テクノロジー・ドーピングという問題
おはようございます。こんにちはこんばんは。
せつなです。
TOKYOオリンピックが開催され、日本のメダル数も史上最多にのぼると明るいニュース。
開催前はいろいろ問題提起されていたし、現在もコロナの問題はじめ考えなければならない問題はあります。
けれども開催できてよかったと感じている人が多いのではないでしょうか。
そんな中で今回取り上げる問題は、テクノロジー・ドーピングという言葉です。
テクノロジー・ドーピングとは
テクノロジーの発展により、スポーツ界も発展しています。
アスリートたちは人間の限界を目指して努力をつづけています。
そのために、自分の体のコンディショニング、ウェア、靴などのデバイスに先端技術が駆使されています。
一般的には、水泳競技におけるスピード社の水着や長距離走でのナイキの厚底シューズが有名でしょう。
高機能のデバイスが開発され、それを使用するアスリートにより日本記録、世界記録が更新されました。
果たしてこれが問題なのでしょうか。
テクノロジードーピングの問題
問題とされるものとしては、その不平等性が挙げられます。
最新のテクノロジーとなると、値段の問題や、企業とのコネクションの問題により全員が利用できるものではありません。
最新のデバイスを利用できるアスリートが勝つ世界になるのではなるというのは、スポーツ界として不健全なのではないかという指摘ですね。
たしかにずっと応援していたアスリートが金メダルとれそうというところまできて、ポッと出の金持ちアスリートに負けてしまっては悲しい、という心理は理解できます。
しかし、感情抜きにして考えると、現代におけるスポーツとは科学を最大限利用して勝ちあがる世界になっています。
科学の力も努力のうちという発想です。
テクノロジー・ドーピングか努力かの線引き
ただし、そのテクノロジーがドーピングといわれるものなのか努力のうちなのかという線引きは非常に困難です。
もちろん、ジェットでも噴射して、履くだけで一般人が100m5秒で走れる、というようなわかりやすいものであれば、禁止でいいです。あきらかにドーピング判定。
Aの靴はダメだけど、似たようなBの靴は禁止しないとか誰が決められますか?
全員同じ靴や服装で競う?
もしくは全員が体一つで裸に裸足で競う?
どれも非現実的ですよね。
現実になったとしても、裸足が得意な人間が優遇されていて不平等とかいわれそうです。
基準が不明確な線引きであれば、引いたところでそこに対して不平不満がおき、新たな不平等を生み出してしまうでしょう。
そもそもドーピングとは
なぜドーピングが禁止されているのか。
それは、薬の力で筋力増強、集中力増強などを行い記録をだすことはずるい、という発想がまず浮かびます。
しかし、その本質はドーピング助長によりアスリートに健康被害がでることにあるのではないかと考えます。
こんな人がでてくることです。
記録のために、ドーピングをつづけ、一時的な効果をえたものの体を壊してしまう。それはまさに不健全な世界です。
ではテクノロジードーピングにより健康被害がでるでしょうか?
少なくとも現時点で想定される靴やウェアでそんなことは起きません。
それならば許容してもいいのではないかと思ってしまいますね。
まとめ
テクノロジードーピングという、アスリート業界の問題を扱いました。
現代スポーツでは、科学の力は切り離せないものとなっています。
簡単に高性能デバイスと禁止デバイスを線引きすることはできず、アスリートへの健康被害もないのであれば許容していくしかないのではないかと考えます。
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