【創作】Love Wing♡プリキュアep2 「みんなを守る!光と影のプリキュア誕生(2)」

ep1→ https://note.com/orecchi_no_blog/n/n1cb7899ced00

はづきの部屋。目覚まし時計を見て、頭を抱えるはづき。現在時刻は16時。

はづき「ね、ね、寝坊した…!!」

壁にかけてあるカレンダー見る。今日は4月27日月曜日。

はづき「月曜日、週刊ピョンチャンの発売日!くそ!!なんで!なんで昨日の私今日が月曜だって忘れてたの!!くそぉぉぉ…昨日に戻れたら絶対夜中宴なんて開かなかったのに!」

部屋の中は、飲み食いしたポテトチップスのゴミや、飲みかけコーラが転がっており、非常に散らかっている。汚い。

はづき「朝の時間帯に行かないと…(再び時計を見る)この時間じゃみんな下校中だよ…。絶対遭遇する。………でもぉ、」

部屋の中にある先週の週刊ピョンチャンを見つめる。

はづき「…気になる…続き…(唾を飲む)」

//

外。街に出てコンビニを目指すはづき。帽子を深く被り、伊達メガネとマスクを着け、もはや不審者の格好である。

チラチラと周りを見ながら、早歩きで進む。周りには下校中の生徒がチラホラ見える。

はづき(大丈夫…みんな知らない…。)

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無事にコンビニに辿り着き、ピョンチャンを買ったあとコンビニから出てくるはづき。
周りを見渡し、先程よりも下校中の生徒が増えていたため、裏道を使い帰ることにした。

裏道に入り、人通りが少なくなった事を確認したはづきは、マスクを取り、ポケットにしまう。

はづき「あー息苦しい。」

しばらく歩いた先で、道に迷っている一人の少女を見つける。

はづき「…外国人?」

その少女の肌は透き通るように透明で、髪の色は純白。目も青く、まるで同じ人間とは思えなかった。

はづき「…どうしよう。私英語なんて喋れないし。」少女「…。(はづきを見つめる)」
はづき「…え?」

少女、はづきに近づく。

はづき「え、え、え、え…?」
少女「…これ…。(地図を渡す)」
はづき「…え?(地図を受け取る)」

地図上の赤い印を見つめる。

はづき「あ、え、え、えと…」
少女「…」
はづき「ここ、行きたい、…です、か?」
少女「…わかる?」
はづき「…(地図を見つめる)えと…(少女を見つめる)ここ真っ直ぐ行って、そしたら、大きな図書館が見えるから、そこを右にずっと歩いて、そしたら…(少女を見る)」
少女「…?」
はづき「…に、日本語、わかる、ですか?」
少女「…?」
はづき「……えぇ…。」

〇〇〇

少女を連れて歩くはづき。もう一度マスクをつける。

はづき(あの時逃げてりゃ良かった…)
少女「あなた…」
はづき「あ、え?」
少女「この世界の人?」
はづき「え?」
少女「ここら辺、詳しいの?」
はづき(…待って、バリバリ日本語話せるじゃん。)
はづき「いや、まぁ、近くに、す、住んでる、から。」
少女「…そうなんだ。」

間。

はづき(…え、何この子。てか私これ、どこ向かってるんだ…?)

地図を見るはづき。

はづき(ここら辺住宅街とかじゃないよね…。)
はづき「え、あ、あの、」
少女「ん?」
はづき「この、今向かってる、えと、赤い印のところ、な、何があるんですか?お、おうち?」
少女「…おうち…おうち、みたいな所。」
はづき(みたいな所って何ー!!!)
はづき「へ、へぇ、そ、そうなんですか…。」
はづき(え、まてまてまてまて怖い怖い怖い怖い、これってもしかして、なんか、新手の誘拐とかじゃないよね?道案内した先で拘束金出せとか、ないよね!?)
はづき「え、あ、あの、や、やっぱり私…!」
少女「着いた。」
はづき「へ…?」

目の前には、「MAGIC RiRi」という看板が建てられている可愛らしいお店が立っていた。

はづき「「MAGIC RiRi」…?」

少女、店の扉を開ける。

少女「どうぞ。」
はづき「え?」
少女「お礼、させて。」
はづき「…。」

はづき、少し怖がりながらも、マスクを外し、店の中へ入っていく。


☆to be continued…

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