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第一回本紹介{SFの大作「海底二万里」J・ヴェルヌ}

おはようございます。本日は今も人気の絶えないJ・ヴェルヌの傑作「海底二万里」について話していこうと思います。まずはタイトルが私の嫌いな「里」表記なので単位換算します。1「里」を約4㎞として計算します。何んと海底80,000㎞今の時代では到底考えられません。そもそも地球の直径が12000㎞ちょっとなので地球を貫通してますね。まあ、タイトルですから、とても深い深海ということを言いたかったのかな…訳した人は。

海底二万里の魅力はいろいろありますが、三点に絞ってみていきますね。

ストーリーが面白い。いきなり幼稚かもしれませんが、ストーリーがとても面白いです。最初は海の怪物を討伐するといって戦艦に乗り込んでみたもの歯が立たず、撃沈。怪物が潜水艦であったことを知る。主人公は潜水艦で捕虜にされるも、自然史博物館の教授であるため、海底の生命に興味を惹かれる…(これ以上は読む楽しみが潰えてしまうのでカット)そして文中では人間の感情や、ネモ艦長の過去が少しづつ紐解かれていますが、最後は書かれていません。読者が自分の理解をする形となっています。これも私が面白いなと思う一つです。

海底の描写が綺麗。本当に綺麗です。この本の文中には度々海底の海の様子が分かるシーンがありますが、本当に行ったことがあるのではないかというぐらい鮮明に描かれています。また、海洋生物の名前がたくさん出てくるので、読んだだけで海に詳しくなった気がします。これは読んだ人にしか分かので、是非読んでもらいたい。

本当にあった話ではないかというぐらいリアル。海底の描写もそうですが本当に行ったことがあるのではないかと思うくらい書き方がリアルです。そして、本の中に出てくる知識も現実で使えそうなものが多く、勉強にもなります。J・ヴェルヌはどうやって考え付いたのか…はたまた、近くに詳しい人がいたのかな。

本日は海底二万里という本を紹介させていただきました。私はネモ艦長が最後に何がしたかったのかわかる気がします。結局のところ、上の権力者が色々なものを踏みつぶしていく中で、奪われたものを守れない、取り返せない弱かった自分を恨んでいるのだと私は思います。それで作中各地で同じ思いをしている仲間を拾い上げて、同じ思いをさせないために助けていたのだと思います。書かれた当時の世の中も今とはさほど変わらないのではないかと私は思います。だからこそ今も読まれている作品なんですね。

今回はJ・ヴェルヌの「海底二万里」についてお話させていただきました。是非スキやフォローをお願いします。書いている私の励みになります。良ければ読んだほうが良い小説、漫画、ビジネス書などがありましたら教えてください。お金があれば本に使います。最後までお読みいただきありがとうございました。またお会いしましょう。good bye


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