ピアニスト/DJEMP 福田ハジメ
年に一度だけ会う関係。
それは一番本気になれて、飽きることがなくて、夢中になれるタイム感だと思った。 そこで繰り広げられるユーモアのあるやり取りや、お互いの変化に戶惑う様子についつい感情移入してしまう脚本。
でもそんなことはどうでもよくなるくらい飛世早哉香さんと遠藤洋平さんが魅力的だ。 セリフとセリフの合間に横たわる静寂。大切な話を伝え終えた後の立ち姿。
観客の笑い声を飛び石にして会場のテンションを高めていく言葉のリズム感。 そのどれもが私たちが日常生活を送っている間に、彼らが人知れずに積み重ねた稽古や思考の果てに生まれたものだ。 脚本は平等に配られるものだが、それとどう向き合って稽古の時間を過ごすかは自由。
そして脚本と稽古の掛け合わせが、一つとして同じでは無い舞台を創る。
2019 年初演ですでに磨き抜かれていた舞台は、
再演までの 5 年間の間にどんな夢を見ながら眠っていたのだろう。
http://hajime-soultravel.com/info/index.php
札幌演劇シーズン2024-冬 参加作品
OrgofA「Same Time,Next Year-来年の今日もまた-」
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