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ジェンダークレーマー撃退マニュアル① 発言者に当事者性はあるのか?

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ジェンダークレーマーとは

昨年末の「IKEAのCM」から、今年に入ってから、夫婦のエピソード、マイメロディのマイメロママさんの名言集、そして出産を迎えた妊婦さんに対するバッシングが、フェミニストを自称する人達から起きています。

しかし、「フェミニスト」とは、本来は女性の権利向上を図る人達です。「フェミニストは一人一派」と呼ばれるように、他人の幸せに堪えられないような人もいれば、純粋に女性の地位向上を目指している人もおり、意見は様々です。

同時に表現に噛みつく人は、必ずしも「フェミニスト」を名乗っているわけではありません。フェミニストには表現に噛みつく人もいればそうでない人もいて、逆に表現に噛みつく人はすべてがフェミニストを名乗っているわけではありません。そこでこの手のクレーマーを全体を言い表すとしたら、どういう表現がよろしいでしょうか?…と思ったところで、このツイートが流れてきました。

確かに「フェミニスト」と呼ぶよりは、「ジェンダークレーマー」と呼ぶ方が適しているかもしれません。これでしたら、発言者がフェミニストを名乗っていようが名乗っていまいが、同じように扱うことができます。

定義としては、ジェンダーは「社会的意味合いから見た、男女の性区別」であり、クレーマーは「言いがかりとも受け止められる苦情をしつこく言う人」なので、組み合わせて考えると「性区別に関する言いがかりをしつこく言ってくる人」と考えたらいいでしょう。

当事者無視で価値観を押し付ける

ジェンダークレーマーが多く出てきている例はたくさんありますが、最近ではこのニュースが挙げられるでしょう。

最近のイッツデモとマイメロディのコラボで、マイメロママさんの名言集の中で「女の敵は女」が批判される件がありました。

しかし、10年以上前にはアニメが放送されており、4年前にはマイメロママさんの名言集のクリアファイルが販売されており、それが大きな話題になっていることを考慮すると、これはメインの購買層による批判とは言い難いものでしょう。

この後、コラボ製品の一部が販売中止になり、購買層から落胆の声が上がっていましたが、この件は「購買層でない外野のクレームによって潰された案件」と考えることができるでしょう。

クレーマーとクリエーターの非対称性

その後のマスコミの論調は、クレーマー側の立場から見たものばかりであって、購買層を無視されている内容でした。

企業としては時間と経費と労力をかけて実現した企画であり、購買層にとっては待ちに待っていた企画です。販売中止にならなければ、企業と購買層がWin-Winでお互いが満足する状況になっていたのだと推測できるでしょう。

そう考えるとクレーマーというのは、全く関係ない立場でありながら、PCやスマホでポチポチするだけで、手間かけずにクレームをつけているわけです。

制作コストと表現バッシングが、いかに釣り合わないものかと感じさせられます。

神崎ゆきさんのはてなブログに「表現バッシングと制作コストの非対称性」をアップしていますが、制作は時間、お金、人材、技術などを駆使して、非常に多くのコストをかけている一方で、表現バッシングの方は根拠なき主張を繰り返すばかりで、力づくで言いがかりをつけているのが明確でしょう。

クレームつけるだけなら、思ったことを言うだけでいいので、楽ですよね。大した理由もなくてもいいので、本当に楽だと思います。

クレーマーは当事者かを確認する

しかし、クレーマーは大切なお客さんだからといって、無条件に頭をペコペコ下げるのは、企業にとっても、他のお客さんにとっても得にならないでしょう。

そこで考えるべきことは、クレーマーの正当性についてです。

判断の大きな分かれ目になるのは、やはりクレーマーが本当に購買層かどうかであることでしょう。「女の敵は女」が気に食わないからクレームを言ってきたところで、あくまでもメインターゲットは従来の購買層であることには変わりないでしょう。

大切にしている客層の存在をはっきりさせておけば、外野からの声は購買層の存在を理由に突っぱねることは不可能ではないでしょう。

日本はどうしても「お客様は神様」というように客を立てる風習は根強く、さらなる炎上を恐れて及び腰になりがちですが、そういった姿勢が「リスクもコストもかけないクレーム」を助長させてしまうことには違いありません。しっかりと守っていくべき購買層が存在するのであれば、プレスリリースなどではっきりとスタンスを示した方がいいのかもしれません。

あと、匿名のツールであるTwitter程度で騒いでいる人は、なるべく自分の手を汚したくない上に、リスクを背負いたくない人がほとんどでしょう。やはりクレーマーは身元など明らかにしてないと相手にしない…というスタンスは大切かもしれません。

マイメロのファンでもそうでなくても、根本的には嫌なものだったら、買わない権利はありますからね。文句を言う以前に「買わない」意志だけをはっきり見せればいいだけでしょう。

販売中止まで追い込もうとするクレーマーは、もはや営業妨害の域に達しているという認識は、今後広めていく必要は感じられます。

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