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【2024年最新版】システム開発に使える!IT導入補助金〜補助金を活用し、コストを抑えてデジタル化を進めよう!インボイス関連サービスも対象!


💡 この記事はこんな人におすすめ!

  • 自社のIT化を進めたいが、コストをかけられずに悩んでいる

  • 自社事業をコストをかけずに強化させたいと思っている

  • インボイス制度の施行により社内の労働生産性の低下を感じている

1.はじめに

日々会社のことで頭を悩ませている経営者のみなさん、お疲れ様です。

激安MVPという、激安(100万円)・爆速(1ヶ月)でプロダクト開発ができるサービスを運営している山田です。

今回は経営者の皆様を対象に、コストをかけずに会社のIT化を進めることができる「IT導入補助金」についてまとめていきたいと思います。

今年の補助金では「インボイス枠」もあり、インボイス制度に関するソフトの導入を検討している経営者の方は特に必見です!

ぜひ一度目を通していただき、自社で活用できるものに関しては積極的に使っていただければと思います。


2.そもそもIT導入補助金って、何?

独立行政法人中小企業基盤整備機構による、

中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けた ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補正予算からの補助金制度です。

また、ここで導入できるITツールは事前に事務局の審査を受け、補助金HPに公開(登録)されているもののみとなりますので注意が必要です。

では、ここからは詳しく内容を見ていきましょう。


3.IT導入補助金の種類について

今年のIT導入補助金は大きく分けて5枠存在します。

  • 通常枠

  • インボイス枠(インボイス対応類型)

  • インボイス枠(電子取引類型)

  • セキュリティ対策推進枠

  • 複数社連携IT導入枠

の5つです。
一つずつ詳しく見ていきましょう。

通常枠

【こんな人におすすめ!】

  • 自社の課題をITにより解決したい

  • 自社事業をデジタル化させたい

  • ITを活用し業務の効率化を図りたい

【概要】
"中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、みなさまの業務効率化・売上アップをサポートするものです。”

【導入イメージ】

  • 在庫管理をITツール導入により効率化(ソフトウェアの導入)

  • 導入したITツールのセキュリティーを強化(導入関連費・オプション)

  • ITツール使用の際のマニュアル作成(導入関連費・役務の提供)

【補助額・補助率】

  • 補助率:1/2以内

  • 補助額:1プロセス以上は5万円以上150万円未満。4プロセス以上は150万円以上450万円以下。

※プロセスとは、そのITツールが対応する業務の範囲などによる。例えば、在庫管理のみのツールなら、1プロセス。在庫管理と顧客管理に対応するツールなら2プロセスとなる。

インボイス枠(インボイス対応類型)

【こんな人におすすめ!】

  • 自社の課題をITにより解決したい

  • 自社事業をデジタル化させたい

  • ITを活用し業務の効率化を図りたい

【こんな人におすすめ!】

  • インボイス制度により、社内のコストが増えた

  • インボイス制度に対応したレジ・発券機などの導入を考えている

  • 取引先に合わせて自社でもインボイス制度に対応したい

【概要】

中小企業・小規模事業者等のみなさまが導入する会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフトの経費の一部を補助することで、インボイス制度に対応した企業間取引のデジタル化を推進することを目的としています。

【注意点】

ソフトウェアの導入は必須のため、ハードウェアのみの購入は不可
中小企業と小規模事業者の補助率が異なる

【導入イメージ】

  • インボイス対応会計ソフトウェアの導入(ソフトウェアの導入)

  • インボイス対応のPOSレジ・ソフトの導入(ソフトウェア・ハードウェアの導入)

  • インボイス対応受発注ソフトウェアの導入とそのツールを導入するためのマニュアル作成(ソフトウェア・役務)

【補助額・補助率】

〈インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフト〉

  • 補助率3/4以内(中小企業)、4/5以内(小規模事業者)の場合

    • 補助額:50万円以下

  • 補助率2/3以内の場合

    • 補助額:50万円超~350万円以下

〈PC・ハードウェア等〉

  • PC・タブレット等:補助率1/2以内・補助額 10万円以下

  • レジ・発券機等:補助率1/2以内・補助額 20万円以下

インボイス枠(電子取引類型)

【こんな人におすすめ!】

  • インボイス制度導入ツールを取引先と併用することで円滑にやりとりをしたい

【概要】

取引関係における発注者が、インボイス制度対応のITツール(受発注ソフト)を導入し、当該取引関係における受注者である中小企業・小規模事業者等に対して無償でアカウントを供与して利用させる場合に、その導入費用の一部を支援します。

【導入イメージ】

  • 取引先にインボイス対応受発注ソフトを導入してもらう(受発注ソフト)

【注意点】

  • この枠は「受発注ソフト」のみの適用である。

【補助額・補助率】

  • 中小企業・小規模事業者等

    • 補助率:2/3以内

    • 補助額:(下限なし)~350万円以下

  • その他事業者等

    • 補助率:1/2以内

    • 補助額:(下限なし)~350万円以下

セキュリティ対策推進枠

【こんな人におすすめ!】

  • インボイス制度導入ツールを取引先と併用することで円滑にやりとりをしたい

【概要】

取引関係における発注者が、インボイス制度対応のITツール(受発注ソフト)を導入し、当該取引関係における受注者である中小企業・小規模事業者等に対して無償でアカウントを供与して利用させる場合に、その導入費用の一部を支援します。

【導入イメージ】

  • 取引先にインボイス対応受発注ソフトを導入してもらう(受発注ソフト)

【注意点】

  • この枠は「受発注ソフト」のみの適用である。

【補助額・補助率】

  • 中小企業・小規模事業者等

    • 補助率:2/3以内

    • 補助額:(下限なし)~350万円以下

  • その他事業者等

    • 補助率:1/2以内

    • 補助額:(下限なし)~350万円以下

複数社連携IT導入枠

【こんな人におすすめ!】

  • 複数社合同でツールを導入していくことで地元DXを進めたい

  • 商店街活性化のために全体で同ツールを活用していきたい

【概要】

複数の中小企業・小規模事業者が連携してITツール及びハードウェアを導入することにより、地域DXの実現や、生産性の向上を図る取組に対して、複数社へのITツールの導入を支援するとともに、効果的に連携するためのコーディネート費や取組への助言を行う外部専門家に係る謝金等を含めて支援するものです。

【対象者・注意点】

  • 商工団体等(例)商店街振興組合、商工会議所、商工会、事業協同組合等

  • 当該地域のまちづくり、商業活性化、観光振興等の担い手として事業に取り組むことができる中小企業者又は団体(例)まちづくり会社、観光地域づくり法人(DMO)等

  • 複数の中小企業・小規模事業者等により形成されるコンソーシアム

4.自分は補助対象者に当たるのか?

上記で補助金の枠についてお伝えしましたが、

そもそも「自分の会社は中小企業に当てはまる?」「自分の業種でも申請可能?」などと

疑問に思う方もいるかもしれません。

ここからは、どのような事業者が補助金の申請対象に当たるのかを説明していきます。

資本金・従業員規模の一方が、下記以下の場合対象(個人事業主も含む)

その他の法人

ご自身の業種を確認し、自分が対象になるかを確認してみましょう。

5.応募までの流れ・応募期限

「自分が補助事業者に当てはまるか」というのがわかったところで、次に気になるのは

どう申請するのか?ということ。

この補助金では、ただ何か書類を提出すればいいという訳ではないので注意です!

基本的には以下の流れです。(詳しくはこちら

【申請・交付までの流れ】

  1. 申請する枠・自身が対象者なのかなどを確認しておく

  2. 「gBizIDプライム ※1」アカウントの取得、「SECURITY ACTION ※2」の実施

    • ※1 行政サービスにログインするために使用

    • ※2 中小企業・小規模事業者等自らが、情報セキュリティ対策に取組むことを自己宣言する制度

  3. 「みらデジ経営チェック」の実施

    • →②でアカウントを取得するgBizIDにて行う

  4. 「IT導入支援事業者の選定」「ITツールの選択」(事前準備)

  5. 交付申請(IT導入支援事業者との共同作成・提出)

    • →IT導入支援事業者との間で商談を進め、交付申請の事業計画を策定します。この際、必要な書類を忘れずに用意しましょう。※また、複数社連携IT導入枠については申請方法が異なる。

  6. 交付決定

  7. ITツールの発注・契約・支払い(補助事業の実施)

  8. 事業実績報告

    • →補助事業の完了後、実際にITツールの発注・契約、納品、支払い等を行ったことが分かる証憑を提出

  9. 補助金交付

  10. 事業実施効果報告

    • →「申請マイページ」より提出

必要書類とは

  • 運転免許証または運転経歴証明書または住民票

  • 所得税の納税証明書

  • 確定申告書 →個人事業主のみ

その他必要書類には条件があるので確認の上提出しましょう。

【申請期限】

枠により、申請期限等異なるので今回は通常枠をお伝えします。

その他枠の詳細はこちらをご覧ください。

○通常枠

1次締切分

  • 締切日

    • 2024年3月15日 (金) 17:00

  • 交付決定日

    • 2024年4月24日 (水) (予定)

  • 事業実施期間

    • 交付決定〜2024年10月31日 (木) 17:00

  • 事業実績報告期限

    • 2024年10月31日 (木) 17:00

2次締切分

  • 締切日

    • 2024年4月15日 (月) 17:00

  • 交付決定日

    • 2024年5月27日 (月) (予定)

  • 事業実施期間

    • 交付決定〜2024年11月29日 (金) 17:00

  • 事業実績報告期限

    • 2024年11月29日 (金) 17:00

3次締切分

  • 締切日

    • 2024年5月20日 (月) 17:00

  • 交付決定日

    • 2024年6月26日 (水) (予定)

  • 事業実施期間

    • 交付決定〜2024年11月29日 (金) 17:00

  • 事業実績報告期限

    • 2024年11月29日 (金) 17:00

ここまでが申請・交付までの流れと申請期限となります。

ただ申請書類を書く、というだけではなくアカウントの取得やIT導入支援事業者とのやり取りが必要となりますので注意です。プロセスが多いので、申請期限をチェックし間違えのないよう行っていきましょう!

7.最後に

今回ご紹介したもの以外にも補助金制度は存在しています。

ご自身の事業をより強化していくためにも、積極的に補助金を活用していきましょう。

また、ツール導入にあたり「そもそも自分の事業をIT化したい」

「エンジニアを雇うコストはないけど、新規サービスを作りたい」など

お考えの方へ。

そんな方はぜひ「見積もりMVP」を活用し料金シュミレーションをしてみてはどうでしょうか。


〈参考資料〉

IT導入補助金2024HP

新宿区経営力強化支援事業補助金

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