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洗顔料・スキンケア用品を使わないと決めた理由

美肌のためには化粧品によるスキンケアが欠かせない、というメーカーの主張をくりかえし、くりかえし聞かされ、雑誌などで読まされてきました。この「マインドコントロール」を解くのは、至難の技だと思い知らされる毎日です。

26p|「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法


結論を先に言うと俺は今後、洗顔料・スキンケア用品を使わないって決めました。

以前からスキンケアって本当に必要なのかな?と疑問を持っていて、スキンケアっていうものに対してあまり納得いっていなかったんですよね。

現代では『美肌=スキンケア必須』という常識や価値観が浸透し切っているように感じるけど。

そんな中、最近読んだ『「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法』という本を読んで、俺のなんとなく思っていた考えが確信に近いものに変わりました。

10年くらい「肌」に関して悩んできた

自分は思春期から現在に至るまでにかれこれ10年くらい肌荒れに悩んできた。
なので肌にいいと言われる食べ物からサプリメント、生活習慣やスキンケア用品に至るまでそれなりの時間・労力・お金を掛けてきています。

そういった類の中でもスキンケア用品に関しては色々なものを試してきました。
ですが、はっきり言って効果は得られなかったです。

こういうことを言うと、それって肌にあってないからじゃない?って言われがちなんだけど笑笑
個人的には肌に合う合わないっていうこと自体もよくわかりませんでした。つっぱり感がないのが肌に合っているのか、赤くならないのが肌に合っているってこと?なのかな。

そもそも個人的にはスキンケア用品に頼らないと綺麗な肌が保てないってこと自体にも疑問を抱いていました。

自分自身がスキンケアで劇的に肌が綺麗になったという経験がなかったので(むしろ悪化したことも多々)スキンケア用品については、いつの日からか懐疑的になっていたのだと思います。

スキンケア用品って肌を健康状態に戻すものではなく、肌を傷めるものではないのかと。

具体的にどう肌が悪化したのかというと、頬あたりが慢性的に赤くなり赤裸顔に近い状態になりました。
はじめは紫外線とかの影響かなって思っていたんですけど、次第にスキンケア用品などで肌が痛んだり、肌が拒絶しているサインではないかと感じるように思ったわけです。
あと暖房のついた部屋とか日差しが当たったりするだけで肌がピリピリしたり赤くなったりするような敏感肌に変わりました。

スキンケアをしてない人の方が肌が綺麗


自分がスキンケアをより組むようになってから、ふとあることに疑問を抱きました。
スキンケアに無頓着そうな男性の肌が綺麗だなと思った点についてです。
下手したら、コスメ用品が好きでスキンケアにも力を入れている女性のすっぴんの肌より綺麗なんじゃないかって。笑

よく銭湯なんかでみるおっさん、おじさんの肌なんか見てみると何にもスキンケアとかしていないだろうけど艶があり普通の健康的な肌(一般的な綺麗な肌)な人ばかりです。
同年代の友人を見ていても、美容などに興味関心がなさそうな男は肌が普通に綺麗だったりするし。

最初は皮脂の分泌量が多い年代と少ない年代だからと思っていました。
同年代の友人に関しても、肌が綺麗だからスキンケアに無頓着でいられるんだろうなと。

スキンケアを始めたきっかけ


自分自身を振り返ると中学生の半ばまで頃までスキンケアなんてしていませんでした。
俺がスキンケアをするようになったのは、ホルモンバランスの乱れなどによりニキビができるようになった思春期(成長期)に入ってからです。
そしてスキンケアをするようになってから肌が綺麗になったかと言われたら、ニキビができやすい肌になり肌質自体も悪化していきました。

でも、多感な時期に肌荒れした顔で学校に行くのはとてもつらかった。
すぐにでも治したくて俺はスキンケアをするようになりました。

この頃には洗顔料・スキンケア用品を使わない生活はさらに肌が荒れていく不安や恐怖を抱えていたので考えられませんでした。

ニキビに効く、肌が綺麗になるなどというキャッチコピーに踊らされ、評判のいい新しいスキンケア用品を色々試したりもしました。
でも実際に肌が綺麗になったとは言われれば微妙。

スキンケアを始めてから思ったこと


スキンケアの習慣が当たり前になっていったとき、身体の肌質と顔の肌質が明らかに違うなと違和感を抱き始めました。
身体の方の肌質はとても自然で普通肌なのに対して、顔の肌質は、毛穴は開いているし頬全体は赤いしニキビはできやすいし…。

スキンケア用品が肌にとっていいものであるなら、スキンケア用品を多用している顔面の肌質の方が綺麗なはずなのに、なんで?って思いました。
でも明らかにスキンケア用品を塗りたくってない身体の肌質の方が艶もあり綺麗で健康的に見えました。

これは今までの俺の考えの結論ですが。
ニキビは一時的なものであって潰したりしなければスキンケア用品など関係なく自然と治る症状だということ。
つまりスキンケア用品などはニキビを治すものではないっていうことです。
逆に、肌にとって化学性物質が含まれているもので洗ったり塗りたくったりすると身体本来のバランスが崩れてニキビや出来やすくなったり赤っぽくなったりすると感じました。

そういったこと経験からも普通肌(本来の肌質)になるには、肌自体に何も塗らず時間をかけてく方法が一番なのではと。

過去に水洗顔を実践するも「不安・恐怖心」で断念


過去に一時的にスキンケア用品を使わない生活を試みたりしました。
でも今までスキンケア用品に頼ってきたからか、途中で顔が粉を吹いたりしてやっぱり良くないのかもしれないと不安になり断念してきました。

そんなこんなで、最近までは純石鹸+ワセリンのみ、みたいなスキンケア方法を試していました。
効果自体はマチマチっていうところです。
顔の赤みはあまり引いていかず、ニキビもたまにできたりして、やってて良くも悪くも変化なし、みたいな。

そんな俺を見かねて、スキンケア好きな彼女が色んなスキンケアを薦めてくれましたが、使用後に肌がさらに赤っぽくなりしてスキンケア用品が肌本来の美しさを取り戻す上で逆効果だという気持ちが拭えなくなっていきました。

「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法』を読んで思ったこと


そういう経緯もありスキンケア用品に頼らないちゃんとした情報が載っている本はないかとKindleで探していたところ『「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法』という書籍を発見。

まず目についたのがこの本に書かれていた数多くの高評価レビューの多さです。
そしてこの本の著者が、皮膚の怪我や火傷を専門分野とする大学医療の教授?のような方で、ひとまず一定の信頼は得られると感じました。

実際この本を読んで印象が強かった文章を載せたいと思います。

患者さんの中には、何をつけても肌が赤くなってしまう女性たちがいます。いわゆる敏感肌の人です。マイクロスコープでみると、そういう女性たちの肌には、キメがほとんどなくて、肌は乾燥しきっています。

(本文省略)
乾燥がはげしいということは、体内の水分の蒸発を防ぐ保湿膜がこわれているのと同時に、肌を外界の刺激から守るはずのバリア機能も働いていないのです。バリア機能が働いていなければ、化粧品が皮膚の中にダイレクトに入りこんだり、刺激したりして炎症が起きて、肌が赤くなるわけです。

(本文省略)
まずは1ヶ月間、クレイジング、クリーム、乳液、美容液、化粧水、そしてファンデーションもやめて、洗顔もなるべくせっけんは使わず、水だけにしていただきました。
1ヶ月後来院したときに、マイクロスコープで肌をみると、何もつけなかった人たちは全員、キメが再生して、肌の乾燥感や洗顔後のつっぱり感もなくなっていました。いっぽう、キメが改善していない人や悪化している人たちは、決まって、何かをつけた人たちでした。

19p|「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法

スキンケア用品が、肌本来の機能を破壊しているという表現は、自分がなんとなく疑問を抱いていたことだったので、とても腑におちた。
スキンケア用品を使い続けている限り本来の普通肌は手に入らないと実感した瞬間です。

 敏感肌の人たちでは、ほとんどすべての毛穴の周りに炎症が起きていたのです。肉眼ではみえないので、本人は気づいていないのですが、毛穴という毛穴はすべて炎症でまっ赤になったり、茶色になったり、クレーターのように大きな穴があいたりしているのです。
 その多くは昨日、今日できたものではなく、長い期間、赤くなったり治ったりをくりかえしてきた炎症のようでした。

20p|「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法

俺の顔全体が赤っぽくなっていったのは、スキンケア用品を多用してきたことによる毛穴の炎症の可能性が高いのかもしれないなと感じました。

様々な洗顔料、化粧水、乳液を試してきたし、一時期、ニキビ痕などを隠そうとコンシーラーなども使ったり、コンシーラーを落とすためにクレイジングもしていたりしたので、肌への負担は相当大きかっただろな…。


 クリームや美容液などの基礎化粧品をぬると、当然つややかで、しっとりとした感触になりますから、かなり乾燥した肌でも、絶好調の肌と錯覚させられます。基礎化粧品には、肌を健康にみせる強力な薬のような効果があるのです。
 そのため基礎化粧品をつけるやめれば、洗顔後すぐに肌がつっぱり、粉をふふき、ひび割れしそうになってしまいます。そこで、あわててクリームや美容液をつける。すると、あら不思議、うるおいのある、ぷりぷりの肌に早変わりです!基礎化粧品をつけずにはいられない肌になっているのです。
 これはもう、アルコール依存症ならぬ「基礎化粧品依存症」です。極度に乾燥した肌を、基礎化粧品という麻薬でごまかざるをえないのですから。

23p|「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法

化粧水やクリームはその場しのぎのごまかしにすぎません。この化粧水やクリームで、実際にはかえって肌を痛めていたのです。

27p|「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法


スキンケア=美肌になる、という考えが強い人ほどこの事実は受け入れ難いだろうなと思ってしまった箇所です。

自分自身もスキンケア用品で洗顔した後などは特に乾燥しやすいなと感じていました。
なので、洗顔後は必ず保湿を心掛けていました。

一度スキンケアをする習慣ができて以降は、スキンケア用品を使うループから抜け出せなくなっていたのかもしれない。

 私はこれまでの患者さんで、いちばんきれいな肌をしていた女性は、80歳を少しすぎていました。白い肌はふわふわとやわらかく、ほおのあたりがうっすらとピンクに染まっていて、まるで白とピンクのマシュマロみたいでした。
 その方は、長年、うぐいすのふんで顔を洗っていたそうです。昔は、うぐいすのふんが洗顔料がわりに使われていたのですね。でも、だんだんと手に入らなくなってしまった。それからはずっと水だけで顔を洗うようになり、お化粧も水で落とせる「水おしろい」にしたというのです。
 化粧水やクリームはいっさいつけず、ましてやマッサージやパックなどしたことがない。水で洗う以外、なんの手入れもしてこなかったのです。

32p|「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法


何百、何千人っていう患者さんの肌を見てきた人が思う一番綺麗な肌だって感じた人は実は水以外で顔を洗っていなかったっていう話はとても興味深かった。
化粧水やクリームも塗ったことがないっていうのも現代の美容常識から大きくズレているけど、俺はこっちのほうが納得できる。

理想の肌は「しっとり」ではなく、「さらさら」だと覚えといてください。

41p|「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法


実際に4日以上水だけで洗顔していますが、肌は常にさらさらです笑
まだ赤みやニキビ痕は引いていませんが、これに関しては時間が解決してくれるように思います。
あと、敏感肌が治ってきました。
暖房がかかっている部屋などに入っても、肌がピリピリしなくなったので。

何よりとても楽です。

自分は水洗顔のみですが、他にもイソトロイシンっていう皮脂の分泌を抑えるサプリメントを一日一錠飲んでいます。
このサプリメントは、ニキビが悪化しまくってる人に皮膚科が処方するようなニキビ治療薬としては効果が絶大だそうで。
自分はニキビ自体はそんなにないんですけど、ニキビが新しくできるのが嫌なので、これも併用して飲んでいます。

しばらく水洗顔を続けていって効果や変化等があればまたnoteで報告したいな。






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