発達障害と知的障害の関係
久しぶりに書いてる気がします…
今回はタイトル通り、発達障害と知的障害の違いや重複する点について纏めようと思います!
知的障害についてはまた今度詳しく書こうと思うので、その概要程度に留めます。ご了承ください…🙇♂️
<知的障害と発達障害の関係>
いきなりタイトル文のまんまです!
この2つの関係性についてまずは整理しようと思います!
🌱知的障害の定義
発達期までに生じた知的発達の遅れにより、社会生活への適応が困難になっている状態のこと
🌈発達障害の定義
生まれつきの脳機能の発達の偏りにより、日常生活に支障が出ている状態のこと
このように知的障害と発達障害は定義や困難さの内容も似ています。
<知的障害とは>
知的障害には国際的に統一された定義や日本の法律における明確な定義がないため、様々な定義が存在しています。
医学的な分類では、精神疾患の国際的な診断マニュアルであるアメリカ精神医学会の『DSM-5』において、知的障害は「知的能力障害(知的発達症/知的発達障害)」と呼ばれており、「神経発達症群/神経発達障害群」の中に位置づけられています。
つまり知的障害は「発達障害」のフレームの中に含まれるということになります!
簡単にイメージする為に図を作ってみました!
この図のように、知的障害と発達障害は併存することがあります。読み書きなどに関する困難さがあるものの、知的障害を伴わない場合はLD、SLD(限局性学習症)と診断されます。
知的障害と発達障害は生活するうえでの困難さが多くあるという共通点はありますが「何が原因でこの困難さが起こっているのか」ということが違うため対応方法が異なります。併存している場合は、生じている困難さは知的障害が原因なのか、それとも発達障害からなのかを把握し、それぞれに合わせた対応をすることが大切です。
代表的な発達障害についての概要は下記の記事を参照下さると助かります。
<知的障害と発達障害の特徴>
🌱知的障害
🌈発達障害
PDD(広汎性発達障害)と言う少し古い言い回しですが、だいたいこんな感じです。
<両者の定義の違い>
🌱知的障害の概要
一般的な知的機能が平均よりも顕著に低く、日常生活のスキルにおいても制限がある状態です。全般的な知的能力の低さが特徴です。
🌈発達障害の概要
生まれつきあるいは幼少期に発症する、特定のスキルや機能の発達が遅れることを指す障害です。言語、運動、社会的スキルなど、特定の領域における遅れが中心となります。
🌱知的障害の原因
遺伝的要因、母体の感染症や栄養不足、出産時の酸欠、早産などが原因となることが多いです。知的障害の指標となるIQの低さは通常6歳以降に明確になることが多い様です。
🌈発達障害の原因
遺伝的要因、妊娠中の母体の健康問題、出産時の合併症などが原因として考えられることが多いです。多くの場合、生後すぐや幼少期に特定のスキルの遅れとして現れます。
🌱知的障害の対応
全般的な知的能力の低さを考慮したサポートが求められます。日常生活のスキルの習得をサポートするためのトレーニングや、適切な学習環境の提供が重要です。また、社会的なサポートや職業訓練も必要となる場合が多いです。
🌈発達障害の対応
特定のスキルや機能の遅れに焦点を当てたサポートが必要です。例えば言語の遅れがある場合は言語聴覚士によるトレーニングが推奨されることが多いです。また、社会的スキルのトレーニング(Social Skill Training:SST)や、特定の興味や趣味を活かした教育方法も効果的です。
<今回のまとめ>
何だか今回はザラっと概要を纏めただけになりました…伝わり難いですが、言いたい事は発達障害と知的障害は被っている(重複している)部分もあるものの、それぞれ異なる特性やニーズを持つ障害だと言うことです!
適切な理解と対応で障害を持つ人々がより良い生活を送ることができる様なサポートをすることが重要だと思います。それは視能訓練士でも同じです!
そして社会全体としてこれらの障害に対する理解を深め、適切なサポートを提供することで障害を持つ人々の可能性を最大限に引き出すことができるはずだと言う事です。
今回は少し消化不良ですが、また機会があれば知的障害についてもう少し詳しく深堀りしてみたいと思います!
ではまた👻
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