#24【業界研究】デベロッパー業界編
はじめに
こんにちは。
オレたちコロナ入社組のタクミです。
今日は不動産業界について紹介していきます。
そもそも業界研究や企業研究をこれから始める方は、目的や考え方についてこちらに記事で紹介しているので是非読んでみてください!
デベロッパーとは
デベロッパーは、開発事業者を意味する言葉であり、大規模な宅地開発や、リゾート開発に都市開発、
交通網の整備などを行う会社です。
これだけ言ってもどういうことかよく分からないので、ある土地に建物が建てられ、使用されるまでの流れを確認します。
土地に建物が建てられ、使用されるまでの工程には大きく下記の4段階あります。
・「企画・開発」
ある土地をどのように活用することが最適なのかを検討し、土地を取得して実際に開発する段階
・「販売」or「賃貸」
建設された建物を使用者に販売、もしくは貸し出す段階
・「管理」
販売、もしくは貸し出された建物や、街全体の
保守・管理を行う段階
デベロッパーは主に「企画・開発」を担当し、
その後の段階では関係会社との連携を深めてプロジェクトをリードしていきます。
その土地をどう活かすのか、その街をどのように魅力的に発展していくのか、を考えて実際にモノを建て、管理するまでが仕事になるのです。
主な業務内容
ここからは、デベロッパーの主な業務内容について紹介していきます。
用地取得
プロジェクトの出発点です。用地がなければ当然何も建てられません。
狙っている土地に対してさまざまな角度から調査を行い、その土地の価値を最大化する方法を考えます。
競合になることも多く、その土地への理解や地権者との信頼関係の構築が求められます。
企画・開発
用地が取得できると、用地取得の段階で検討していた案をさらに具体化し、開発する段階に移ります。
ここでは設計会社やゼネコンとの調整、プロジェクトの円滑な進行管理が業務内容となり、リーダーシップが求められます。
営業
建てた物件に対して、構想している利用者(オフィスビルであれば企業、商業施設であればお店の出店など)への営業活動を行います。
売却するか貸し出すことによって得られる利用料が収入源になるデベロッパーにとって、営業活動は売上に直結する大切な業務です。
管理・運用
営業後の適切なタイミングでのイベント企画や安全管理もデベロッパーが指揮をとって行います。
その建物はもちろん、周辺の街全体の魅力を高めるために何ができるのかを考え、企画し、実行していきます。
代表的な企業
ここからは代表的な企業について紹介していきます。
三井不動産
三井不動産は、昨年度の売上高は2兆1,000億円、
約1,900人の従業員数を誇る業界1位の企業です。
商業施設事業に強みを持っており、その賃貸収入は他のデベロッパーの中でも群を抜いて高くなっています。平均年収も約1,250万円と非常に高水準です。
三菱地所
三菱地所は昨年度の売上高約1兆3,495億円、
単体の従業員数は約970人を要する企業です。
大丸有エリアと呼ばれる、大手町、丸の内、有楽町エリアを中心に多くの土地を持っており、まさに日本の中心地の都市開発を行っています。
平均年収は約1,200万円と非常に高水準です。
森ビル
六本木ヒルズやアークヒルズなど、都心部を中心とした大規模な再開発を行っています。
昨年度の売上高は約2,400億円で、
従業員数は約1,600人です。
平均年収は約800万円となっています。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
「形に残る仕事」の代表であるデベロッパーの業務。
世の中に存在する高層ビルも大規模商業施設も、
その土地の獲得から構想、建設後の運用管理まで
デベロッパーが陰で支えているのです。
興味がある方はぜひ、さらに調べてみてください!
タクミ
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