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後悔しない選択をするための2つの方法|メンタリストDaiGo『後悔しない超選択術』



ORIKAGO cafeへようこそ。店長のひかるです。

今回は、メンタリストDaigoさんの著書『後悔しない超選択術』を参考に、後悔しない選択をするための2つの方法と題してお送りします。

振り返ってみると、私たちは暮らしの中で、日々さまざまな選択肢に出くわします。

朝ごはんは何にしよう?  ラインの返信は今しておこうか?

健康のために運動を始めようか? 今の仕事は辞めようか?

コンビニで何を買おうか?  週末は何をしようか?   

選択には些細なものから、重要なものまで、色々なケースがありますが、本書によれば、人は人生を左右する選択を、1日に約70回もしています。

それだけ多いのですから、大なり小なり「あの時、あ〜しておけば良かった・・」と思い返すこともありますよね。私も会社経営をしているので、判断を間違えたのかな〜と思うことはたくさんあります。

また、選択に対するよくある間違いが、『正しい選択』があるはずという思い込みです。脳科学と心理学の研究によれば、私たちが判断する場面においては、正しい選択は存在しないといいます。

例えば、就職活動。事前にどれだけ調べようが、任される仕事や職場での人間関係、会社の長期的な業績など、将来について、事前にはわからないことや自身ではコントロールできないことが大半。結局の所、どの選択をしても、葛藤や乗り越えるべきことは発生するものです。

このように『正しい選択』があることを前提に考えると、不都合が生じた時に、単に過去の選択が間違っていたと捉えてしまいがちです。なので、より幸せな人生を歩む上で、目指すべきは『正しい選択』ではなく、よりベターな選択を追求し『後悔しない選択』を重ねること。

本書では、そうした選択をするために知っておくべき知識や身につけるべき習慣について、脳科学や心理学的な考察を交えながらわかりやすく紹介されています。今回はその中から、特に大事だと感じた2つのポイントに絞ってご紹介していきます。

普段の自身の選択に自信が無い方や何か大事な選択に迫られている方はぜひ参考にしてみてください。では早速はじめましょう。


①複数のサンプルを用意する

1つ目は、複数のサンプルを用意する意識を持つこと。サンプルとはつまり判断材料。言われてみれば当たり前に聞こえますが、実は私たちの選択肢は思い込みによって狭まられていると言います。

その要因は『初頭効果』。聞き慣れない言葉ですが、要は、人は第一印象にかなり強く影響を受けてしまうため、その対象を過剰に評価してしまうということ。本書によれば、初めて人や何かに相対したとき、無意識のうちにたったの7秒で第一印象を形成し、その効果は半年間も持続するといいます。

更に恐ろしいことに、人はその第一印象をより確かなものにするような情報収集を脳内で勝手にしてしまいます。第一印象が『優秀な人』の優秀なところ、『楽しい人』の楽しいところ、『優しい人』の優しいところを、無意識に探してしまうということです。

そのため、第一印象が良いと、良いところばかり目がいくので、例えば、遅刻したり、お金にルーズだったりと他で残念なことがあっても、あまり気にならなくなってしまいます。

思い返せば、似たような経験は誰しもありますよね。このように第一印象の影響による思い込みで、客観的な評価ができなくなると、当然後悔しない合理的な選択もしにくくなっていきます。

そのためにも、普段から複数のサンプル、つまり判断材料を用意する習慣が重要になります。具体的な方法としては、他の人の立場になって考えてみる、自分とは違う意見を集めてみる、科学的な分析がある文献を読んで見る、などなど。

人はついつい最初の印象でそれが正しいと思い込んでしまうもの。そうした前提にたって、普段から反対意見に耳を傾けたりして、立ち止まった考える習慣を身に付けていきたいですね。


②選択を午前中に行う

2つ目は、選択を午前中に行うこと。シンプルですがとても大事なポイントです。冒頭にお伝えしたとおり、人は1日に70回もの大事な判断を行います。そのため、午後や夜になるにつれ、選択疲れが溜まり、「よくわからないから明日にしておこう」と選択を先延ばしにしたり、「もうこっちでいいや」と衝動的に選んでしまったりと、合理的な選択がしにくくなっていきます。

脳科学者によれば、人は朝起きてからの約2時間が、脳がクリアな状態です。特に朝食と食べたあとの30分が、合理的に物事を考えられる時間帯だといいます。人生を左右するような重要な意思決定こそ、夜の脳が疲れている時間帯ではなく、頭がクリアな朝に選択するようにしていきましょう。

余計な『選択疲れ』を防ぐテクニックとして、その日の細かなスケジュールを朝のうちに決めておくことや、自分の中で、例えば朝は必ずパンとコーヒーなど決め事を増やすことも、選択を絞ったり回避することにつながるので、有効だといいます。ぜひ試してみてください。


以上、後悔しない選択をするための2つの方法と題してお送りしました。本書によれば、こうした点を意識し続けて、しっかりと習慣化していくことが重要だと言います。習慣が身につくまでは時間がかかるものですが、習得して後悔の少ない人生を歩めるようにしたいですね。本書では他にもより良い選択をするための様々なテクニックを紹介しているので、関心のある方はぜひ読んでみてください。最後までご視聴ありがとうございました。


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