大学院に進学して感じたこと
東京大学 学際情報学府 修士課程1年の平澤彰悟です。地理空間情報をテーマに大学院で研究しています。
2022年4月に入学をして、早いもので大学院生活も1年過ぎようとしています。
大学院生として感じた、学部の時との違いや気づきを中心に書いていこうと思います。
院進学してよかったのか?
これは迷いなく進学してよかったと言えます。
その理由は2点あります。
## 1.グローバルの物差しを手に入れる
今年の夏には研究費でイタリアで開催された国際学会に参加させていただきました。
大学や研究室にもよりますが基本的に大学院は学部に比べて、海外に出れるチャンスが多くあります。
国際学会や国際カンファレンスの参加など、海外で自身の研究を発表する機会があります。
海外の学会に出ることで、最新の技術や情報に触れられる。海外大学の研究者や外資系企業と交流できるなど多くのメリットがあります。
海外のコミュニティに入り、交流することで、自身が今その分野でどの程度の立ち位置にいるのかを把握することができます。研究者としてどの程度なのか、海外のマーケットに通用する実力があるかなど、日本のものさしだけではなく、グローバルのものさしで自身を客観視することができます。
研究者で生きていくにしろ、ビジネスの世界で生きていくにしろ、グローバルスタンダードで自身の実力を測ることはとても重要なことです。
海外の基準を知り、自分に今何が足りないのか、逆に自分の強みは何なのかを明確化することができます。
海外で勝負していきたいと思う人は、大学院に入り自分が世界レベルで活躍できそうな分野を見つけるというのもありだと思います。
## 2. ポジション争いで勝つ
大学院生は多様な経験ができるという点でも魅力があります。
2022年夏に宇宙航空研究開発機構(JAXA)でインターンをしていました。
自身が行っていたJAXAのインターンは学部3年生から応募できるものでしたが、例年基本的に院生を多く取っている傾向がありました。
JAXAのような研究機関のインターンは学部生より専門性のある院生のほうが採用されやすいのだと思います。
普通では触れることのない、研究機関や企業と接点を持てるチャンスが多いことは院生の特権だと思います。
インターンだけではなく、大学院では企業や政府機関との共同プロジェクト等で外部の機関と触れ合う機会が多々あります。
研究やインターンという形で、研究機関や民間企業と関わることで、解像度高く自身のキャリアや将来について考えることができます。
学部生ではエントリーすらできなかった機関や企業、ポジションなどにエントリーできることが大学院生の旨味であり、これを活用することで将来の夢や目標の幅を広げることができます。
さいごに
これまで大学院進学をして感じたことを述べてきました。
紹介したもの以外にも、優秀な学生が周りにいることでモチベーション高く研究できる、研究者としての素養を身につけることができるなど大学院ならではの魅力はたくさんあります。
少しでも興味のある人はぜひ大学院進学を本気で検討してみてほしいです。
この記事がこれから院進学する人のモチベーションになってくれれば幸いです。
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