草津町へのバッシングを忘れない(2023/11/05追記)
はじめに
有名な温泉地の一つである群馬県草津町、その町長である黒岩氏が新井元町議を告訴し「虚偽告訴罪」で在宅起訴となりました。そのきっかけとなる出来事と、その際に起きた草津へのバッシングを忘れないための記録として、このノートを書きます。
なにがおきたか?
群馬県の草津町が国内のSNS、ニュースだけでなく海外のメディアから批判を受けました。
「セカンドレイプの町・草津」「草津にはもう行かない」「私は新井町議のリコールに抗議し草津温泉をボイコットします」
そのきっかけは、今から三年前の2019年11月。新井祥子元町議(当時は町議)が「町長室で黒岩町長から性被害を受けた」と告発したことです。
さらに、リコールに発展して事態は大きな騒動へ。
SNSではハッシュタグが作られ、これをきっかけに草津町長の個人の名誉だけでなく町のブランドイメージと住民も傷つけられたのです。しかも、事実とは関係なく憶測で罪が断定されて…。国内だけでなく海外からもバッシング。こんな酷いことはない。
こちらの記事(2020.12.22)でも、当時の流れがよくわかります。
また、リコール=解職請求を受けて住民投票で失職した元町議会議員がリコールは無効だと訴えた裁判では、最高裁判所は上告を退ける決定をし、元議員の敗訴が確定しました。
つまり、リコールは不当だという主張は認められませんでした。
リコールは有効、逆に元議員の敗訴が確定したわけです。東京高等裁判所は「町長がリコールを行っていないことに加え、町長や議員がリコールのために署名を集める運動をすることは禁じられていない。リコールは有効だ」「制度の乱用ではない」と訴えを退けた。
今回、名誉毀損だけでなく虚偽告訴罪というものがでてきました。以下の記事ではこのように書かれています。
嘘で町長と草津町を貶めた新井元町議と新井元町議を利用した当事者たちに強い怒りを表しています。3年近く、いわれなき誹謗中傷を受け続けていれば当然でしょう。
フェミニストの学者、作家、全国フェミニスト議員連盟や新聞社についても名指しして言及しています。
さらに、次のツイートの画像にある町長による声明書でも、ネットでのハッシュタグ運動で草津町がバッシングされたことやフェミニスト達が「セカンドレイプの町・草津」の看板を掲げて町の信用を貶めたことを触れています。
草津の件は、町長がこのように主張は当たり前ですよね。
個人の名誉もそうですが、“草津に行くのをやめようキャンペーン”や“セカンドレイプの町”と国内だけだなく海外にも広められたり、住民も侮辱されたり…。私はいかない、あなたも行くのをやめましょう、レイプされてしまいますよ、そして被害にあったらセカンドレイプもされるような町ですと広めたのです。
草津をバッシングしたフェミニストの一人が当時、新井元町議を支持して記事をとりあげました。
記者会見で新井元町議は「私が告発してから、町議会でバッシングの嵐に遭いました。黒岩は権力を行使して私のような厄介者を町議会から排除し、さらに町から追い出し、私の人生を壊そうという気ですか?」という内容のコメントしました。
そしてそれに合わせて「女性が声をあげれば、人生を壊される社会」と発言。
…ある意味、本当にそうです。
そして草津町長の声明文をあわせて読みます。
「女性が性的被害を受けたと言えば、躊躇いもなく犯罪者に仕立て上げられる、何一つ証拠も無いのに、大変怖い世の中になったと思います」とあります。
…この言葉は重いです。
草津の町長の声明文では、「学者や女性差別を訴える人らが騒いで言いたい放題」「この事件の大きな問題点の一つに、本当に性被害に遭った女性がこの事件と重ねられ、声を挙げられなくなることは、本当これはに大変な問題だと思います。」とあります。
本っ当に、その通りです。当事者はもちろん、他の女性にとっても迷惑です。
いきすぎた正義感の暴走?冷静さを欠いたなど草津町が批判されていましたが、一体どちらでしょうか?
発言の記録(一部)
町長から名指しされたフェミニストの方々もいますが、ここまでハッキリとフェミニスト批判することは、なかなか無いと感じます。それくらいハッキリと批判するほど、酷いバッシングがおきていました。
どのようなことがあったのかを、私も忘れないでおきたい。
憶測によるイジメ……?
「バイオハザードな町」と侮辱するだけでなく、「行く人の神経すら疑う」まで言っています。
北原みのり氏は、草津の件をいくつも記事でとりあげ、次のような記事も書いています。
貶められていたのは誰でしょうか。一方を事実と断定していなければ言えないと思います。
町長の声明文では、北原みのり氏を名指し。新聞赤旗での記事に感化された者があらわれ、脅迫予告もあり大変な事態もおきて遺憾の極みと発言しています。
なんて恐ろしい「連帯」でしょうか。女性差別が行われていることにされてしまうのです。
セクハラが無かったのなら…といいますが事実が確定する前に、“新井議員を守ろう”と併せて「セクハラ町」と書いています。
………呆。
リコールの件も、繰り返しますが、新井(元)議員が署名運動も行っていましたが、結果は裁判ではリコールは無効というだと主張する新井元議員の訴えを退け、リコールは有効だという判決がでました。
そして、まだ続きます……。
草津がTwitterでキャンペーンを行った際にリプライと引用ツイートで多くの中傷…。
このような発言も………。
追記(2023.1.19)
12月9日、みせばや総合法律事務所代表(第一東京弁護士会)の岸本学弁護士について、草津町が懲戒請求をすることが草津町議会で可決。
おわりに
草津へのバッシングを忘れません。取り上げた内容の他にも多くの「連帯」によって、誹謗中傷や町の信用が傷つけられました。
大事なことなので繰り返しになりますがもう一度書きます。
「女性が性的被害を受けたと言えば、躊躇いもなく犯罪者に仕立て上げられる、何一つ証拠も無いのに、大変怖い世の中になったと思います」
多くの人が被害を断定してバッシングが起きた。現在、一部ではいきすぎた発言を謝罪された方もいます。
しかし、一度つけられたイメージを回復するのは大変です。
「この事件の大きな問題点の一つに、本当に性被害に遭った女性がこの事件と重ねられ、声を挙げられなくなることは、本当これはに大変な問題だと思います。」とあるように、被害をでっちあげることの重さは大きいです。人生を壊されてしまう。どちらか片方の言い分で社会運動まで起きて批判に留まらない中傷も起きていく。
現在でもまだ当時の熱のまま同じように町長の名誉と町の信用を傷つける発言ができるのでしょうか。私はするべきでないと考えます。
◆続報1
◆草津町長がABEMAに出演した際のまとめ
(2023/03/06追記)
ー
◆続報2
元草津町議が初めて虚偽認める
しかし、草津町と草津町長へのバッシングに加担したフェミニストたちは、全然謝罪はしない。発言を棚上げして責任転嫁。
「ふだん、女性の権利擁護に敏感かつ意欲的なフェミニストの方々が、今の事態をどうとらえ、自分たちの言説をどう考えているのか。説明を求めたいと思っています」
でっちあげの虚偽ですら、「勇気ある告発」などと称えられるのはおかしい
それでは応分の主張すら封じられてしまい、冤罪があふれる。
事実に根ざしたものでなければならない。
「女性の告発」なら虚偽であっても許される道理などない。
黒岩町長のおっしゃる通りです。
一日でも早く、謂われのない無実の罪で傷つけられた信用が回復することを願います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?