【FP×食費のお悩み】食費がかさむ理由:暮らし派FPの家計カイゼン日記155日目
先日の家計ご相談。「食費もけっこうかかってる気がするんです」。とおっしゃるクライアントさん。なるほどー。高いのか、安いのか判然としないけれど、「食費がかさんで悩ましい」という現象について、分解しました。(ワーママはるさん風(笑)。
FPが考える、「食費がかさんで、ざわざわする」理由3つ
食材調達のために、3日~4日に1回はスーパーに行くし、あまり自炊をしない場合は、仕事帰りに何かしら、口に入れるものを買いますよね。
コンビニに寄るのが日課になっている人もいるでしょうし。
お財布を開く回数が多い分、使った金額はさほどいかなくても、食費の悩みは心を乱すようです。
もちろん、食費の見直しも大事ですが、そんなに”深く悩むところでもない”かなーと、ひそかに思ってるんです。
なぜなら、どうして食費について悩んでいるのか。原因を分類すると
▶ 食費が悩ましい理由
1)適正な食費を知らないから
2)何にどれだけ支出しているかログ(記録)をとっていないから
3)栄養補給以外の目的を抱き合わせにしているから
となって、それぞれに対策を立てやすいからです。
まず、1)適正な食費を知らないから。
については、面倒でも1回、適切な食費を計算すると、すっきりします。
(計算法の参照リンク 下記に貼ります)
プロフィール(運動量、年齢、性別)ごとに、1日にどのような食材を、何グラム食べたら健康的な食生活になるか、厚労省の栄養摂取のガイドラインをもとに、食費予算として、置き換える方法があるので、これを根拠に買い物すればよいのです。
たとえば、
「うちの家族の健康的な食事のための食材費は、計算したら、1日2400円になった!
今日は3日分買い物するから、スーパーで7200円ぐらいを目途に買おう」となる。
いつもレジにいくと、10,000円ぐらいかかっていたなら、食費使い過ぎ。
5,000円ぐらいだと、節約し過ぎ。栄養不足も心配。となるわけです。
「ちょっと待ってよ。それって、レジに行ってみないとわかんないじゃーん!」
って思いますよね(^^;)
でも、買い物になれた働きウーマンのみなさまなら、だいたい、カゴの中のものがレジで、いつもいくらぐらいなのかは、お察しだと思います。
スーパーで日用品を買う場合はそれを(だいたいでよいので、1,000円引くとか)差し引いて、推測してください。
注意したいのは、調味料や、お酒、お惣菜、お菓子の値段は含めないので、こうしたものを省いた、野菜や肉など、素材そのものの値段で考えます。
基本的に食事は自炊する方なら有効な方法です(^^♪
**料理をするのが苦痛ですという方(>_<)は **
これだけ生鮮食品を買わないと、健康的な生活をするための栄養が取れないんだと驚くかと思います!
ますます、プレッシャー(>_<) 。
「外食にしたいなー」
「お惣菜で済ませたいなー」と思うでしょう。
ノーノー。心配しないで!!
あくまで、目安ですから!!!
野菜や豆や青菜や芋や肉・魚・卵・牛乳。
とりあえず、いろいろ食べるのが必要なのね。
そのためには、そこそこの食費はかかるのね、
ぐらいとふわっとした感覚を知っていただければと思います。
料理しなくても、洗ったまま食べられる野菜もあれば、干物を焼くだけでもいいし、牛乳を飲むだけでも、栄養ですから。
手間のことは、深く考えないようにしましょ!
参考
2)何にどれだけ支出しているかログ(記録)を取っていないから。
これについては1)の応用編です。何をどれだけ買うかの基準があれば記録をとって、その差異を埋めていけば、「あら、すっきり!」ということになります。
肉ばっかり買っている、と思っても実際は適量で、足りないのは果物や青菜などのビタミン、ミネラル類だとわかるかも。
いびつなヒトデ形のようなグラフを、きれいな多角形に補正していくイメージを持って、食べ物を買っていけば、
▶食費の額も適正。
▶買っている食材も多彩。バランス良好!
という、お墨付きをもらえるわけです。
「えっへん。わたくし、意識高めです」と、どうぞ胸を張ってください!!
3)栄養補給以外の目的を抱き合わせにしているから
おそらく、うっすら気づいていると思うのですが、食費に栄養補給以外のお楽しみ要素を盛り込んでいるパターン。
*季節ごとにリニューアルされる食材や、パッケージがステキなスパイス。
*趣味・嗜好の延長で買っている、ステキ時間のためのコーヒー・紅茶・ハーブティー。
*内緒で食べる、オトナ用おやつ
が食費を押し上げているパターン。
これは趣味費や、娯楽費の予算のなかでやりくりしましょう。
枠内でどれだけやりくりして、満足度を上げるか!ゲーム感覚で楽しんでください。
健康維持のための食材費とは別モノです!!
*子どもが一緒にくると、買い物が増える。という方は、子どもの「レジャー」と「買い物」は別にしましょう。
私だって、オットのホームセンターに付き合わされると、ずっとネジとか選んでいて、もうイライッラして、
帰りに「ミニストップでベルギーチョコソフト買ってほしい!」ってなりますよ。
買ってくれないけど。
我慢しなさいっていう教育法なのかもしれないけれど、
まばゆいお菓子棚の前で、「待て!」とじらされるのは、柴犬じゃなくてもつらいです。
うちは、買い物を子どもとする場合は、「今週食べるお菓子を3つ選んでくれる?」と頼みます。
ついでに、「みんなで食べるから、たくさん入ってて、安いのだと、サイコー!」と言います。
すると、子どもがこわれせんべいとか、カントリーマアムファミリーサイズとか持ってきて、どうよ?という顔してきてオモシロイです。
コドモなりに、これを選んだ理由を聞くと、またオモシロイ。
「しょっぱい部門と甘い部門ね。」とか言います。
まとめると、買う人のお楽しみの要素が高いものは、予算を決めた家族のレジャー費や、個人の趣味費から出す。
▶「健康」と「娯楽」は、しっかり線引きするとスッキリすると思います。
以上、食費にざわつく心理について分解した、FP兼コーチのよーこでした。
やっぱりベルギーチョコソフト、食べたかったぜ。
↓
おカネとココロの話し相手。
ファイナンシャルプランナー
山の上のよーこ
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