プロ野球新入団選手紹介#1~中川颯~
年が明け1月も半分が過ぎ去りました。野球界のお正月とも言える2月1日まで残すところ2週間となり、各選手の自主トレ情報が入ってくる季節となっですね。
そんな中、新人選手は各球団ファーム施設で新人合同自主トレの真っ最中です!キャンプまでの2週間で新人選手の紹介記事を書いて行くので、読んでもらえるとありがたいです!
記念すべき第1回はオリクッスバファローズ中川颯投手です!
中川投手の特徴と言えば、なんと言っても美しいアンダースロー!
投球フォームだけでファンの印象に残りやすいからか、新人合同自主トレの段階からちらほら記事に取り上げられています。
中川選手の過去の実績、バファローズで起用法等を考察したいと思います。
1.プロフィール
生年月日:1998年10月10日
身長:184cm
体重:80㎏
投/打:右/左
経歴:横浜泉シニア~桐光学園高校~立教大学
2.特徴
美しいアンダースローから繰り出されるストレートはMAX136km/h、平均だと130前後くらいだと思います。アンダースローとしては、速いストレートを投げますよね。変化球はスライダー、カット、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム、シンカーを投げるそうです。僕の認識ではストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシームでした(笑)
投球スタイルとしては、緩急を使いながらストレートを速く見せるのが上手いなという印象です。追い込んでからもストレートで勝負する場面も多々見られたので本人も、ストレートには自信を持っているのではないでしょうか?
アンダースローの投手は左打者を苦手にしていることが多いですが、本人は左打者のインコースのストレートとバックドアとなるスライダーに自信を持っており苦手意識はないとのことです。
2.学生時代
中川投手が全国的に注目されるようになったのは立教大学入学後です。1年春のリーグ戦から登板機会に恵まれ、立教大学35季ぶり18回目の優勝に貢献します。その後の全日本大学野球選手権では胴上げ投手となり、最優秀投手にも選ばれます。ここから毎シーズン、中継ぎを中心に2年次からは先発もこなしつつ、コンスタントに10試合近くに登板しました。通算61試合10勝8敗防御率3.42という成績を残します。2020年現役選手では最多登板、勝利数も早川投手に次ぐ2位と堂々たる成績を残しました。
複数回の連投にも耐え続け、4大学4年間で大きな故障、怪我無く投げ続けました。このことからもタフな身体の持ち主ですこともわかります。
立教大学時代の成績は下記リンクからどうぞ
3.プロ入り後の展望
バファローズの現状の投手陣の状況(先発3枠、抑えヒギンス以外空白)を考えると、スタートは中継ぎでの起用が濃厚でしょう。アンダースローの投手がブルペンに加わることでリリーフ投手陣にアクセントが付くことを期待したいです。とは言え、いきなり勝ちパターンに入ってくることはないと思うので(台頭してきている若手に期待したい!)、ワンポイント、マルチイニングスの登板からスタートからでしょう。現状バファローズでのワンポイント、マルチイニングスの役割の右投手は比嘉投手、荒西投手の2名です。この2投手が中川投手と共通すること。そう、お気づきの通り、右の変則投手であることです。この手の投手の枠は割けて2枠でしょう。このことからもキャンプ、オープン戦では比嘉投手、荒西投手の結果と比較しながら見るのも面白いと思います。
個人的には中川投手の浮き上がる軌道の独特のストレートがプロの打者にどこまで通用するか、これに注目してキャンプ、オープン戦に見ていきたいと思います。
4.向上心と行動力?
中川投手の取材動画でこんなものがりました。
なんと自粛期間に自宅にマウンドを作って投球練習をしていたらしいです!
他にも1月には、有名な野球アナリストのお股ニキさんに指導してもらったそうです。
記事の中に出てくるラプソードとは3Dトラッキングシステムのことです。
最近流行りの回転数や軌道のデータですね。
そもそもアンダースローに転向したのも、自分には武器が無いと思ったことも理由の一つだそうでです。練習環境を整備したり、科学的な視点から技術向上に取り組む姿勢からも「野球で稼ぐ!」といういう気持ちが伺えますね。
5.最後に活躍を願って
僕は東京六大学野球のファンで、2018年から真面目にリーグ戦を見出したのですが、その頃から中川投手活躍していました。3年間とは言えアマチュア時代からよく見てきた選手が自分の贔屓球団に入団してくれたのは、本当にうれしいこと。ドラフト指名されたときはガッツポーズをしてしまいました(笑)
勿論、ハイクオリティユニフォームも受注済です(笑)
美しい投球フォームから緩急を使いながら、打者を手玉に取る姿!見ていてい本当に楽しく、見ている側に野球脳を鍛えてくれます。”中川颯”という名が全国的知られる存在になることを願っています!まずは怪我のないよう、コンディションを万全にしてプロ生活をスタートしてもらいたいですね。
がんばれ!