見出し画像

【2023版】 独断で初心者向けの一眼カメラを考える

(2023.01.14 大幅更新)

こんにちは。広角高彩度風景専、dylaです。

↑↑ マイInstagramアカウント(宣伝) ↑↑


本日は、アマチュアカメラっ子である私の独断と偏見による、一眼カメラ未経験者向けオススメ一眼カメラについての話です。


本記事の対象は主に、写真用途(所謂「スチル撮影」用途)を考えていて、

  • 初めてレンズの交換できる一眼カメラの購入を検討している方

  • 一度エントリーモデルの一眼カメラを買ったけれども失敗してしまい買い直しを検討している初心者の方

あたりを対象として、私なりのカメラ選定ポイントおすすめ機種についてつらつら書いた記事となります。


そもそも自己紹介として、私は趣味でなんやかんや十数年来カメラっ子をやっている素人カメラマンです。正直カメラを語れるほどそこまでカメラに詳しいわけではありません。
(大学の専攻で少しディジタル映像理論を学んでいたり、本業が一部レンズ関係であったりというのは、さておき。)

ですが、かつて所属団体でカメラ指導をしていた経験や、写真サークル的な場所に所属していてそこで様々な人たちと議論した話題とかのストックが増えた結果、結局今までにトータルで何万枚もの写真を撮りながらもほぼ素人視点のままであり続けるという稀有な存在となり "初心者のためのアンチパターンとしてのカメラ選び" みたいな情報の宝庫となったので、いろいろな方にそれを教えられればなと思いこのシリーズの執筆に至りました。


そんなこんなでご了承いただきたいこととしまして、プロの方々や写真学校を出た方々ほどカメラについて語れるわけでも各々のメーカーの良し悪しを詳しく把握しているわけでもありません。あくまで素人目での「独断と偏見による」オススメなわけです。

可能なことならこの記事以外にも様々な情報を調べていただければ幸いです。


追記・修正情報
・2023年1月14日:2023年版に伴い一新
・2023年1月6日:前提章を一新・大幅修正
・2022年11月4日:文章を微修正
・2022年9月10日:FUJIFILM項を修正

一眼カメラを購入する上で初心者が見るべきポイント


初心者が一眼カメラを買う上で最も大事なことというのは何だと思いますか。

それは圧倒的に「挫折しないこと」です。

巷の記事 / 動画とか家電屋さんとか見ていて感じることで、世の中のカメラに詳しい人たちは一眼初心者を甘く見過ぎです。

なんでもかんでも「大は小を兼ねる」理論に基づいてハイスペックで無骨で人気なモデルのカメラを買わせれば良いと思っています絶対。(よく初心者のフリをして家電屋に潜入することがあるのでときどき感じます。)

ですが必ずしもそれが初心者が求めているものと一致しているとは自分は思いません。

やはり "エントリーで大切な観点" と "カメラが好きになったミドルユーザ以降の人たちが大切にしている観点" というものには乖離があり、このギャップこそが初心者の人たちの挫折する要因になっていると感じています。

だからこそこの前編章『一眼カメラを購入する上で初心者が見るべきポイント』として初心者視点で大切なことをまとめました。

本章は概論章に当たるため、時間の無い / 結論から見たい皆様はこちらを飛ばしていきなり後半章の『独断と偏見による初心者おすすめ一眼カメラ』に入っていただいても構いません。


*補足:お時間があるときに。
つい先日、プロカメラマンでカメラ系YouTuberをされている西田航さんが以下のような動画をあげていらっしゃいました。本当に初心者の皆さんに必要なことはこういうことだと思っています。(特に初心者よりむしろ詳しい方々にご覧いただきたい動画です。)


それでは、一眼カメラを買う上で注目すべきポイントを挙げていきます。


見るべきポイント① 重さ

最も見るべきポイントNo.1、それは「重さ」です。

重さというのは自前の一眼カメラを初めて購入した初心者の人たちのその後のカメラ人生を左右する大きな要因になります。

よく家電量販店などで "エントリーモデル" と謳われる機体が400g前後です。この重さ、想像つきますでしょうか。

馴染みのある感覚で例えるとiPhoneを3つ重ねるイメージです。あくまでこれは本体重量であり、ここに更にレンズ分が増えてきます。iPhoneを3つ重ねてそこにコップを一つセットするイメージです。

こんなものを1日中、首から下げてディ●ニーラ●ドをエンジョイしてみてください。初心者の皆さんがやるような装備程度では「重くて疲れる」「正直ストレス」みたいな感想を抱き、購入の後、少しずつ少しずつ一眼から離れる方が割と多いのです。

だからこそ自身の筋力や用途や普段の格好に合わせた適切な重さのカメラを購入すべきだと思います。

私の中では3段階くらいに分けて重さを分類しています。

軽量級:本体重量 〜370g
この重さは使う人や用途を選びません。
筋力が少なめの方でも余裕で持てますし、日常使いの半ばアクセサリのような用途であっても全く問題ありません。
逆も然りで、重い荷物が苦手な女性の方やスナップ用途の方、そしてスマホの延長として常備を検討する方はこの重さを推奨します。ちなみにこの重量帯はかわいいカメラもけっこう多いです。
残念ながら「ハイクオリティの写真を連発させたい」という方の望みは叶いづらいかもしれません。

中量級:本体重量 370〜450g
どうしてもある程度クオリティの高いカメラとなるとこの重量帯になってきます。世の中の一眼カメラのエントリーモデルと呼ばれている多くがこちらに入ります。
このくらいの重さから人によっては苦手意識を持つ方も多いです。どうしてもかさばるし荷物になってくるのがこの重さ。リュックが必要になる場合も大いにあります。
旅行やテーマパーク用だったり、公園に遊びに行き子供やペットを撮るためだったり、家用だったり、そのような用途であれば初心者にとってもってこいになります。

重量級:本体重量 450g〜
プロカメラマン負けず劣らずのクオリティが発揮できるのがここからのライン。大抵レンズ重量と合わせて1kgを超える勢いです。
終日に渡り首から下げるというのは基本的に不可能で、リュックとかしっかりしたベルト装備とか必須です。
それでも重さなんて関係ないのです。スマホの延長の用途不可なんてご愛嬌。大きいカメラでしか出せないクオリティがある。最高の記憶を、最高の記録を、人生の輝いた一瞬を、なんとしてでも素晴らしい形で残す、そういう話です。
また、動物の撮影や運動会、星の撮影や絶景の撮影、そういうものに特化しようと考えている方にとってはむしろこの重量帯に当たるような機種がベストでしょう。

以上、見るべきポイント①「重さ」は見ているカメラが軽量級中量級重量級のどれに分類されるか、そして自分にはどれが適しているかを意識しましょう。


見るべきポイント② 色味、 色味変更機能

最も見るべきポイントNo.1タイ。それが「色味」「色味の変更機能」です。

知っていますか?家電量販店、公式HP、話題の写真家インスタグラマー、皆さんが目にするプロクオリティの写真というのは撮って出しを意識した作例を除けば往々にしてプロの写真加工 (:専門用語で「レタッチ」) がかけられています。

それを知らずになんとなく眺めた作例集と店員さんの言葉に乗せられ一眼カメラを買ったらあら大変、ぜんぜん思ったクオリティの写真が撮れないじゃないか、となり一眼から離れてきた初心者の方々をかなり多く見てきました。

じゃあそうならば加工をやれば良いのか、意外とそういう話でもないのです。

そもそも加工ソフトが月額3,000円くらいする上にPCでやることが基本なのでそこまで機械に馴染みのない人からすれば最悪。

その難関を超えても、知識の無い頃は何度も失敗するわ思った風にならないわとなり、まあまあ加工ができるようになったとしても旅行の写真を300枚くらい撮ってそれぜんぶ加工できるか、できないわけです。

そういうわけで加工というもの自体が初心者の挫折する要因になります。

そこで自分としては特に加工の影響が強い「色味」にフォーカスを合わせて、「用途に合った適切な色味の出せる機体」そして「加工ソフトを使わずとも撮影の際に強く色味の変更ができる機体」を注目すべきだと考えます。

用途に合った適切な色味の出せる機体:概要
まずはこの海外のカメラ系インフルエンサーの方のInstagram動画を見てほしい。(すいません、Instagramはアカウントがある方しか投稿を見られません。)
結構この動画は的を得ていると思います。すなわち、最も色味に関わるのはカメラメーカーであり、メーカーによって出せる色味の得手不得手があります。
特に意識すべきは「記録色」と「記憶色」。記録色というのは目で見たままの色感であることに対して、記憶色というのは振り返ったときに頭の中で描かれるような実際よりも高彩度な色感のことです。(話すと長いのでぜひこちらの外部サイトをご覧ください。外部サイト:まるしか Photo & Art Blog『カメラメーカーの色味・機種の特徴・おすすめのカメラをまとめました』

用途に合った適切な色味の出せる機体:記憶色;キヤノン
キヤノンは記憶色に分類されます。どの色もそれなりに発色が良い。特に暖色が他社よりもきれいめに出ることが影響して、キヤノンで撮るとどんなシーンでも割と納得がいく綺麗さが出る感じ。
明るい構図の中での発色に強いという特性もある気がします。
人撮りと風景撮りを両立させたい方や特に拘りが無い初心者の方はキヤノンが良さそう。最低でも80点くらいの写りが得られます。
(それ故に、自分の所属団体において初心者〜中級者勢が使う共用カメラもキヤノンです。)

用途に合った適切な色味の出せる機体:記憶色;FUJIFILM
FUJIFILMも記憶色に分類されます。キヤノン同様に記憶色は特に暖色系がよく出ながら、FUJIは独特の尖った発色の良さを発揮します。そしていわゆる "フィルム風" というちょっと懐かしい色感をどこよりも出すことも得意です。
ただFUJI暴れ馬すぎて「ん?こうは色を出せないの……?」みたいな大外しもすることが使っていてたまにあります。例えるとノスタルジックな街並みは撮りやすいけど豪華絢爛な西洋の城は撮りづらい、みたいな。
フィルムから延長したい方やエモさを重視したい方はFUJIが良さそう。

(↑ ちなみに本記事には記載しておりませんが、RICOHのGRIIIとかもこのFUJIFILMとかの仲間のテイストだと思っています。)

用途に合った適切な色味の出せる機体:記録色;Nikon
Nikonは記録色代表です。ザ・忠実。どこよりも落ち着いた色味で、絶対に失敗をしないという強い意志を感じます。
自分の所属する写真部で風景や動物やスポーツを撮る人の中で一定数が「Nikon以外ありえない」と言っていますね。ただその分どうしても派手さが少ないので初心者の方だと見たままの感じが嫌いかつ人撮りを多くやりたい方などは次項目のSony然りで記録色を嫌うイメージです。(けどNikonは後述のエフェクトプリセットが強いのでそこまで問題はないと思っています。)
明暗で語るとNikonは特に中間帯〜暗い構図でバチッと決まる感じがあります。
コンクリート造りのような寒色系の建物や自然そして動物をメインで撮りたい方はNikonが良さそう。

用途に合った適切な色味の出せる機体:記録色;Sony
ダークホースSony。Nikonのような忠実な記録色にスパイスで青の発色の良さを少し加えた感じ。
個人的にSonyは黒系の階調表現も独特だと思っています。初心者が撮るとどうしても構図の黒の在り方が出来を引っ張るイメージ。だからこそSonyに至っては漆黒構図までバチッと決まり易い感じがあります。夜景最強。
注意点としてこちらもNikonと同じく派手さが少ないので初心者で彩度高めの写真がほしい人には勧められなさそう。
ただ、まあ、Sonyが必要な人って色味云々、撮りたい構図云々ではなく「最強のフルサイズミラーレス一眼が欲しい!」という人なので割愛。

用途に合った適切な色味の出せる機体:記録色;OLYMPUS
〜執筆中〜

という風に今までは「用途に合った適切な色味の出せる機体」でした。

加工ソフトを使わずとも撮影の際に強く色味の変更ができる機体:
いや〜最近の一眼カメラの色味変更機能、めっちゃ進化してますね。
一例を挙げると、
 - キヤノン「ピクチャースタイル」
 - FUJIFILM「フィルムシミュレーション」
 - Nikon「ピクチャーコントロール」
 - Sony「ピクチャーエフェクト」
 - OLYMPUS「カラープロファイルコントロール」
などなど。
このなかで個人的にはFUJIFILM・Nikon・OLYMPUSの色味変更はかなり自由度が高く初心者の人にも特筆すべきだなあと思います。
具体的には、FUJIFILMのフィルムシミュレーションはフィルム調を主として、OLYMPUSのカラープロファイルは12種の色味変更を主として、様々なレンジで細かい調整が撮影時に可能です。
Nikonのピクチャーコントロールは昨今流行している "foodle" を始めとしたスマホアプリの加工フィルターに似せた感じで、明らかに若い女性の感覚的な使いやすさを目指したかのようなエフェクトの乗せ方ができます。
それに対して、キヤノンやSonyは色味変更に関わるプリセットは少なく彩度の調整レンジも狭めで、素の状態を前提とした調整機能だと思います。

結論的に初心者の皆さん向けですと、キヤノンは最初から色味が強い、FUJIFILMは素の色味も強く変更も大きく可能ただしクセ強、Nikonは色味はナチュラルだけど変更用エフェクトテンプレートが豊富、Sonyの色味はPC系ソフトによる加工前提な気配、OLYMPUSは素の色味はナチュラル寄りだけど変更が大きく可能、という感じです。


見るべきポイント③ センササイズ

一眼カメラの見るべきポイントで「センササイズ」も挙げられます。

センササイズは主に大きい順に、

  • フルサイズ

  • APS-C

  • マイクロフォーサーズ

があります。この次くらいにあるのがコンデジにあるセンサ、それより小さいのがスマホのセンサ、となります。ちなみに「中判」と呼ばれるものはフルサイズより大きいです。

写真界隈における「画質」という言葉は初心者レベルで言うと
 高画質 ∝ 画素数の多さ + 階調の豊かさ + ノイズの少なさ
という認識で問題ないと思います。

この高画質に関わるパラメタのうち、いわゆる解像度のことできめ細やかさに当たる「画素数」以外の「階調」と「ノイズ」はセンササイズが大きく関わっています。

それを踏まえて、センササイズが左右するのは主に、階調とノイズボケ感そしてカメラの大きさです。(一応この他にもレンズの倍率が表示倍率と異なる云々ですとかフルサイズ独特のパースですとかいろいろあるのですが、たぶん初心者はあんまりよくわからないと思うので割愛します。)

階調に関して。階調というのは簡単に説明するとグラデーションだと思ってくれるとありがたいのですが、センササイズが大きいほどグラデーションのきめ細やかさが精細になるというイメージです。

ノイズに関して。夜景や室内のような暗い構図になると写真にノイズと呼ばれる粒度が乗る場所があります。これがセンササイズが大きいほど乗りづらくなります。

ボケ感に関して。同じレンズを使用してもセンササイズが大きくなるほど大きくボケるようになります。

今までの話からすると明らかにセンササイズが大きいカメラが「大は小を兼ねる」状態です。しかし、それをプラスマイナスゼロにするのがカメラの大きさというデメリットになります。

カメラの大きさは、センササイズが大きいほど大きくなります。とっても大きくなります。具体的にSonyでいうとセンササイズがAPS-Cのα6400は400g程度であることに対しフルサイズのα7IIIは650g程度です。

つまりセンササイズは「見るべきポイント① 重さ」を最も左右する要因です。フルサイズはほぼ確実に先程の分類でいうと「重量級」に当たると思ってほしいです。APS-Cは大抵の場合「中量級」にありマイクロフォーサーズは大抵の場合「軽量級」にあるイメージです。

いろんな初心者の方を見てきて思ったのは、一部の運動会カメラで一眼デビューみたいな方を除くと、まず男性ならAPS-C女性ならAPS-Cかマイクロフォーサーズを用途に応じて要検討、という選択で良い気がします。フルサイズは一眼カメラの良さを感じ沼にハマったら買いましょう。ね。


見るべきポイント④ オートフォーカス (AF)

オートフォーカス、通称AF、昨今どこのメーカーもAF速度は爆速になっている感じがあります。初心者の皆さんの通常使用ならまず困ることは無いでしょう。

個人的には、運動会関係で使うならSonyかなあとか、運動会のような走る人以外の動きモノが構図対象ならNikonやキヤノンが強いイメージかなあとかあります。

が、そのへん大事なのっていかに新しいカメラであるかいかに性能の高い(すなわち高い)カメラであるか、なのでどんぐりの背比べであり、まあ予算次第かなあ〜みたいな世界な気はします。


見るべきポイント⑤ 「一眼レフ」と「ミラーレス一眼」と「レンジファインダー」

今現在、世の中のレンズ交換式カメラには一つの分類基準に「一眼レフ」「ミラーレス一眼」「レンジファインダー」という分け方があります。

一眼に馴染みの無い方は「ミラーレス一眼」というのが「一眼レフ」の下位互換にあたり、自分はレンズ交換式のカメラが良いんだ!!ミラーレスではなく一眼レフが欲しいんだ!!、みたいな謎の先入観がある方が一定数存在します。

が、この3つ違いは「ファインダー」と呼ばれるカメラの覗く部分の違いしかありません!!!!カメラ性能やレンズの交換云々には全く関係ありません!!!!ちゃんとどれもレンズを交換できます!!!!

昨今では大多数が電子ファインダー式のミラーレス一眼になりました。〜ミドルクラス帯までの一眼レフはキヤノンの一部機種、レンジファインダーはFUJIFILMの一部機種にしか搭載されていません。

なので今までに述べてきたポイント群を見ていると初心者の方々としてはもはや見るべきでないポイントなのがこの「一眼レフ」と「ミラーレス一眼」と「レンジファインダー」の違いです。(と言いつつ、後半章で「一眼レフ良いぞ」みたいなことを書くのはご愛嬌。)

=== === ===

一応それぞれの違いを説明します。

一眼レフカメラは、レンズに写っている景色がそのまま鏡での反射の繰り返しでファインダーにそのまま写ります。イメージとしては天体望遠鏡です。

ミラーレス一眼レフカメラは、レンズに写っている景色を機械的に解析してデジタル映像としてファインダーに写ります。イメージとしてはスマホカメラです。

レンジファインダー式カメラは少し特殊で、カメラの撮影者から見て左上の方に四角く透明な穴のようなものがあります。この穴から穴の先を覗くイメージです。イメージとしては単眼のオペラグラスでしょうか。


見るべきポイント⑥ 値段

今までのポイント①〜⑤はカメラの性能に関わるものでした。

他にも画素数を始めとして知っておくと得することはたくさんあるものの、初心者の方が買うようなマシンスペックのものはほぼ差が見られないので一旦機能面は割愛し、最後に見るべきポイント「値段」です。

基本的に一眼カメラはレンズ込みの新品価格ですと最低ラインでトータル12万円程度するという認識を持ってくださると嬉しいです。

*補足
一応、各メーカーはレンズ交換式のカメラのエントリーモデルとしてレンズ込み7万円程度で収まるものも販売している場合が多いです。
しかしその最も安いモデルの一眼カメラは大抵の場合クオリティが低い機種というか初心者視点だと「殆どスマホカメラと変わらないじゃん!」みたいな感想を抱きやすいものに分類されることが多いため、勧めない人が多いです。
その1段階くらい上の機種がエントリーには無難かなという感じです。

それと、一応中古だと8万くらいあれば良い感じのものが揃うイメージがあります。中古と言ってもカメラ市場の中古というのは「買ってみて微妙だからすぐ売った」みたいな新品にかなり近いものが多いので、質は想像以上に高いと思っていただいて構いません。

(ただどうしても一発目から中古というのはちょっと怖いという初心者の方が多いでしょうから、このへんは予算と相談ですね。それでも先の通り新品レンズ込み8万円程度の機種を買うくらいなら、中古を買うか予算が12万くらい用意できるまで耐えることをおすすめします。)

また最近の一眼カメラですとカメラ専門店で売却すると、それなりに綺麗に使い発売から3年以内くらいの機種ですと定価の7〜8割前後の下取り価格が付くことが多いです。そのため高い買い物ではありますが「最悪あんまり気に入らなかったら売ってもよいか」の精神はアリかもしれないです。スマホが定価の2割くらいで下取りされる世の中ですから意外と良心的です。


見るべきポイントまとめ

  • ポイント①:重さ

  • ポイント②:色味、色味変更機能

  • ポイント③:センササイズ

  • ポイント④:オートフォーカス (AF)

  • ポイント⑤:「一眼レフ」と「ミラーレス一眼」と「レンジファインダー」

  • ポイント⑥:値段

以上が様々なメーカー様々な機種を見る上で初心者観点でも見ていただきたい項目でした。


それでは、以上の前提を踏まえて、本題に入りましょう。


『独断と偏見による初心者おすすめ一眼カメラ』


今までの前提を踏まえて、本記事でおすすめさせていただくカメラは「携帯性」「発色の良さ」「操作性(感覚的な使いやすさ)」「再現幅(高レベルな写真を撮り易いか否か)」「値段帯」といういくつかの指標を持たせながら、"こういう人におすすめ!" という風な紹介をさせていただきます。

あくまで独断と偏見です。何度も言い続けます。ステマでも無ければ他社製品に悪い思い出があるわけでもないです。悪しからず。

*注意&謝罪
ここから下、各機種それぞれ価格を「ボディのみ」すなわちレンズを含まない値段で記述させていただきました。
前章で "12万くらいあったほうが良い〜" とか書いておいて、"あれ7万くらいで済むじゃん" みたいな勘違いを生み出しそうでした。申し訳ないです。レンズ代やSDカード代でプラス何万かかかると思ってください。


キヤノン社 EOS Kiss X10

引用元:キヤノン公式サイト『EOS Kiss ブランドサイト EOS Kiss シリーズ比較表』
  • 携帯性:★★★☆☆

  • 発色感:★★★★★

  • 操作性:★★★★★

  • 再現幅:★★★★★

  • 値段帯:★★★★☆

具体的スペックとしては、重さ約450gAPS-Cセンサ一眼レフ・バリアングル液晶・ボディのみ価格約7~8万円、となります。

この EOS Kiss X10、通称kissX10の個人的特筆すべきポイントは「なにも頑張らなくても80点以上の写真が絶対に撮れる」「重さの割に軽い」です。

キヤノンは本当に詳しいデジタルカメラ知識0でスマホでは絶対に撮れないようなめちゃくちゃ良い写真が連発できます。

用途として、特に遊び等の出先での人撮りと風景撮りを両立したいと思っている人にとってこれ以上すばらしい機種はないと思っています。「毎日カメラを持ち歩いて街撮りしたい!」という所謂日常スナップ系統の撮影願望以外はほぼすべての望みを叶えてくれると思ってくださって構いません。

一部の特殊用途の人を除けば、このkissX10は「この機種が合わなければ大抵の機種は合わない」という断言ができるレベルの機種です。

自分の所属団体においてもこのカメラを共用カメラとして使っていました。素人の子たちでも十分に使える上に「自分のカメラ欲しい!」と思える理由になるカメラで本当に素晴らしいです。

やはりキヤノンにしか実現ができない「素の状態での王道な発色の良さ」は人を選びません。加工しないことを前提にここまで肌の色が美しく映る機種は無いのではないでしょうか。

しかも今絶滅危惧種となりつつある一眼レフであり、ファインダーがデジタル映像ではなく鏡で反射されたリアルな映像です。そういう意味でも初心者的にとっつきやすい機体かなと思っています。

そして約450gという前章において "中量級" のどちらかというと "重量級" よりな重さ区分にあたるにも関わらず、ボディの大きさが少し大きいので同様重量の他機種と比べ「軽く感じる」という好感を持つと思います。

デメリットとしては、ちょっと無骨・スマホの延長として普段からポケットに入れられるような携帯性は無い・撮影時に大幅なエフェクトかけるような画作りには向いていない・女性など体格によっては合わない人も一定数いるかも、というものはあるかと思います。

私の中でこのkissX10は基準となる王道カメラです。家電量販店に行ったらますこれを触りましょう。迷ったらとりあえずこれ買っちゃいましょう。

ここから先で紹介するカメラは、このkissX10を基準として、kissX10の持つ何らかのメリットを捨てることで、kissX10にあるような何らかのデメリットを払拭しているカメラ、というイメージを持っていただければ幸いです。


補足:
姉妹機種・兄弟機種に "EOS kiss X10i"・"EOS kiss M2" というモデルがあります。

前者 X10i は写真機として若干スペックが高いものの重さが無印X10よりも+50gとなっており、携帯性を重視したい初心者視点での総合点としては無印 X10に軍配が上がるかな、とったところです。

後者 kissM2 はミラーレス機にあたり、無印X10より50gほど軽いです。勿論、軽いは正義な上で、巷では動画と兼用ならkissM、写真メインなら無印X10と言われてる印象です。個人的には一眼レフの無印X10が好きでこっちを薦めたい気はしますが、ぶっちゃけここは好みだと思います。女性はむしろkissM系統の方が好きそう。


おまけ
キヤノン公式サイト『EOS Kiss X10のこだわりポイント』:


オリンパス社  OLYMPUS PEN E-P7

引用元:OLYMPUS社公式サイト『OM SYSTEM PEN-EP-7』
  • 携帯性:★★★★★

  • 発色感:★★★★★

  • 操作性:★★★☆☆

  • 再現幅:★★★☆☆

  • 値段帯:★★★★☆

具体的スペックとしては、重さ約340gマイクロフォーサーズセンサミラーレス一眼・180°チルト液晶・ボディのみ価格約9万円、となります。

PEN E-P7 の個人的特筆すべきポイントは「携帯性といったらこの機種」「特に女性に最適なカメラ」ということです。

なんと言っても軽い。色味の変更機能のクオリティが高い。そしてなによりもかわいいしかっこいいです。

まず340gというのが良いですね。勿論軽量級に当たりマイクロフォーサーズカメラにしかできない芸当だと思っています。やはり女性にとっての400.0gの壁というのはあると思います。

オリンパスのカメラ(というよりPEN E-P7)は素の色としてあまり発色は良くないと思います。それでも色味変更機能が本当に拡張度が高い。これによってむしろ機体総合としては発色が最高レベルまであります。

下の画像をみていただけるとひと目でわかるかと思います。現状、色味でここまでレタッチに近い細かい調整ができるのはオリンパスのこういうカメラだけです。

PEN E-P7 の色味変更拡張機能

デメリットとしては、やはりマイクロフォーサーズセンサであること・ちょっと使いづらいところが挙げられます。

マイクロフォーサーズセンサであることはどうしようもないですね。軽さの代償です。
APS-Cが主流となっている現在は、夜景を始めとしたすべての風景を及第点以上は撮りたいですとか、単焦点を使わなくても十二分な画作りをしたいですとか、そういう望みが叶えられるかという点では相対的に劣るでしょう。

ちょっと使いづらい、というのはこれもなんでもできる代償にある気がします。
他社(特に加工面でいうとFUJIやNikon)が直感的に操作できるようなUI/UXを作っているからこそ、ちょっと分かりづらいですね。慣れるのに時間がかかることを加味すると、たとえば一瞬一瞬のタイミングを逃さずに人を撮るとなると加工調整をしている暇が無いというある種の機会損失に繋がりやすい機種かもしれません。


Nikon社 Z fc

引用元:Nikon社公式サイト『Z fc 公式ガイドブック』
  • 携帯性:★★★☆☆

  • 発色感:★★★★☆

  • 操作性:★★★★★

  • 再現幅:★★★★☆

  • 値段帯:★★★☆☆

具体的スペックとしては、重さ約450gAPS-Cセンサミラーレス一眼・バリアングル液晶・ボディのみ価格約13万円、となります。

Z fc の個人的特筆すべきポイントは「スマホの延長で作られたかのようなおしゃれカメラ」「男女共に用途幅が広い」です。

用途としては休日の外出で街撮りやごはんの写真を撮りつつ、旅行先でも大活躍するカメラだと思います。

まずスペックや用途云々の前に、おしゃれ過ぎます。カラバリがなぜか7種類あるんですよ。しかもNikonの上位モデルではまず見ることの無いようなかつてのフィルムカメラを彷彿させるカメラ上部(所謂「軍艦部」)。持ってるだけで最高です。

引用元:Nikon社公式サイト『ミラーレスカメラ z fc 製品特徴』
*上記6色に加え、標準の黒がある。
**ただし何種類かはディスコンになった、他ももう間もなく終わるという噂を聞いた。

外見も然りながら、やはり Z fc はUIおよび写真体験の一部をスマホの延長に振り切ったということがなによりもポイント高いです。

下の画像をご覧いただけると一目瞭然です。うん、これはスマホの延長だ。インスタとかfoodleとかで見たあの感じだ。そういうことです。

z fc の初心者に最も特筆したい機能「クリエイティブピクチャーコントロール」

今までNikonは記録色でありあまり初心者にはおすすめしてはいませんでした。しかし、Nikon社は派手さが好まれるSNS主体の世界そしてスマホが撮影のマジョリティになりつつある写真風潮を感じたのか、その今までNikonが弱かった部分をエフェクトでカバーするという素晴らしい機種が Z fc という機種であり、今回ピックアップに至りました。

バリアングル液晶というのも良いですね。

そしてかわいい見た目に反して、しっかりAPS-CのNikon機なので強いレンズを使えばかなりレベルの高い写真が撮れます。描写力は最初に紹介したキヤノンの kissX10 と同等だと思ってください。

デメリットとしては、重いことと、王道な高彩度写真は加工前提ということです。

Z fc も450gで中量級の中でも重量級寄りです。これがミラーレス一眼のサイズ感と相まって密度が高くどうしても金属の箱を持っている感覚になり重い感じがありますね。これくらいになると、スナップの振れ幅が高い機種だからこそ常時携帯するという視点で微妙なラインです。

そしてどうしてもキヤノンとかFUJIにあるような高彩度写真をJPEG撮って出しにすることには限界がありますね。PC等での加工をしないのであれば、どちらかというと目的の写真描画が頭にあってそれを再現する機種というより、この機種特有の良さを発揮した写真を撮るというテイストだと思います。


FUJIFILM社 X-E4

引用元:FUJIFILM社公式サイト『X-E4』
  • 携帯性:★★★★★

  • 発色感:★★★★★

  • 操作性:★★★★☆

  • 再現幅:★★★★☆

  • 値段帯:★★★★☆

  • 手に入れ易さ:★☆☆☆☆

具体的スペックとしては、重さ約360gAPS-Cセンサミラーレス一眼・180°チルト液晶・ボディのみ価格????円、となります。

正直、このカメラをおすすめするべきか否かは非常に迷いました。

その否定的な理由はもうこれだけです。2021年発売カメラのくせにもう新品が手に入らない(ディスコンになっている)・中古市場に殆どプレミア価格でしか出回ってない、です。

なのですがキヤノンのkissX10にしてもNikonのZfcにしてもスマホの延長して常備するような街撮り携帯性でいうと微妙な機種なんです。だからといってOLYMPUSのE-P7というマイクロフォーサーズだけでは少し心もとなさ過ぎる。だからこそ携帯性爆高なAPS-C機、苦渋のX-E4です。

はっきり言って、街撮りにおいてここまで特化したカメラは無いですよ。

360gという軽量級のくせにマイクロフォーサーズではなく一つ上のAPS-Cセンサ。APS-C機あるあるの持ち手の異常な出っ張りや、ファインダーだったりフラッシュだったりのせいでかさ張る中央上部の出っ張りが存在しない。見た目もおしゃれで操作性も抜群。一定の層において神カメラだったと思います。

このカメラにXF18mmF2といううっすいレンズをつければ完全にスマホ延長の日常用途カメラです。

そのくせしてハンドグリップを付けてXF18-55mmF2.8-4みたいなゴツいレンズをつければあっという間に本格カメラでポートレート用でも旅行でもなんでもいけるみたいなカメラです。

そろそろ中古市場にたまに現れるんじゃないかなあ〜という期待をしておすすめに挙げています。ネットを検索すると二十万円台で売ってますが、かつて家電量販店に並んでいたころの定価は10万あるかないかくらいだったので注意。初心者が二十万円もかけて買うものではない。

そもそもFUJIFILM社製シリーズの圧倒的メリットは強力な加工機能である「フィルムシミュレーション」と「Qモード」が備わっていることです。

これがあることにより、PCソフトなどで高度な加工を行わなくても色味(色相)や明るさ(階調)をかなり強く作用させることができ、それをプリセットとして登録しておくことでさくっと一瞬で切り替えられることです。

他社にも色味や明るさを変更する機能はありますが、FUJIFILMほど雰囲気をユーザー依存で変更できるメーカーは無いと感じています。

FUJIFILM公式サイト『フィルムシミュレーション』:

もしカメラ屋でもAmazonでもどこでも10万円ぴったりくらいで売ってたらマジ買いなアイテムです。一応発色等の色味や階調のスペックはX-S10とほぼ同じなので、そのあたりは家電量販店でも試せます。

(ちなみにFUJIの一眼カメラは現在エントリー機がそのX-S10になっています。X-S10はですねー初心者的には癖強いですねー。重さが約465gな上にグリップ部も大きくエントリーモデルにしては携帯性がちょっと悪いんですよねー。X-E4は特に女性におすすめしたいからこそ、X-S10をおすすめできない自分がいます。)

ま、2023年に後継機が出ることを楽しみにしましょう。(出るのか自信はない……)



番外 : FUJIFILM社 X100V

引用元:FUJIFILM社公式サイト『X100V』
  • 携帯性:★★★★★

  • 発色感:★★★★★

  • 操作性:★★★★☆

  • 再現幅:★★★☆☆

  • 値段帯:★★☆☆☆

具体的スペックとしては、重さ約460g(レンズ一体なので今まで紹介してきたカメラで換算すると大体330gくらいに当たると思います。)・APS-Cセンサレンズ一体型単焦点カメラ・90°チルト液晶・本体価格約20万円、となります。

注意として、こちらはレンズ交換式カメラではありません。レンズ一体型で単焦点の高級コンデジに当たります。しかも元から画角が決まっていてズームができないカメラ (所謂「単焦点レンズカメラ」) になっています。

つまり初心者視点でいうとデメリットしか感じられなさそうなカメラです。

*補足
こちらのカメラはAPS-Cセンサの23mm画角なので、「iPhoneの1.2倍ズーム画角」で固定されていると思ってくれればokです。(倍率は、憶測。)

ではなぜこのカメラを紹介したのか。

それはあまりにもFUJIのカメラというものは独特で、一部も街撮りスナップ界隈にめちゃめちゃ刺さるカメラであるのにも関わらず、先述のX-E4がディスコンで代わりになりそうな日常でサクッと持っていける機種がこいつしかいないからです。

とりあえずこのFUJI公式が出している動画を見てください。魅力しかないですよ。

この動画自体は "X-T5" という中級者以上向けのカメラなのですが、FUJIのカメラは全ての機種でほぼ同様の仕様を統一しているという素晴らしいシステムがあり、どの機種であってもこういう映像体験ができるわけです。

っつーことで持ち運び易いX100Vは番外編だけど最高だよねって話です。

元から画角が決まっていてズーム等ができないカメラというのは本当に癖が強くて正直あまり初心者にはおすすめできません。それでもこの動画を見れば画角?どうでも良いだろ!の勢いで虜になる方がいらっしゃる、そういう話です。

(↓↓ ついでに公式サイトも最高だから見てね。↓↓)


Sony社 α7III系統

引用元:Sony公式サイト『デジタル一眼カメラ α7III』
  • 携帯性:★★☆☆☆

  • 発色感:★★☆☆☆

  • 操作性:★★★★☆

  • 再現幅:★★★★★★★

  • 値段帯:★☆☆☆☆

具体的スペックとしては、重さ約650gフルサイズセンサミラーレス一眼・90°チルト液晶・本体価格約20~25万円、となります。

最後にダークホースSonyです。

ハッキリ言います。Sonyは写真専門でカメラを買う初心者向きではありません!!これはたぶんSony社も同意見だと思っていると思います。

私はSonyの一眼カメラで数万枚撮影してきました。思ったこと、うん、Sony機はPCでの加工 (レタッチ) 必須!そういうことです。前半章で述べた通り、これははっきり言って初心者にとってネックオブザネックです。

ですが、Sony機にはそれを上回る良さがある。

まずSonyのα7シリーズってAPS-Cの上位センサであるフルサイズにも関わらず最新のモデルですらボディ価格20万くらいで買えるんですよ。勿論他社にもそういうカメラありますが、Sonyはレンズに関して「SigmaとかTamron頑張ってくれるよね……?」みたいなサードパーティ会社依存のスタンスなので他社からすーごくたくさん安くて強いレンズが売ってます。こういうのSonyだけなんですよね。んでトータルも含め安い。

それでもってSonyはAFが速いし連射もそれなりに速い、ついでに動画性能もめちゃめちゃ高い。勿論フルサイズセンサだから暗くても余裕だし階調は本当に豊か。そして何よりもSonyはオート撮影が超優秀です。絶対にオートがミスらない。露出設定?なにそれ?の世界。

わかりましたね。前半章でもちょろっとお話しました。運動会を前にしたパッパの皆さんはこれで良いんです。カメラ初心者でも大丈夫。動画でも良し、写真でも良し。失敗しないカメラありますか?それがこのSonyのα7III系統です。

記録色とか散々ここで言ってきましたけど正直誤差ですよ。うん。そんな発色の誤差なんか気にしているうちにお子さんが走って通り過ぎて写真がボケてたほうが泣いちゃいます。そういうことです。

ちなみに……本記事とは逸脱してしまうのですが、初心者を脱した人たちでフルサイズが欲しいとなると、学生とかであればこのSonyのα7III系統がかなり良いんじゃないのかなあとか思ったりしています。先程の通りなによりも安いことがメリットですし、フルサイズの中ではレンズ含めるとかなり軽い方で車主体でなくても持ち運びが良く、更にレタッチをする上でSonyのフルサイズで撮ったRawは……素晴らしいですよ。

ということでダークホースSonyでした。



まとめ。

以上が私のおすすめカメラシリーズでした。

  • キヤノン社 EOS Kiss X10

  • オリンパス社  OLYMPUS PEN E-P7

  • Nikon社 Z fc

  • FUJIFILM社 X-E4

  • Sony社 α7III系統

(プラス、番外で FUJIFILM社 X100V を入れました。)

となります。

総評でいうと、王道なカメラが欲しければ EOS Kiss X10、街歩きの日常持ちカメラが欲しければ PEN E-P7、王道寄りであり街撮りできるようなおしゃれさもそれなりに併せ持つカメラが欲しければ Z fc、おまけでフィルムカメラ風の街撮りカメラが欲しければ X-E4、運動会とか考えているなら α7III、でした。

何度も申し上げます。独断と偏見で選んでおりますのでそれを理解した上でいろいろな方のご意見を見て購入していただければ幸いです。

最初の方で、"家電量販店の人たちは初心者を分かってねー" とか書きましたけど、この知識がある状態なのであれば皆さん自身が大事にしたい観点とか伝えられると思うので、気にせず直接お店に行って相談して大丈夫です。

意外と実際に触ってみると「この重さでもいけるな」とか「この見た目が最高だな」とかありますから、とりあえず今週末は家電量販店へ行ってみましょう。

あ、このあとレンズも選ぶのか…….

なににせよ、皆さんの良きカメラライフの後押しになれば幸いです。それでは。

この記事が参加している募集

#カメラのたのしみ方

54,983件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?