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発達障害と眼科

こんにちは!でし丸です👻
1年後に障害児の視覚支援が出来る視能訓練士になる予定です!
残りあと364日しかないですね💦
今回は最近割と眼科領域でも扱われ始めた発達障害について書きます!

発達障害とは

まずよく聞く発達障害という言葉ですが、実は正式名称ではありません。
アメリカ精神医学会で2013年に発表されたDSM-5と言う精神障害の診断と統計の為のマニュアルでは日本語に訳すと「神経発達障害」となります。これが正式且つ最新です!(それでも11年前…)
ここでの改定により従来の「広汎性発達障害(PDD)」と言う用語は廃止され自閉症スペクトラム障害(ASD)に変わったり、重症度の概念が導入されASDや注意欠陥・多動性障害(ADHD)限局性学習障害(SLD)を生活上の適応レベルで判定する様になりました。

ちなみに…ASD、ADHD、LDの“D”ですが、これは英語のdisability:障害=不可逆な状態と捉えられる事もあるのでdisorder:症と併記が可能です。

少し逸れましたが従来使われていた広汎性発達障害やアスペルガー障害なんかの下位分類は無くなりASDに含まれました。

眼科での発達障害の研究

上記のASD、ADHD、SLD等は眼科でも外来で見かける機会があると思います。
以前J-STAGEで検索した結果、LDと眼科検査についての論文は20本程度ありましたが、ASDやADHDについての記事は2~3本でした。母数も少ない現状です…
LDに関してはsaccadeやpursuitとの関連から研究しやすいのも関係しているかと思いますが、それでもメインである斜弱や視野、屈折矯正分野に比べると無いに等しいレベルです。
しかも機材の揃った大きい病院での研究なので、ぼくの様な一介の街のクリニック勤務の視能訓練士が太刀打ちできるとは思えません😱

ぼくのビジョン

ぼくは研究ではなく障害のある子どもに寄り添って視機能の評価がしたいので研究目的ではありません。あくまで困っている子どもと自分の幅を広げる為なのでご了承ください🙇‍♂️

また、発達障害に関しても少し思う所があります。それはメンタルクリニックへの敷居が下がったことで気軽に精神科領域に受診できるようになった弊害とも言えるかもしれませんが、何でもかんでも発達障害にしないで欲しいと言う事です。
例えその傾向があったとしても、ぼくは保護者や本人が困ってなければ障害ではないと考えています。もちろん重度の子は別ですが…

終わりに

今日は長くなった上に眼科あまり関係ない内容で申し訳ないですが、イントロダクション的な意味合いでご容赦ください😂
次からはもう少し眼科と関連付けした内容にしていこうと思います!
ではまた🙌


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