My Profile#12 本質へ出会う旅路と修行〜キャリア4:コンセプトスタジオveda

さて、2011年3月にオープンしたこのヨガスタジオ@南青山で新たなキャリアと修行!?を進めることになった。その前身となる渋谷での早朝マイソールクラスを手伝うところから、それまで師として慕ってきた先生との関わりが深くなり始めていた。

2007年に参加したヨガフェスタというイベントで、この先生のお姿を目の当たりにした時、この先生がやっているヨガをやろう、と種類などよく分からずに始めていた。そして彼女がワークショップやリトリートをやるたびに参加し、ヨガという身体の練習のみならず、レクチャーを交えた講義にて、ヨガの考え方などを学んでいった。

そうこうしているうちに、2010年9月に早朝マイソールクラスをスタートすることになり、私は前職を続けながら生徒との連絡役などでサポートしていた。その年末に、お借りしていたスタジオが使えなくなることが判明し、先生が自分主宰のスタジオを始めることになり、自然と(まさに自ら)サポート役を買って出て、安定した財団職員から小さなスタジオへ籍を移すことになった。

大きな組織から、しかも私もずっと関わりたいと思っていたサッカー界の重鎮である組織から離れることは、反対や疑問の方も多かったと思う。しかし#11でも述べているように、組織で動くことへの窮屈さは感じていて、先生との信頼関係だけを頼りに大きな負担なく進められる働き方は、比較しようもない変化を実感していた。

もちろん、始まったばかりの企業・スタジオでの仕事であったので、他のアルバイト的な仕事をしながら過ごしていた時もあった。しかし自分自身もヨガの学びを経験させていただきながら働ける環境は本当に貴重であった。

すべてに気持ちがラクだったわけではなく、週4日は早朝4時起き、5時出発というスケジュールをこなし、代わりがいないために休むこともできない日々を過ごしていた。でもこの時期にそのスケジュールをこなせていたのも、ヨガという生きる本質を学べる、体感できる場所であったこと、そして、同じように早朝から通ってくる生徒さん=私にとっては仲間・同志がいたことは本当に大きかった。

約8年(長かったなぁ〜)この早朝出勤をこなし、朝のヨガ練習もさせていただき、少しずつ自分にも変化が訪れ、スタジオの仕組みなどもより良い形にしていく中で、私自身も自分が歩むべき道(本質を生きるための)が見えてきていた。仕事を少しずつ譲っていき、分担できる体制になってきた頃から、私もまた次のステップへ向かう出会いがあり、いよいよ独立=個人開業への道を進むことになる。

トータルして9年間、この仕事に就かせていただいたが、その中での学びはとても深く、この時期の実践や恵みがあったからこそ、今の状況につながっていると心の底から感じている。

私が離れてから、スタジオの体制も変わっていき、コロナ禍の中でこの場所さえも手放すことになったようだが、このスタジオの活動初期にあの場所にみんなで集っていたという事実と思い出と多くの学びは、私たちの中で宝物となって息づいている。

さまざまな生徒さんの変化も見させていただいて、本当に嬉しいことが多かった。そして笑いも涙もいっぱいで、本当に楽しかった。関わってくださったみなさんには、感謝してもしきれないが、またいつでも笑顔で会えると思っているので、私の人生の一過程としてこの9年間があったことは、本当にありがたく、この先もここでの御縁を大切にしていきたいと強く思っている。


スタジオを離れるきっかけとなったのは、先生からの一言ではあったが、私自身、やはり「自分の本当にやりたいこと」に気づき始めていたため、自然な流れとしか言いようがない。

ボディートークに出会い、資格を取ることで、個人開業のきっかけになったことは本当に大きい。そしてこのボディートークには、ヨガの知恵もたっぷり取り込まれている。というか、真理に近いことを学び、実践として提供すること、この部分が共通している。そこにボディートークには最先端の科学の叡智までも含まれているため、学びがとても楽しく、このセラピーによる効果も計り知れない可能性に秘めていた。

2018年8月に資格取得をし、このセラピー提供を中心に、さまざまな仕事を請け負う個人事業として「+green」という屋号を立ち上げた。キャリア編の最後はこの内容で締めくくろう。#13へ続く。

https://note.com/orie_plusgreen/m/md19be76524d4

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