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これまでの賃貸・分譲住宅はどうなる?②

この記事は
①賃貸・分譲住宅を探している方
②賃貸住宅のオーナー或いは管理をされている方
にオススメです。


前回のあらすじ

前回は賃貸・分譲住宅に関する法改正とそれを通じてどのような変化が起こるかをまとめました。

これからは賃貸・分譲住宅の需要が高まる?

新築住宅価格の高騰は長らく続いており、これまでと比べてどんどん個人が住宅を取得しにくい状況が続いています。
こんな状況の中、注目を集めているのは「リフォーム・リノベーション」。

新築住宅にかかる費用 > 中古住宅購入費用+改修費用
という式が必ずしも成り立つわけではありませんが、中古住宅の価値が見直されているのは確かです。

また、経済的な理由だけでは無く、新しくつくるよりも今ある資源を有効に使いたいという理由で「リフォーム・リノベーション」を選択する人も珍しくありません。

しかし、問題は「多くの中古住宅がエネルギー性能に優れていない」という点です。
日本の住宅ストックの実に7割近くが無断熱(もしくはそれに近い状態)と言われているため、暑さ寒さを凌ぐのに冷暖房エネルギーを多く必要としています。
さらに、電気代高騰は今後も避けられないため、暑さ寒さによる健康問題だけでは無く、光熱費負担の問題にも繋がります。冷暖房エネルギーを削減するための断熱改修を適切に行う事が重要ですが、その費用を捻出できない…という方もいらっしゃるでしょう。

そこで、
「暑さ寒さに困らない住環境で過ごしたい」
「夏冬の光熱費負担で苦しい思いをしたくない」
という需要に応えられる賃貸住宅が、これからのスタンダードになる可能性もあるのでは?と考えています。

これからの時代に対応できる賃貸・分譲住宅の需要が高まる!

そんな需要に応えられる賃貸住宅が少しずつですが増えてきています。

多くの人が住宅を購入する際、断熱や気密などの省エネルギー性能に注目し始めることでしょう。また、それらの性能を直接体感したいと考える方も少なくありません。さらに、これらの性能にかかわるコストについても気になる点です。
こうした中で、住宅取得以外の選択肢として、高性能賃貸住宅が提供する価値は、これからの住宅市場において重要な役割を果たすかもしれません。

これは分譲住宅も同様です。
分譲住宅においても差別化のための高性能化が欠かせません。
もし、買い手がついていない分譲住宅があるなら「高性能化リノベーション」は大きなアピールポイントに繋がるでしょう。

まとめ

  1. 物価高・人件費高による新築住宅購入価格高騰は避けられない

  2. 燃料価格高騰などによる電気代高騰は避けられない

  3. これからは省エネルギー性能に優れた賃貸住宅が求められるのではないか

  4. 新築よりもコストを抑えながら手をかけられる高性能賃貸・分譲住宅のリフォーム・リノベーションがオススメ

まだまだ市場に出ている数が少ない高性能賃貸・分譲住宅ですが、その分提供する価値は高いので、是非多くの賃貸・分譲住宅オーナーの方にその価値に気づいて貰いたいところです!

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