明確にする

  5. AISASモデルの「Attention(注目)」を意識したネーミングを心がける

ネーミングの工夫一つで、顧客の心を掴み、売上を伸ばすチャンスが生まれます。あなたのビジネスでも、ぜひ試してみてください。



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