思い込みとの戦い~演繹的思考から帰納的思考へ~

割引あり

INFJは、外向感覚機能(Se)を劣等機能とする。これが肯定的に働いている時は周囲の人や物などから事実を集めてくることに優れるが、大きなストレスにさらされた時は演繹的思考(a=b、b=cならばa=c、というように、たった一つの事実からどんどん考えを深めていくという思考)をしやすくなってしまうという特性がある。例えば、「靴紐が切れたから今日は不吉だ!」というように。多くの人々が「いや、それは証拠がないから……」「さすがに早計でしょ」と思ってしまう所を、わき目もふらずずんずんと突き進み、勝手に結論に達してしまうのだ。そしてそれは、ネガティブな結論であることも多い。
それ故に、人間関係において悩んでしまう人が多いのも事実だ。「あの時の自分の発言が悪かったに違いない」「あの人がこういってたから、絶対そうだ」……。こんな風に考えて、目の前の事がそっちのけになるほど、くよくよ悩み続けてしまう。自分もその一人だ。
 
では、そんな思考から抜け出すためにはどうしたら良いのだろうか? 
その答えの一つに、「帰納的思考」を身に付けるという方法がある。
これは一つの出来事に対しできる限り多角的な見方をすることで、たくさんの可能性を見出し、そこから情報の量や強度を吟味して、最終的な結論を導くという方法である。
 
丁度最近、身近にモヤモヤすることがあった。そこで私は思い立ち、演繹的思考から脱するべく「一つの物事に対して一つの見方ではなく、様々な見方ができる」という帰納的思考を実践してみることにした。今回はそんな例について、紹介してみたいと思う。「何かあるとすぐさま最悪と考える癖がある」というような方にはある程度役に立つかもしれない。
 
ただし、実際に起きたことをモデルにしたため、かなり個人的な事になり、文章もいつもに増して汚く、あまり公になると恥ずかしい。なので、公開範囲を制限するといった意味で、有料記事とさせて頂くことにした。
 
……というわけで、今回はオルレア自身にまで興味がある方向けの、ちょっとマニアな記事という感じだ。それでも良いという方だけ、読んで頂けたら幸いである。
 
 


ここから先は

4,141字

サポートして頂けましたら、本当に嬉しいです。 頂いたサポートは、通院費・食費などといった記事を書き続けるための体調維持費として利用させて頂きます。よろしくお願いいたします。