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大阪・心斎橋〜天王寺を旅行者目線でカメラと巡ってみる

(確か)8年前まで暮らしていた大阪。予定を済ませて1日延泊して心斎橋から天王寺あたり(いわゆるミナミ)をカメラと共に巡ってみた。

私が暮らしていた当時より中国以外の東南アジアの観光客が多くなったのはその国の経済が豊かになったからなのか、或いは相対的に日本経済が下降したからなのだろうか。

中国人による「爆買い」という言葉が生まれて久しい。当時は家電量販店や薬局やドンキホーテに中国人観光客が押し寄せ、お店側も中国語を話せる人員を増やす対応をしており、圧巻されたものだった。

今は聞こえる外国語は、韓国語・ベトナム語・タイ語・マレー語(左から順に多い印象)だった。

私自身も諸外国に多く旅する身であるから、旅行者目線でミナミの魅力を再認識してみた。

屋根付き商店街という魅力

心斎橋筋商店街への入り口。
延々と続く商店街には屋根がるため
天候の心配もなく同行者と密にコミュニケーションをとりながら楽しめる。
千日前商店街を撮る。
ここを降れば難波にたどり着く。
そして難波から通天閣やあべのハルカスに移動するのがおすすめ。

「屋根付き」の「商店街」は旅行者には魅力的だ。
「屋根付き」であれば天候の心配がない。天候は時に旅行時の敵となる。雨が降ると防雨しなけらばならないし、傘をさえば手が塞がる。屋根付きは強い。

「商店街」は台湾やタイでは「夜市(ナイトマーケット)」、韓国では「市場(シジャン)的な位置づけだろう。もちろん心斎橋の場合は有名ブランドも出店しているが、ローカルなモノやフードもたくさん販売されている。

ユニークな食べ物という魅力

大阪王将。
驚くべきことに中国人多数、そして他東南アジアや欧米の観光客で賑わっていた。
店員さんもマルチリンガル(日本人ではない)。
たこ焼き。

食も旅行の醍醐味である。奮発して高級料理という楽しみ方もあるが日本でそれをすると寿司・鉄板焼き・天ぷら・和牛あたりにたどり着くだろう。そしてこれらは東京でも楽しめる。

食べ歩きでミナミらしさを体験できる。

ネオンという魅力

旅行客が絶えない「グリコ」。
相当な宣伝効果だなぁなどと考えてしまう。
ミナミに来たら儀式的に立ち寄ってしまうのは私だけではないはず。
向こうまで続くネオン。
この景色は十数年変わらないが、変わらないからこそ人を惹きつける。
歴史に触れられる。

以前に橋下前大阪府知事・市長の講演を聞いた際に、「観光客を呼び寄せるにはネオンをギンギンに光らせ、のぼりや看板を立体的にどんどん出せばいいだ。それを見て人は訪れるし写真を撮ってSNSに投稿する。宣伝になり観光客誘致に繋がる。」(記憶を頼りに意訳)と言っていた事をふと思い出した。

確かにその通りになっている。規制、規制で安全地帯から落とし込んだ都市設計ではなし得ない良性のカオス。面白い。

飛び出さんとするのぼりや看板達。
カニのインパクトは未だ健在。
釣り上げられた牛。

景色という魅力

心斎橋から電車でちょっと移動すれば「あべのハルカス」にたどり着く。
ここでも東南アジアの観光客を中心に賑わっていた。

ちょうど夕暮れに切り替わる時間帯。
落陽と人口的な装飾が交わる。
都市と交通網などを俯瞰できる。
360度見渡せるが辺りに同等の高いランドマークがないため
どっちを向いているか把握するの時間を要した。
ただ、夜景は綺麗だ。

写真を撮るのは控えたが、トイレがガラス張りで独特であった。
ぜひ実際に行って確かめてほしい。

番外編

新人歌手募集の看板。
野暮なツッコミはしない。
大阪弁の標語(スローガン)は
声に出して読みたくなる。
落合陽一氏による出展も観てきた。
これはまた別の記事にて。

この度は大阪に久しく訪れたため客観的な目線でミナミを楽しむことができた。

改めて海外観光客の経済効果は重要で、そのためには人を惹きつける都市設計と事業者の繁盛の相互作用で都市が発展していく必要性を感じた。

1日で約4万歩歩いた体に鞭を打って、覚めやらぬうちに大阪旅行記を記す。

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