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長崎という田舎嫌いな私が、1年半で好きになったとあるキッカケ

生まれも育ちも、長崎県のわたし。社会人2年目までの23年間、ずーーーっと田舎で暮らしてきた。

周りは山と海に囲まれて、東京みたいに高層ビルがうじゃうじゃある姿なんて、想像できっこない。

SNSで見る流行のスイーツもかわいい洋服も、東京や大阪にはあるのに、長崎にくるのはだいたい3年後。

高校生のころ、友だちと遊ぶときの口ぐせは「長崎って、なーんもない」。

本当は、大学生になるタイミングで県外に行きたかった。でも、第一志望校に落ち、そのまま県内の会社に就職。

社会人になったばかりのとき、東京で働く友だちの話を聞くたびに、うらやましくて、なーんだか悔しくなることがあった。

「あーあー…、私も都会の女になりたい」

そんなよくある願いを捨てられなかったけれど、全国でがんばるみんなに負けたくない気持ちで、目の前の仕事をこなした。

会社では主に雑誌の編集者として、あらゆる経験をした。年間80ほど企画をし、多いときで1ヶ月10件の取材に行き、記事を書いた。

TikTokの運用をすべて一人でやって、1ヶ月でトータル100万再生いくこともあった。

とにかくがむしゃらに動いていた。

だから田舎を好きになったのか?必死に働いて経験を積んだから、好きになれたのか?そうじゃない。

ご縁だ。人だ。

今まで仕事をするなかで、何より大事にしてきた。

そして私はラッキーなことに、取材を通して、飲食店さんや長崎で活躍する方と繋がることがよくあった。

でも、記事が世に出されて終わってしまえば、また連絡することは、ほぼない。

「せっかく関わったのに、一度きりで終わらせるのはなんだか寂しい」

そう思って始めたのが、"秘密のラブレター"だった。

毎月、取材に行った場所すべてに、こっそりハガキを送った。ありがとうの気持ちと、記事では書ききれなかった印象など、メッセージを書いた。さらに、LINEのQRコードを貼って「いつでも気軽に連絡してください!」とそえる。

LINEで「ありがとうございました!」とメッセージをいただいたときは、とてもうれしかった。またきてくださいね!と言わることもあって、仲良くなれた気がした。

いまでは、1ヶ月に数回会う友だちのような存在もできた。

1年10ヶ月で退職することになったが「実は、辞めることになりました」とみなさんに伝えると、応援してくれた。「またいつでも長崎戻ってきてね!」と言ってくれた。

"長崎"という土地が好きになった。

「長崎には定期的に帰りたい!」と思える理由ができた。

1年半前の私は「長崎って、なーんもない。田舎なんて嫌いだ!」と思っていたのに。こんなにも人が温かいなんて。

「住めば都」という言葉を、ひしひしと実感している。

どこで働くとかどの会社に入るとか、関係なくて、"自分がその場所で、どれだけ行動したか"が大切だと改めて思った。


最後に、今まで関わってくれた200ほどの飲食店さんや長崎で活躍している方、ライターさん、カメラマンさん、プライベートで出会った長崎の友だちに、伝えたいことがあります。

みなさんがこれからの私に期待してくれていること、少しプレッシャーに思いながらも、とてもとてもうれしいです。

そんな応援してくれる方に、どうやって恩返しができるんだろう?って考えると、今すぐにはできないのがこたえです。

でも、これから私がもっと成長して活躍して、みんなが「わたし、小川莉歩と知り合いなんだぜ!」って言えるくらいの存在になるのが、いちばんの恩返しなのかな〜と思います☺︎

もしそうなったら、わたしとツーショット撮ってみんなに自慢してください(笑)!

ここで宣言したからには、やるしかない!前に進み続けるよっ!!!!!🫰

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