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中国勢の台頭のカラクリ?実際はBYDの台頭!

日経新聞の社説で「日本車に技術革新を迫る中国勢の台頭」と書かれています。

ちょっと長いですが、書き写します。


理由は「アリックスは同価格帯の車種を比較すれば、外資系より中国系の方が先端技術を多く取り入れているとも指摘する。自動車産業ではかつてビッグスリーといわれた米国勢が、台頭する日本勢から低燃費や効率的なリーン生産技術を学ぼうとせずに低迷した。この歴史の教訓を忘れてはならない。」と書かれています。


確かにそうかもしれませんが、それよりも雇用の問題や電気自動車よりもハイブリットや水素の技術の方が得意だった構造的な問題が大きかった面があるからではないでしょうか?


一概にその部分だけをみて、日本企業が何もしてこなかったといういわれようは違うかなと思いました。


それから、それとは別に政治的な問題のカラクリが別の記事に書いてありました。


それが「中国、新車値下げ合戦再び」です。

要は「2022年末にEVやプラグインハイブリット車(PHV)など新エネルギー車に対する政府の購入補助金などが終了し」たことにより、安値競争になり、さらに今年「7月に新たな排ガス規制が導入され」たので、売れない車が続出したということです。


そこでBYDは2022年にガソリン車の生産を終了したため、一人勝ちみたいな状態になっているということです。


したがって、社説で書いていることはこれらのことを書かずに指摘するのは少しだまくらかしているように見えます。


とはいうものの、社説でもロシア向けが増えた影響が大きいと書いています。ここの部分は通常の取引とみてはいけないでしょう。


その後で欧州にもじわりと浸透しているなんて、数値で書かずにぼかしている部分が絶妙にうまいですね。


そして、これからの中国経済の低迷です。もしかして、バフェットさんはここまで読んでいたのでしょうか?


中国「勢」の台頭なのかBYDの台頭なのかは濁されているような気がしますが、一時的な台頭ど中国経済の低迷にからんでしまうのであれば早くデカップリングしないといけないのかもしれません。

#中国の台頭 #電気自動車 #BYD

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