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第19話 黒蛇の間

19. 進行形

(7月10日 メドりん宅③)

ゴルゴン家の地下に通じる階段を下りた者は、二度と地上には戻れないという噂がある。
というのも、薄暗い地下道を足元に神経を尖らせながらゆっくりゆっくりと進んでいくうちに、辺りはいつの間にか無限に広がる闇に包まれてしまっているからだ。
1本道ならまだしも、この地下道は岩壁に挟まれた上に、曲がりくねった狭い道と広い道が蟻の巣のように交差し枝分かれしているので、たとえ灯りがあったとしても初めて足を踏み入れた者は来た道をただ戻ることさえ困難となる。
まして暗闇の中となると、先へ進むのはおろか、戻ることは不可能に近い。
視覚を奪われた迷い犬はただただそこに蹲っているか永遠に迷い続けるしかない。
だからと言ってこのようなときに、五体満足に生まれ育った者が失って初めてわかる目の有難味を語ったところで、そんなものは愚の骨頂というものだ。
実際問題として、今、現に突如視力を失い、これまで経験したこともない不安と恐怖に直面している者がまずしなければならないことは、その分敏感になった嗅覚、聴覚、触覚を研ぎ澄まし、いかにしてこの危機的状況から脱出するかを考えることである。――
さて、暗闇の中、壁伝いに何とか足を進めているうちに、どこからともなく仄かに生臭い――異臭とも言える――空気が流れてきた。
繁殖期のウサギが放つあの臭い、もしくはある種の動物が肛門腺から発するあの臭いである。軽い眩暈と吐き気を催してくるが、こうなってしまうと、もはや脱出を試みる気力さえも無くなってくる。
と、そのとき、頭上から冷たい滴が1つ首筋に垂れてきた。
一瞬冷やりとさせられたが、これが上手い具合にそれまでの不快な気分を断ち切ってくれた。
その後も不定期ではあったが、1つ、そして忘れたころにまた1つと、頭部に滴が垂れる度にはっと我に返り、その嫌な臭いを忘れることができた。
そうこうしているうちに、こんな洞窟の中にもどこからか光が差し込んでいるのだろうか、前方にまるで真夜中の森に佇む一軒家のごとく、1か所だけほんのりと明るくなっている場所が目に入ってきた。
まさに希望の光である。
おかげでほんの僅かではあったが、視界が開けた。
しかし、行けども行けどもそこには辿り着けない。
焦りとともに冷たい汗が、額からこめかみへと走る。
そしてまた、あの不快な臭いがやってくる。――
気力、体力の限界を感じたときだった。
ふと、右の方を見やると、ごつごつした岩壁に不釣り合いな――おそらく木製の――大きな両開きの扉があることに気がついた。
片方の扉だけでも畳1枚分、いや上下左右その倍はあるであろう、まるで映画館の入り口のようにどっしりとした扉だった。
もちろん中の様子は窺えなかったが、よく耳を傾けると微かに中の音が大きな扉の隙間から漏れてくる。
カサカサと乾いた音がしたかと思うと、滝のごとく水が流れるような音や、何か重たいものでも入っていそうな段ボール箱を引きずるような音、電子音のような機械音も聞こえてくる。
その合間に何かを切る音、と言っても、はさみや包丁といった身近にあるような器具を使っているのではなく、もっと大掛かりな、中世ヨーロッパの拷問器具を思わせる大型の刃物が機能する音である。
ときたま人の声もした。
(早くやっておしまい)
(こっちの皮も剥いでやろうか)
(オホホホホ)
(これはもう使いものにならないわね)
(そんなもの、さっさと捨てておしまい)
すると、また例の臭いがやってきた。
ふと、扉の斜め向かいの岩壁に目を移すと、そこには半径2メートル程のトンネル型の大きな穴が開いていた。
恐る恐る近づいてみると、どうやら臭いのもとはここらしかった。
中を覗くと何かを目一杯詰め込んだ透明のビニル袋が、町内会のゴミ集積所に出されたゴミ袋のように数十個乱雑に積み重ねられていて、それらの中には袋が破けて何やら液体らしきものが漏れているものもあった。
生ゴミか、と思い目を背けようとしたときだったが、はっとあることに気がついた。
袋の中身はどれも片手に納まるくらいの同じような形をした個体なのだ。
鼻をつまみながらよくよく見ると、それらは人間のものではなさそうだったが、動物のものであろう手足の断片だった。
扉の奥からは相変わらず不気味な物音と話し声が漏れている。
(ガチャン)
(そう言えば、今日はセンセが見える日じゃない)
(ピー、ガチャン)
(早く片付けておしまい)
(ザザー)
(こんな姿、見られたら大変よ)

「ども! 家庭教師のタムラです」
「あ~ら、センセ、……いらっしゃ~い」
メドりんの姉たちが現れた。
2人とも今日は薔薇の刺繍が入った黒のミニワンピース。
これだけ胸元がガッツリ開いていると、さすがに目のやり場に困る、と思いながらも見る。
「ども、おばんです」
「ど~ぞ、ど~ぞ。メドゥサ! メドゥーサー!」
(あ~い)と、奥からメドりんの声がした。
地下に通じる階段をじぃっと見つめていると、意外にも彼女は前方のリビングのドアを開けて現れた。
「こんばんわー」
「はい、こんばんは。んで、やりますか」
「あ~い」

「どぉれ、やっぞぉ」と、俺の気合いとは裏腹に、メドりんは窓の外をぼんやりと眺めている。「どした? メドりん」
「ん? 天の川、見えないかなー、って。だって七夕でしょ」
「そういや、そうだね」
仙台では8月に七夕祭りが大々的に行われるため、7月7日の七夕というのはどうもピンとこない、のは俺だけか。
「まぁ、でも、天の川なんていつでも見られるからなぁ」
「え? そーなの? 七夕のときしか見れないと思ってた」
「いやいやいやいや、それは織姫と彦星がナンチャラっていうお話だろ。実際にはいつでも見れっからね」
「マジでぇ。もー、せっかくのロマンチック気分が台無しじゃん」
「だね。悪い、悪い。まぁ、でもそれが現実、ってことで。ちなみに、ギリシア神話の『天の川』の話はロマンチックでも何でもないからね」
「え? そーなの?」
「うん。『天の川』って、英語で何て言うか、知ってる?」
「んー、……ナンチャラ・リバー?」
「いやいやいやいや、ま、気持ちはわかるけど、……答えはミルキー・ウェイ(Milky Way)」
「ん? 何か聞いたことある。way って?」
「way は『道』」
「じゃあ、『ミルクの道』ってこと?」
「そ」
「え? なんで?」
「まぁ、いろいろありまして。実は、これにはヘラクレスが絡んでるんだよねぇ」
「あいつまた、何かやらかしたか」と、含み笑いするメドりん。
「いやいやいやいや、ま、ヘラクレスが赤ちゃんの頃の話だから、本人は覚えてないと思うけど」
「え? 何、何、聞かせてー」と、興味津津のメドりんだ。
「ヘラクレスの父ちゃんって、ゼウスだろ」
「うん」
「で、ゼウスの本当の奥さんはヘラなんだけど」
「知ってる。結婚の女神でしょ」
「そう、そう。でも、ヘラクレスってゼウスとその愛人アルクメネの子なわけよ」
「うん、うん、綺麗なお母さんだよね」
「知ってんの?」
「うん、1度だけ会ったことある」
「そうなんだ。でね、ヘラのおっぱいって、人間が飲むと不死身になれるわけよ」
「マジでぇ、……最強じゃん」
「うん。そこで、ゼウスがヘラクレスを最強にしようとして、ヘラのおっぱいを飲ませようとしたわけさ」
「うん、うん」
「でもさぁ、ヘラだって夫の愛人の子供なんかに自分のおっぱいを飲ませたくないじゃん」
「たしかに」
「そこで、ゼウスは考えたわけよ。ヘラに眠り薬を飲ませて、その隙に、……って」
「あのおっさん、なかなかやるなぁ」
「で、なんとかヘラを眠らせて、ヘラクレスにおっぱいを飲ませることができたんだけどぉ、……飲んでる途中でヘラが目を覚ましちゃったわけよ」
「ヒャー! で、どうなった?」
「ヘラだって、そりゃぁビックリしたさ。目が覚めたら知らない子が自分のおっぱいを吸ってるわけだからねぇ」
「たしかに、たしかにー」
「で、ヘラ、怒っちゃってさぁ。『てめぇ、誰の乳吸っとんのじゃ、ゴラァ』ってヘラクレスを吹っ飛ばしたわけ。で、その拍子に乳がブシャー! みたいに流れ出て、それが『天の川』になったとさ、チャンチャン♪」
「……、先生、それマジぃ?」
「マジ、マジ。ギリシア神話って面白いねぇ。(やべ、やべ、時間がない、……)てなわけで、今日のテーマは『進行形』ね。と、そ・の・ま・え・に。まずは復習。『彼は毎日テニスをします』を英語で?」
「He play tennis(×)」
「おいっ! 主語が he なんだから」
「あ、He plays tennis every day.」
「そ。で、これは現在の習慣を表すただの現在形の文ね。じゃあ、『彼は今テニスをしているところです』みたいに、今まさにやっている最中だ、ってことを言いたいときにはどうするか。はい、<アテナの黙示録19>を見てみましょ。

<アテナの黙示録19> 進行形
【1】現在進行形<is/am/are +動詞のing形>
|★「~しているところだ」のように現在行われている一時的な動作を述べるときは、現在進行形<is/am/are +動詞のing形>を使う。
||例)現 在 形:He plays tennis every day.(彼は毎日テニスをします)
||||現在進行形:He is playing tennis now.(彼は今テニスをしているところです)

いがぁ、【1】から。『~しているところだ』のように現在行われている一時的な動作を述べるときは、現在進行形<is/am/are +動詞のing形>を使う、ってことね」
「現在進行形?」
「そ。<is/am/are +動詞のing形~>で『~しているところだ』っていう意味になるよ。is/am/are はもちろん、主語によって使い分ける。よって、『彼は今テニスをしているところです』だったら? 『今』は now を使えばいいね」
「えっとねー、He is playing tennis now.」
「そのとーし! じゃあ、『私は今テニスをしているところです』だったら?」
「I am playing tennis now. ってこと?」
「そ。ま、この場合は、テニスをしながら言ってるわけだから、かなり息、ハァハァって感じだろうけどね」
「キャハハハ、たしかに、たしかにー」
「じゃあ、『彼らは今テニスをしているところです』だったら?」
「They are playing tennis now.」
「てことさ」
「フムフム、わかった」
「どれ、もうチョイ、練習してみっか。はい、『彼は今本を読んでいるところです』だったら?」
「He is reading book(×)」
「book の前に、何か忘れてるぞ」
「あ、He is reading a book now.」
「そ。んで、『私は今英語を勉強しているところです』だったら?」
「I am studying English now.」
「てことさ。OK?」
「オッケー」
「おしっ。んで、【2】の『ing のつけ方』。

【2】ing のつけ方
|★ ing のつけ方には、次のルールがある。
||①発音しない e で終わる動詞 → e をとって ing をつける。
|||例)use(使う)→ using, make(作る)→ making, take(取る)→ taking
||②「アクセントのあるアルファベット1文字の短母音字+ y を除くアルファベット1文字の子音字」で終わる動詞 → その子音字を重ねて ing をつける。
|||例)run(走る)→ running, swim(泳ぐ)→ swimming, get(得る)→ getting, stop(止まる)→ stopping, sit(座る)→ sitting, begin(始める)→ beginning
||③[アイ]と発音する ie でおわる動詞 → ie を y に代えて ing をつける。
|||例)die(死ぬ)→ dying, lie(横たわる)→ lying
||④[ク]と発音する c で終わる動詞 → k を加えて ing をつける。
|||例)picnic(ピクニックに行く)→ picnicking
||⑤ ①~④の他 → そのまま ing をつける。
|||例)play(<スポーツなどを>する)→ playing, study(勉強する)→ studying, stay(滞在する)→ staying, enjoy(楽しむ)→ enjoying, look(見る)→ looking, watch(<テレビなどを>見る)→ watching, visit(訪れる)→ visiting, see(見る)→ seeing, ski(スキーをする)→ skiing

ま、『一般動詞の3単現の s のつけ方』や『規則動詞の過去形のつくり方』同様、ある程度のルールはあるんだけど、注意すべきものは①と②くらいかな。③、④なんて、もうそれしかないようなもんだからね」
メドりんがじぃっとテキストを見つめている。
次第にその青い瞳がまるで塩化コバルト紙を水に浸したかのように赤くなっていく。
「おいっ!」
「え?」と、はっとするメドりん。「危ね、危ね。テキスト、石になっちゃうところだった」
メドりんには見た物を石に変える能力がある。
その青い瞳が赤色に変わるとき、石化光線が発射されるのだ、……あぁ、恐ろしや、恐ろしや。
「んで、次、いくぞよ。

【3】過去進行形<was/were +動詞のing形>
|★「~しているところだった」のように過去に行われていた一時的な動作を述べるときは、過去進行形<was/were +動詞のing形>を使う。
||例)過 去 形:He played tennis yesterday.(彼は昨日テニスをしました)
||||過去進行形:He was playing tennis then.(彼はそのときテニスをしているところでした)

『彼はそのときテニスをしているところでした』みたいに、過去に行われていた一時的な動作を述べるときは、過去進行形<was/were +動詞のing形>を使うよ。ま、現在進行形のbe動詞(=is/am/are)の代わりに過去形の was/were を使う、ってことね」
「ing はそのまま?」
「そ。よって、『彼はそのときテニスをしているところでした』を英語にすると? 『そのとき』は then ね」
「He was playing tennis then.」
「てことさ。ところで、なんで、be動詞は was を使ったの?」
「主語が he だから」
「そのとーし! よくわかっちょるよ。ここまで、いい?」
「うん」
「んで、次。今度は現在進行形、過去進行形の否定文をつくってみよう。

【4】進行形の否定文のつくり方
|★進行形の否定文は、be動詞(=is/am/are/was/were)のうしろに not を入れてつくる(=<be動詞+ not +動詞のing形~.>の語順)。
||例1)肯定文:He is playing tennis now.(彼は今テニスをしているところです)
|||||否定文:He is not playing tennis now.(彼は今テニスをしているところではありません)
||例2)肯定文:He was playing tennis then.(彼はそのときテニスをしているところでした)
|||||否定文:He was not playing tennis then.(彼はそのときテニスをしているところではありませんでした)

ま、結論から言えば、文中にbe動詞があるわけだから、否定文にするときはbe動詞のうしろに」
「not を入れる」
「てことね。そうすっと、He is playing tennis now. を否定文にしたら、どうなる?」
「He is not playing tennis now.」
「そ。ちなみに意味は?」
「彼は今テニスをしているところではありません」
「うん。じゃあ、He was playing tennis then. を否定文にしたら?」
「He was not playing tennis then.」
「そ。ちなみに意味は?」
「彼はそのときテニスをしているところではありませんでした」
「てことね。OK?」
「オッケー!」
「んで、次、疑問文。

【5】進行形の疑問文のつくり方
|★進行形の疑問文は、be動詞(=is/am/are/was/were)を主語の前に出してつくる(=<be動詞+主語+動詞のing形~?>の語順)。
||例1)肯定文:He is playing tennis now.(彼は今テニスをしているところです)
|||||疑問文:Is he playing tennis now?(彼は今テニスをしているところですか)
|||||||||―Yes, he is./No, he isn’t.
||例2)肯定文:He was playing tennis then.(彼はそのときテニスをしているところでした)
|||||疑問文:Was he playing tennis then?(彼はそのときテニスをしているところでしたか)
|||||||||―Yes, he was./No, he wasn’t.
||※答え方…進行形の疑問文には、be動詞で答える(=do/does/did は使わない)。

こちらもbe動詞の疑問文と同様に、be動詞を」
「主語の前に出す」
「そのとーし! よって、He is playing tennis now. を疑問文にしたら?」
「Is he playing tennis now?」
「そ。ちなみに意味は?」
「彼は今テニスをしているところですか」
「そ。じゃあ、その疑問文に yes で答えてみよう」
「Yes, he is.」
「うん。no だったら?」
「No, he isn’t.」
「そ。be動詞で聞かれたら、be動詞で答える。んで、もいっちょ。He was playing tennis then. を疑問文にしたら?」
「Was he playing tennis then?」
「そ。ちなみに意味は?」
「彼はそのときテニスをしているところでしたか」
「そ。じゃあ、その疑問文に yes で答えてみよう」
「Yes, he was.」
「うん。no だったら?」
「No, he wasn’t.」
「てことね」
「意外と簡単」
「でしょ。ま、今までの積み重ねがあっての話だけどね。さて、現在進行形の用法で、チョイと注意が必要なものがあるんだけど、【6】ね。

【6】未来を表す現在進行形
|★go(行く), come(来る), leave(出発する), arrive(到着する)など、主に往来発着を表す動詞は、現在進行形で未来を表すことができる。
||例)I am leaving Japan tomorrow.(私は明日日本を出発するつもりです)

実は、現在進行形で未来を表すこともできるんですよ。ま、この場合はある程度、動詞が限られるんだけど、例えば、I’m leaving Japan tomorrow. って、どうやって訳す? leaving は leave(出発する)のing形ね」
「私は明日日本を出発しているところです、あれ? なんか変」
「だよね。この場合は未来を表す用法、ってことで、『私は明日日本を出発するつもりです』とか『私は明日日本を出発する予定です』って訳せばいい。ま、そういう用法もあるんだ、ってことを頭に入れときましょ」
「あ~い」
「はい、最後、【7】だ。

【7】進行形にできない動詞
|★状態を表す動詞は原則、進行形にしない。
||例1)I have an interesting book.(私は面白い本を持っています)
|||||※I am having an interesting book(×)とは言わない。
||例2)I know him.(私は彼を知っています)
|||||※I am knowing him(×)とは言わない。
|★主な「状態を表す動詞」
||例)have(持っている), know(知っている), like(好んでいる), love(愛している), belong(属している), understand(理解している)

『進行形にできない動詞』っていうのがあるんで、覚えときましょ。主に状態を表す動詞だね。例えば、『私は面白い本を持っています』な~んていう文は、一見、現在進行形の文っぽく見えるんだけど、こういうときは、I am having an interesting book(×)とは言わないで、普通に現在形を使って I have an interesting book. って言うよ。『私は彼を知っています』って言うときも、I am knowing him(×)とは言わないで」
「I know him.」
「そ。普通に現在形で表す、ってことね。OK?」
「オッケー!」
「おしっ。んで、ちゃっちゃと<スピンクスの謎18>をやっちゃうべ。

<スピンクスの謎19> 進行形
次の英文を(  )内の指示に従って書き換えなさい。
(1) He studies English every day.(every day を now に代えて現在進行形の文に)
次の英文を否定文に書き換えなさい。
(2) They are playing baseball in the park now.
次の英文を疑問文に書き換えなさい。
(3) Tom was reading a book in his room then.
2つの英文がほぼ同じ意味になるように(  )内に適語を入れなさい。
(4) She will come here soon.
|=She is ( ) here soon.
次の英文の誤りを正して書き換えなさい。
(5) Nancy is having a good camera.

はい、(1)から、書き換えた英文読みぃ」

次の英文を(  )内の指示に従って書き換えなさい。
(1) He studies English every day.(every day を now に代えて現在進行形の文に)

「He studying(×)」
「おいっ。現在進行形には必ずbe動詞が必要だぞ」
「あ、そっか。He is studying English now.」
「そのとーし! ちなみに意味は?」
「彼は今英語を勉強しているところです」
「おしっ。はい、次、(2)、書き換えた英文読みぃ」

次の英文を否定文に書き換えなさい。
(2) They are playing baseball in the park now.

「They are not playing baseball in the park now.」
「そのとーし! are のうしろに not を入れるだけだ。are not は縮めて aren’t でもいいよ。ちなみに意味は?」
「彼らは今公園で野球をしているところではありません」
「おしっ。はい、次、(3)、書き換えた英文読みぃ」

次の英文を疑問文に書き換えなさい。
(3) Tom was reading a book in his room then.

「Was Tom reading a book in his room then?」
「そのとーし! was を主語の Tom の前に出すだけだ。ちなみに意味は?」
「トムはそのとき自分の部屋で本を読んでいるところでしたか」
「うん。で、yes で答えたら?」
「Yes, he was.」
「おぉ、no だったら?」
「No, he wasn’t.」
「おしっ。いでしょ。はい、次、(4)、答え入れて読みぃ」

2つの英文がほぼ同じ意味になるように(  )内に適語を入れなさい。
(4) She will come here soon.
|=She is ( ) here soon.

「She is coming here soon.」
「そのとーし! 現在進行形で未来を表せるんだった。ちなみに意味は?」
「彼女はまもなくここに来るでしょう」
「おしっ。はい、ラスト、(5)、書き換えた英文読みぃ」

次の英文の誤りを正して書き換えなさい。
(5) Nancy is having a good camera.

「Nancy have(×)」
「チョイ待ち。Nancy は3人称単数主語だぞ」
「あ、そっか。Nancy has a good camera.」
「そのとーし! ちなみに意味は?」
「ナンシーはよいカメラを持っています」
「そ。状態を表す動詞は原則、進行形にできないからね。ま、have を『食べる』っていう意味で使うときは、進行形にできるんだけど、この英文の場合は『ナンシーはよいカメラを食べています』じゃ、おかしいわけで」
「クヒヒヒヒ、たしかに」
「ま、常識的に考えると『持っています』ってことで、現在形を使うのが正解。はい、通して今日のところ、どっか質問ある?」
「なしっ」
「おしっ。んで、本日終了。おつかれさ~ん」

帰り際、玄関ホールにて。――
「あれ? お姉様方は?」
「『黒蛇の間』にいるんじゃないのかなぁ」
「『黒蛇の間』?」
「うん。ウチの地下にあるの。呼んでくる?」
「いやいやいやいや、忙しいんだろうから、いいよ。んでねー」
――「黒蛇の間」って、何だ?

<オイディプスの答え19> 進行形
(1) He is studying English now.
(2) They are not playing baseball in the park now.
(3) Was Tom reading a book in his room then?
(4) coming
(5) Nancy has a good camera.

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