「高齢者施設での虐待」について

現在、介護業界で働く、妻子持ちの32歳の男です。
介護業界といっても、介護職ではなく「生活相談員」という仕事をしています。アパートを借りて、家族三人(妻、長男)で、幸せに暮らしています。
が、、、 今の現状、、、
「やべえ、金がめっちゃかかるのに給料が少ない」
「病気して働けなくなったらどうすんべ」
「このまま、仕事も同じことを繰り返すのか。嘘でしょ」
などなど、不安と焦りがどんどん大きいことに。

今後の生活、人生のこと、などなど考えることがたくさんありますが、

福祉業界についても「考えなければいけないな。」ということが、私のような青二才からみてもたくさんあります。

たくさんある中の1つが、、、

「施設の虐待」についてです。

虐待とは何か。簡単に、、、

■身体的虐待
⇒暴力的行為で身体に傷やアザ、痛みを与える行為、など
■心理的虐待
⇒脅し、侮辱、無視、嫌がらせ等によって精神的苦痛を与えること
■性的虐待
⇒同意なしの性的な行為やその強要
■ネグレクト
⇒必要な介護サービスの利用を妨げる、世話をしない、など
■経済的虐待
⇒勝手に財産や金銭を使用、本人のお金の使い方を制限

があります。
そんなもん知っとるわ!という方はすいませんm(__)m

福祉を志す者へ「虐待をしてはダメか?」と聞いたら、
100人中、100人が「ダメだ」と言う。
それでも、虐待は起こる。

一部のサイコパスを除いて、、、

福祉の高校や大学を卒業し、介護の世界へ情熱をもってへ入ってきた方についても、虐待をしてしまうという事実があります。

キラキラした笑顔で「ご利用者のために頑張ります!」と元気いっぱいだった新人職員たちも時間が経過するにつれて、、、

・この言葉遣いはちょっとまずいな、、、
・この対応はグレーゾ-ンだな、、、
・これを盗撮、盗聴されていたら、アウトかも、、、

というようなことがあります。

①教育  ②環境  ③厳しい処分

虐待を防止するには、この3つが大切であると思っております。

①ベットの周りを全て柵を付けてしまう、ご利用者が立ちたいのにイスに座らせた状態にしておく・・・
このようなことも虐待になりますが、知らず知らずのうちにやってしまう「知識不足」が要因の可能性もあります。そのため、教育が必要になりますが、「自分も虐待をする可能性が全然あるよ」ということを、職員一人一人に理解させる必要があります。

②「周りの職員が同じようにやっているから」「ルーティン業務が忙しくて、つい利用者にあたってしまう」と言ったことも要因で考えられます。
これらについては、組織の体制を見直していかなければなりません
虐待がダメなことが前提にありますが、忙しすぎて疲弊している職員に対して、「あなたの対応は悪い!」とは私は言えません。だったら、クソみたいな書類作成やムダな業務を殲滅させ、職員がポジティブな状態で働ける環境を作ることが大切であります。

③高齢者虐待防止法がありますが、ザックリいって「高齢者の権利や利益を守ろうね」といった内容であって、取り締まるものではありません。そのため、組織内で厳罰化した方が良いと思っています(給与や賞与の減額等で)。虐待が起きてしまいご利用者やご家族とトラブルになることを考えると事前にそのようなルールを作っておいた方が良いのではないかと思います。

今までのご利用者・ご家族は携帯やパソコンを使用する人が少なかった。
これからのご利用者・ご家族は携帯やパソコンを使用する人が当たり前。

今後、高齢者世代間での情報量もどんどん増えると思います。

そのようになると、「明るみに出なかったマズい対応」がどんどん表面化されます。
もし、現在「マズい対応」をしている職員(組織)がいたら、今はバレていないかもしれませんが、今後はバレます。間違いなく。

そうなったら、その施設や会社じたいも・・・・・・。

当然ですが、ご利用者を虐待から守らなければなりませんが、
その裏側には「組織」も虐待から守らなければならない。
ということを私自身も忘れないようにしていきます。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
「自分のためにではなく、誰かのために行う」
大切な家族、友人、先生方、そして私を支えてくださる方々のために、少しでもお役に立てるよう行動していきます。

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