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そこに小さな楽しみはあるのかい?

Google先生に ていねいな暮らし と話しかけるとうざい 胡散臭い つかれた 無理 と予測変換がつづけて出てくる。

これだけみると「ていねいな暮らし」は相当嫌われているようだが、雑誌で特集が組まれてるのをよく見るし、インスタのハッシュタグなんかでもよく見かける。むしろ好かれているように見えるが。

正直「ていねいな暮らし」からはかけ離れた生活をしているから何とも言えない。家事に対して時間をかけることにメリットを感じたことがない。できればぼーっとする時間や趣味に割り当てたい。丁寧にしている時間がもったいないと思ってしまう。「雑な暮らし」代表にはなれると思う。

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それでも丁寧な暮らし、というと一人思い浮かぶ友人がいる。

彼女の丁寧な暮らしは胡散臭いとは思わない。

その友人は休みの日でも朝のコーヒーを飲むために朝の8時に起きるという。それが日課で、コーヒー以外にもそば茶などお茶類等気になったものは試している。食材の買い物一つとっても、仕事終わりに同居人とデパートでちょっといいお惣菜を買う日は待ち合わせして選びに行くらしい。

あとは散歩も一時間半くらい平気で楽しめるようで、朝早く起きるのも、わざわざ待ち合わせて食材を買いにいくのも全くめんどくさくも、辛くもないとのこと。

小さな生活に起こるささやかなことを見つめ楽しみを見いだす。生活が楽しいと分かれば、時間をかけたり、こだわりたくもなるだろう。その様がまさに丁寧に生きているように見えたのだった。

Google先生が言っているうさんくさい「ていねいな暮らし」はきっと中身が伴っていない、インスタ映えを狙ったり、人に見せる用のファッション感覚の「ていねいな暮らし」だと思う。気持ちが追い付いてない「ていねいな暮らし」は疲れて当然だと思う。

真の丁寧な暮らしは、時にはめんどくさく感じる生活を自分なりに楽しむことから成り立つんだな、とその友人をみて感じるのである。

そして生活を楽しめる人は強い、と思う。仕事で辛いことがあるとき大抵お酒とか暴食に頼ってしまうが、生活を楽しめる人は「生活」でストレスを癒すことができるからだ。その友人も、育ちがよさそうな雰囲気をまといつつ、心の強さがあり、ハードな体育系サークルのマネージャーを務めていたのを覚えている。

とはいえ自分が丁寧に暮らしてみようとしてもなかなか難しいだろう。とりあえずまずは掃除でも楽しめるようになろうかな。

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