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Adobe Lightroom の空加工が凄い

さいきん写真熱が高いdylaです。

一眼ユーザー王道の写真レタッチソフト(加工ソフト)、Adobe社のLightroom(厳密には Lightroom Classic)、略称 LrC のプリセット加工が凄かったので記事にしました。

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LrCに馴染みのない方に補足をすると、LrCとはAdobe社が年額1万ちょいくらいで出しているPC専用の写真加工アプリです。

普通のスマホなどにある加工アプリなどと異なり、細かいところまで加工できたり、rawという1枚25MBくらいする形式の写真加工ができたりする、アマチュアのガチ勢〜プロまで御用達の加工ソフトです。

(憶測、NikonとかSonyとかのミラーレスを使っているプロカメラマンの6〜8割以上がこのソフトで加工をしていると思う。たぶん。たぶん。違ったらごめん。)


んでもって、そのLrCのプリセット機能でけっこう感動した機能をさいきん知りました。

もしかしたらだいぶ前からあったのかもですが、そもそもLrCをプリセット自体を使っていらっしゃる方があまりいないだろうし、尚更この機能を知っている方は少ない気がしたので、折角だから広めようという魂胆です。


そのプリセットとは、空を加工するプリセット。その名も、

「アダプティブ:空」

です。

「アダプティブ:空」は、画面左下の方にあるプリセットのうち、ポートレート郡の下あたりにあります。

Adobe社 LightroomClassic
プリセット「アダプティブ:空」

「アダプティブ:空」は先ほど空を加工するプリセットと言いました。

これのどこが凄いのかというと、ソフト側が自動で空を検出して、検出された空の部分だけ色相と階調を加工してくれる機能なのです。

今までであればLrCの割りかし得意としない領域である「範囲選択」の機能で頑張って空を手動で囲い頑張って階調や色を変化させていました。

それをマシン側の処理でどうにかしてくれるので、めっちゃ凄いです。

具体的な before → after は以下の画像です。

before(raw画像をそのままJPEGで出力)

after(raw画像に「アダプティブ:空;ブルードラマ」を適用し現像)

上の before → after を見ると、空だけは青の要素が強くなり、他にも青の要素を持っていそうな海や山の色相や階調は全く変わっていません。凄い。


しかもこの「アダプティブ:空」の更に凄いところとして、階調や色相そし
てそれに付随するトーンカーブに関しては一切変更がありません。

なので、あくまで空を最初の時点で調整して、あとは全体を整えようみたいなことができるわけです。


ちなみに、「アダプティブ:空」には、その中に、

  • サンセット

  • ストームクラウド

  • ダークドラマ

  • ネオントロピックス

  • ブルードラマ

  • 日の出

という6種類のプリセット内容があります。基本的にLrCのプリセットはシーン(雰囲気?)由来なのでお好みで。


一応、お話したかったこととしては以上になります。


ちなみに、専門的な話になりますが、ヒストグラムを見てみると before → after で青のレンジが広がり、赤や緑がアンダーめに流れているのがわかります。

before
after


空のレタッチ(加工)って空に引っ張られて全体のバランスを崩してしまうことが多いので、個人的にはかなりありがたい機能だと思ったりしました。


それでは、良きカメラライフを。

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