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#47: こんなときだから♪グロフェ〜トム・ソーヤーがいる風景「ミシシッピ組曲」しかし!!

グローフェ:「ミシシッピ組曲」より ハックルベリー・フィン(1926)

#43 -49のテーマは「故郷に寄せる思いー情景と音楽」

本日ご紹介する作曲家はアメリカ,ニューヨーク生まれのファーディ・グローフェ(1892-1972)です。グローフェはアレンジャーとしても活躍し,ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」をオーケストラに編曲したことでも有名です。自身の作品も「グランドキャニオン」,「ブロードウェイの夜」,「ナイアガラの滝」「ハリウッド組曲」など,曲名からアメリカンなオーラ満開のものばかりです。

本日お送りする作品である「ミシシッピ組曲」は,4つの楽章で構成され、副題に「音紀行 (Tone Journey)」とあるように,ミネソタ州の源流からミシシッピ川を下ってニューオーリンズまでの旅に沿ったシーンを描いています。

その中から,2楽章にあたる「ハックルベリー・フィン」をお送りします。こちら,有名な「トム・ソーヤーの冒険」に登場するトムの友人ハックルベリーです。このお話の舞台がミシシッピー川のほとりにある架空の町なんです。のどかな風景をバックに彼らが冒険する様子が生き生きと描かれている……のですが,残念ながら日本,昭和を生きた人なら,もう「アレ」しか浮かばないんです。

聴くとすぐにわかります。

わからない人はごめんなさい。おそらく平成生まれの方か,その頃日本に居なかった方です。

しかし,知っている人も知らない人も猛烈にハッピーな気分になることは間違いなし!! そして,猛烈にニューヨークに行きたくなること間違いなし!! (早く,ニューヨークの人々,世界の人々が安心して暮らせる日常が戻りますように.....)

今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!


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